中小企業診断士 藤田雅三 ブログ

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値下げの効果は

2013年11月18日 07時07分55秒 | 戦略・ブランド・コスト・業務改善

 

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おはようございます!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。

先日の日経MJに次のような記事がありました。

「牛丼値下げ誤算の連続」
・4月中旬、牛丼の並盛りを380円から280円に値下げし世間を驚かせた吉野屋。半年後の今、客数が想定通りに増えず、業績の下方修正を余儀なくされた。
(引用:2013/10/14 日経MJ)

とのことです。

全体に占める牛丼の販売構成比は昨年まで5割程度だったのが、現在は7割程度に高まり他の商品の売れ行きが鈍く、値下げした牛丼に注文が偏った上、客数が伸び悩んでいるとのこと。

1店あたりの来店客数は1日平均500人が最低ラインで、値下げ前の3月は445人まで落ち込んでいたのが8月は532人になったものの、伸び悩んでいるようです。

伸び悩む客数に限界ラインを合わせて、コスト削減や改善事項の抽出、取り組みを社内プロジェクトで立ち上げているとのことです。

この数字の結果をみると、従来からの吉野屋のお客さんが安くなった牛丼に注文を集中させているような感じですね。
そして客数が伸び悩むということは、新規のお客様はあまり取り込めていないようにも思われます。

やはり値下げに頼る価格戦略には限界を感じます。

価格を下げても思ったように集客できず、喜んだのは従来からのお客様?という難しい時代になっています。

値下げで新規顧客を呼び込むのではなく、新たな客層にファンになってもらうためのしっかりとしたマーケティングが求められているように思います。 

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藤田雅三

 

 

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