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おはようございます!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。
先日の日経MJに次のような記事がありました。
「作りたいものより売れるもの」
・神戸市灘区にあるバターサンド専門店「ボンボンロケット」は住宅街にある33㎡ほどの小さな店だ。~~常連客がひっきりなしに出入りする繁盛店となり女性誌にも取り上げられて通信販売の売上も好調だという。
(引用:2014/09/15 日経MJ)
とのことです。
店主曰く、なぜ数あるスイーツの中でバターサンドを選んだのかというと、
1.一般的な洋菓子に比べて賞味期限が長くロスが少ない
2.型崩れがしにくいので持ち運びに適していてギフト需要が見込める
最大の理由は、バターサンドには「一人当たりの生産量が極めて高い」ということだそうです。
1人の職人が1日で作れるスイーツは5万円程度、バターサンドはシンプルなので1日10万円程度まで生産可能だとのこと。
そうして最少人数で最大限の生産量を実現しているのだとか。
生産性の良い商品づくりをすることは食品の製造小売りでは重要ですね。
また、消費量が多いか少ないかも、家計調査年報などで統計的に見ておく必要があるかと思います。家計調査は大括りの品目ですが食品関連、惣菜や外食などの消費額は参考になります。
たとえば調理済み食品に消費する金額のうち主食的商品(弁当、寿司など)に消費する金額は40%程度を占めるとすると、惣菜屋を経営するとして煮物中心の品揃えよりも米飯や寿司の生産性を高める方が売り上げも上がりやすくなることが想定できます。
作りたいもの、趣味趣向も大事ですが、商売になるかどうかを計数的視点で冷静に考えることが大事です。
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経済産業大臣登録 中小企業診断士
NPO法人金融検定協会認定 ターンアラウンドマネージャー
JHTC認定 HACCPコーディネーター
藤田雅三