おはようございます!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。
先日の日経MJに次のような記事がありました。
「そば処でフードコート開拓」
・吉野屋がそばと牛丼を販売する”そば処吉野屋”の店舗網を急拡大している。
・主に牛丼店で失敗した商業施設のフードコートを開拓。
「カレー充実の新業態」
・はなまるはカレーメニューを既存店よりも拡充した新業態を東京・台東に開業した。これまではなまるうどんで提供してきたカレーメニューがサラリーマンらを中心に人気を集めているためニューの種類を増やした。
・店舗面積は約100平方メートル、席数は46。
(引用:2011/12/07 日経MJより)
とのことです。
吉野屋では、通常の店舗とは客層が違ってきているとのことで女性客が3割をしめ、50代以降や家族連れも目立つそう。
客層が広がったことで昼食への依存度が下がり、幅広い時間帯での売上確保が必要なフードコートで成功しているとのことです。
面白いのはBSE問題の時期、新業態開発にせまられ牛丼と焼き肉、牛丼と鶏肉、といったいろいろなメニューの組合せを試した結果、そばだけが残ったとのこと。同じ肉どうしでは新たな来店動機が生まれにくく、そばは女性もなじみやすく、牛丼との相性も違和感がないという結論になったそうです。
なるほど肉どうしの組合せっていうのは、ガッツリ系のように感じますから客層の広がりはあまりなさそうです。そばについては、そば屋のカレーや、そば屋のカツ丼って珍しくありませんからいろいろなものと相性がよさそう。そばと牛丼でOKなんでしょう。
一方、カレーうどんもりっぱなうどんメニューですから、はなまるのうどんとカレーの組合せも自然です。
単品商売のお店では、いかに強力な商品をもっていても客層や集客の時間帯などで広がりは出にくいでしょう。
ロケーションに合わせて、組合せを考えれば新たな業態開発ができ、出店エリアが広がりそうですね。
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経済産業大臣登録 中小企業診断士
NPO法人金融検定協会認定 ターンアラウンドマネージャー
藤田雅三