電管太郎

電気の事が大好きです。仕事もちゃんとしています。

アナログテスターとデジタルテスターの扱いについて

2014-04-08 23:01:23 | うんちく・小ネタ

テスターの話です。

 電気回路の絶縁抵抗値の確認および測定に使う、

  絶縁抵抗計(メガテスター)は、

 抵抗値の表示には、アナログ式とデジタル式の2種類あります。

Tesuta

◆デジタル表示は、

  ある入力値に対して変換することで 測定値を数値化して

   液晶画面に数字として表示します。

◆アナログ表示は、

  測定針に電圧をかけて、

   その電流値から絶縁抵抗値を表示させます。

つまり、

 ◆デジタル表示は、正確な数字で測定値を表します。

 ◆アナログ表示は、おまかな針の位置で測定値を確認します。

ここで、各表示の特徴や弱点などをまとめると、

 ◆デジタル表示:正確な数字も、ずれると大変。

  また、外的な要因(ノイズなど)で表示値がバラついてしまう。

   意外と強度が強い。少々落としても大丈夫。

 ◆アナログ表示:比較的おおらかな表示ですのですが、

  外的要因には強く、安定した表示をしてくれます。

  ただし、落下には弱く、落とすと表示針故破損します。

実際に、絶縁抵抗値を測定する場合には、

  0.1~0.2MΩの前後での判断が十分できていいので、

  そこまでは、正確な値も必要がありません。

現場においては、

 測定器(デジタル式・アナログ式)は、

   2種類必要乗持っておくと安心です。

  1台だけでは安心できない、故障の可能性を確認したい。

  デジタル表示で測定表示が安定しない(数値がころころ変わる)時も、

  アナログ表示では安定して針が表示する。

  などの理由です。

   計測で使用する場合は、

   どちらが良いかどうかは断定できません。

                     ・・・・ 電管太郎【電】