電管太郎

電気の事が大好きです。仕事もちゃんとしています。

高圧ケーブルの更新

2013-04-25 06:14:01 | 電気事故・故障例

高圧電気設備(自家用電気工作物)で、

一番電気事故が多い部分は『高圧引込みケーブル』です。 

  ◆高圧の電気を引いているお客様です。

  Keburu1_2Keburu3_5

  構造はこんな感じです。

  Keburu

 高圧の電気を絶縁を絶縁部(架橋ポリエチレン材)で持たせ、

 廻りを銅テープで包んで、端部でアース(接地)をしています。

こうした構造にすることで、電線の外側を触っても感電しないようになっています。

  ※ふつうの電線と構造がちがいます。(値段が普通の電線に比べて高い!)

しかし、この絶縁部分も時間と共に劣化して銅線部分から銅テープに電気が

流れるなることで地絡事故が発生します。

   ※ケーブルメーカーの交換推奨時期は15年程度

  <事故例>

Keburu1 Keburu2_5

 ここまで来ると高圧ケーブルが電気を送ることができません。

 ちなみに、復旧(ケーブルの入れ替え)までに1日から2日かかります。

☆停電を伴う年次点検で『高圧引込みケーブル』の絶縁診断を行います。

 ここで、異常を確認したらお客様へご相談いたしますので、

  『高圧ケーブル』の更新の検討をお願いします。 m(_ _)m

 それ以外の高圧電気設備の各機器の耐用年数は、

   15年を過ぎてからとなります。

   高圧ケーブルの状態を見ながらの更新のご検討が必要となります。 

 

                                       ・・・・ 電管太郎

 

九州電気管理技術者福岡協同組合<o:p></o:p>

 http://www.kfc-fukuoka.com/


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