高圧電気設備(自家用電気工作物)で、
一番電気事故が多い部分は『高圧引込みケーブル』です。
◆高圧の電気を引いているお客様です。
構造はこんな感じです。
廻りを銅テープで包んで、端部でアース(接地)をしています。
こうした構造にすることで、電線の外側を触っても感電しないようになっています。
※ふつうの電線と構造がちがいます。(値段が普通の電線に比べて高い!)
しかし、この絶縁部分も時間と共に劣化して銅線部分から銅テープに電気が
流れるなることで地絡事故が発生します。
※ケーブルメーカーの交換推奨時期は15年程度
<事故例>
ここまで来ると高圧ケーブルが電気を送ることができません。
ちなみに、復旧(ケーブルの入れ替え)までに1日から2日かかります。
☆停電を伴う年次点検で『高圧引込みケーブル』の絶縁診断を行います。
ここで、異常を確認したらお客様へご相談いたしますので、
『高圧ケーブル』の更新の検討をお願いします。 m(_ _)m
それ以外の高圧電気設備の各機器の耐用年数は、
15年を過ぎてからとなります。
高圧ケーブルの状態を見ながらの更新のご検討が必要となります。
・・・・ 電管太郎
九州電気管理技術者福岡協同組合<o:p></o:p>
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