テスターの話です。
電気回路の絶縁抵抗値の確認および測定に使う、
絶縁抵抗計(メガテスター)は、
抵抗値の表示には、アナログ式とデジタル式の2種類あります。
◆デジタル表示は、
ある入力値に対して変換することで 測定値を数値化して
液晶画面に数字として表示します。
◆アナログ表示は、
測定針に電圧をかけて、
その電流値から絶縁抵抗値を表示させます。
つまり、
◆デジタル表示は、正確な数字で測定値を表します。
◆アナログ表示は、おまかな針の位置で測定値を確認します。
ここで、各表示の特徴や弱点などをまとめると、
◆デジタル表示:正確な数字も、ずれると大変。
また、外的な要因(ノイズなど)で表示値がバラついてしまう。
意外と強度が強い。少々落としても大丈夫。
◆アナログ表示:比較的おおらかな表示ですのですが、
外的要因には強く、安定した表示をしてくれます。
ただし、落下には弱く、落とすと表示針故破損します。
実際に、絶縁抵抗値を測定する場合には、
0.1~0.2MΩの前後での判断が十分できていいので、
そこまでは、正確な値も必要がありません。
現場においては、
測定器(デジタル式・アナログ式)は、
2種類必要乗持っておくと安心です。
1台だけでは安心できない、故障の可能性を確認したい。
デジタル表示で測定表示が安定しない(数値がころころ変わる)時も、
アナログ表示では安定して針が表示する。
などの理由です。
計測で使用する場合は、
どちらが良いかどうかは断定できません。
・・・・ 電管太郎【電】
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