先日のテレビで、永六輔氏が色紙(「「いろがみ」ではなく「しきし」の方)の裏・表のことを話していました。
あれって、普通みんなが字を書く白い方が裏なんですね。
「本当は金粉の方に書くのだが、私のような者が表に書くのはおこがましい」という謙遜の意味で白い方に書くのだそうです。
そう言えば、昔の貴族の和歌などは金粉の方に書かれていますもんね...。
で、そこからいろいろとオモテとウラについて考えてみました。
硬貨の裏・表はわりと知られていますね。
十円玉で言えば平等院鳳凰堂の描かれている方が表。
これを初め知ったときは、それまでなんとなく表だと思っていた「10」と書かれた方が裏だったので驚いたものです。
ただ、なぜそちらが表かという理由の部分の記憶が曖昧で、自分の中では「日本国」と書いてある方が表だと定義してきました。
ところがこれも違っていたのです!
硬貨の表は「年号が書かれていない方」だそうです。
十円玉や百円玉、一円玉ではそれでも私の考えていた「表」と矛盾しませんが、五円玉だけは別です。
五円玉だけは「日本国」と年号が同じ面に書かれているんですね。
従って「五円」と漢数字がある方が表です。
今すべての硬貨を調べてみましたが、「漢数字のある方が表」、あるいは「絵柄がある方が表」と解釈しても間違いはなさそうです。
ところで「表」に対して「裏」は、どうしてもマイナスイメージがありますよね。
「裏目に出る」「裏切る」「裏表がある」「裏ぶれる」「裏金」などなど...。
どうしても日の当たらない暗いイメージが付きまといます。
かつて日本海側を「裏日本」と呼んでいた時期もありましたね。
わざわざ「日本海側」と言い換えたのも、「裏」という語が差別的ニュアンスを含んでいるからでしょう。
でも、「裏」が付く言葉でも必ずしもマイナスイメージだけでなく、それはそれで味があるという例も多くあります。
「裏町」「裏街道」「裏磐梯」「裏庭」「裏方」「裏番組」などです。
「表」の方がメジャーで注目を集めているのだけど、そうじゃない「裏」の渋い魅力にも目を向けている感じがします。
「もののあはれ」や「わび・さび」に通ずるところもありそうな...。
「裏千家」は単なる分類上の言葉ですから評価の要素は入っていません。
ま、これは、表も裏もそれぞれの良さがあるというだけのことですね。
さらに「裏」がプラスの意味を持ったものを探してみましょう。
「裏打ち」「裏書き」「裏付け」「裏をとる」などでしょうか。
いずれも「裏」が「表」を支える重要な役目を果たしています。
「表」だけではやって行けないのです。
「裏ワザ」はもっと積極的。
「表」を越えています。
「裏を返す」や「裏をかく」は微妙なところ...。
立場や状況によってはプラスイメージになりそうです。
将棋の駒は裏になるとパワーがアップします。
「歩」が一挙に「金」に昇格するなんて、その最たるもの!
まさに「成金」ですね。
将棋では圧倒的に「裏」の勝ちです。
オセロも、挟んだ方に取ってみれば裏は宝の山。
野球だって延長戦に入れば裏が断然有利...。
こうしてみると「裏」の魅力も捨てがたいですね。
ところで、コピー用紙の裏・表の見分け方がわかりません。
昔聞いたのですが忘れてしまいました。
どなたか、ちゃんと教えてくれませんか?
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あれって、普通みんなが字を書く白い方が裏なんですね。
「本当は金粉の方に書くのだが、私のような者が表に書くのはおこがましい」という謙遜の意味で白い方に書くのだそうです。
そう言えば、昔の貴族の和歌などは金粉の方に書かれていますもんね...。
で、そこからいろいろとオモテとウラについて考えてみました。
硬貨の裏・表はわりと知られていますね。
十円玉で言えば平等院鳳凰堂の描かれている方が表。
これを初め知ったときは、それまでなんとなく表だと思っていた「10」と書かれた方が裏だったので驚いたものです。
ただ、なぜそちらが表かという理由の部分の記憶が曖昧で、自分の中では「日本国」と書いてある方が表だと定義してきました。
ところがこれも違っていたのです!
硬貨の表は「年号が書かれていない方」だそうです。
十円玉や百円玉、一円玉ではそれでも私の考えていた「表」と矛盾しませんが、五円玉だけは別です。
五円玉だけは「日本国」と年号が同じ面に書かれているんですね。
従って「五円」と漢数字がある方が表です。
今すべての硬貨を調べてみましたが、「漢数字のある方が表」、あるいは「絵柄がある方が表」と解釈しても間違いはなさそうです。
ところで「表」に対して「裏」は、どうしてもマイナスイメージがありますよね。
「裏目に出る」「裏切る」「裏表がある」「裏ぶれる」「裏金」などなど...。
どうしても日の当たらない暗いイメージが付きまといます。
かつて日本海側を「裏日本」と呼んでいた時期もありましたね。
わざわざ「日本海側」と言い換えたのも、「裏」という語が差別的ニュアンスを含んでいるからでしょう。
でも、「裏」が付く言葉でも必ずしもマイナスイメージだけでなく、それはそれで味があるという例も多くあります。
「裏町」「裏街道」「裏磐梯」「裏庭」「裏方」「裏番組」などです。
「表」の方がメジャーで注目を集めているのだけど、そうじゃない「裏」の渋い魅力にも目を向けている感じがします。
「もののあはれ」や「わび・さび」に通ずるところもありそうな...。
「裏千家」は単なる分類上の言葉ですから評価の要素は入っていません。
ま、これは、表も裏もそれぞれの良さがあるというだけのことですね。
さらに「裏」がプラスの意味を持ったものを探してみましょう。
「裏打ち」「裏書き」「裏付け」「裏をとる」などでしょうか。
いずれも「裏」が「表」を支える重要な役目を果たしています。
「表」だけではやって行けないのです。
「裏ワザ」はもっと積極的。
「表」を越えています。
「裏を返す」や「裏をかく」は微妙なところ...。
立場や状況によってはプラスイメージになりそうです。
将棋の駒は裏になるとパワーがアップします。
「歩」が一挙に「金」に昇格するなんて、その最たるもの!
まさに「成金」ですね。
将棋では圧倒的に「裏」の勝ちです。
オセロも、挟んだ方に取ってみれば裏は宝の山。
野球だって延長戦に入れば裏が断然有利...。
こうしてみると「裏」の魅力も捨てがたいですね。
ところで、コピー用紙の裏・表の見分け方がわかりません。
昔聞いたのですが忘れてしまいました。
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