商品開発において、どこに着目するかって重要ですね。
おはようございます!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。
先日の日経産業新聞に次のような記事がありました。
「冷めてもおいしさ持続」
・利便性や香りの良さが消費者に受け、急成長しているスティックコーヒー。けん引役となったのが味の素ゼネラルフーヅの「ブレンディスティック」だ。
・改めて飲用実態の調査をすると、7割以上の人がコーヒーカップ(140ミリリットル)ではなく、マグカップ(180ミリリットル)で飲用していることがわかった。当時もコーヒーミックスは140ミリリットルサイズが大半だったが、あえて180ミリリットルでの開発に挑んだ。
・10分以内で飲み干す人は約2割で、水温が冷める10分以上が8割を占めることも判明した。
・そこで「冷めても最後の一滴までおいしいと感じてもらえるコーヒー」に徹底的にこだわることにした。
(飲用:2010/12/10 日経産業新聞より)
とのことです。
飲用者にとって冷めた後に甘すぎると商品に秋を感じるということのようで、8割以上の人が水温が冷める10分以上かけて飲み干していることに着目されています。
コーヒーカップではなくマグカップで飲んでいるっていうのは、最近のコーヒーチェーンなどの流行を見れば、調査しなくても容易に気がつきそうなものですが、調査してみてきちんと確信が持てたということでしょうか。
また生産ラインの効率化にも成功されているようです。
粉末をパッケージに詰める際、粉が舞わないようにすれば生産速度をアップできるとのことで、ミルク、コーヒー、砂糖という3種類の粉末の粒の大きさを均一にすることで、生産効率を2~3割上げたとのことです。
どこに着目するかで、売れない理由が排除されたり、生産効率がアップしたりと、一気に好転することがあります。
さあ、あなたのビジネスでも、目の付け所を意識していらっしゃいますか。
▼ブログランキングに参加中です。1日1クリック応援よろしくお願いします!
にほんブログ村 / 中小企業診断士・経営コンサルタント部門
人気ブログランキング
blogramランキング
中小企業の戦略・マーケティング・人材開発/研修・人事制度のご相談はこちらまで。E-mail
藤田経営研究所 公式サイト
経営コンサルタント 中小企業診断士 藤田雅三