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東條英機 「わが無念」

2024-05-14 15:31:16 | Weblog

令和の今になってやっと日本人はアメリカGHQによる洗脳政策の呪縛から解かられようとしている このA級戦犯として戦勝国から一方的に裁かれ政治的リンチで獄中に散った元首相東條英機の「我が無念」佐藤早苗著を手にした

もうすぐ今の与党は選挙で敗戦の憂き目をみるだろう

腐り切り 己が政治生命 保身 利のみを考えている政治家に向けて今一度考えるべき東條英機の遺言をここに公開しようと思う

 

遺言(全文)

判決後考える所があって筆をとる。十二月二日に書き読し刑死前日二十二日再読す。

敗戦後の日本の状況は真に断腸の思いである。今日刑死されることは個人的には慰められるが、国内的にこれを見れば到底その責任は免れ得るものではない。殊に同僚や下條迄もその道連れとしたことは相済まぬ次第である。然し国際的にこれを見ればあくまで戦犯者ではない。力に屈したに過ぎないのである。天皇陛下及び日本国民に対しては自分の責任は甚だ重大だと考えている。然し軍隊の大部は陛下の御意図に依って行動したもので、その一部の無軌道によって全般を批難し、これが為忠良な臣民の遺族まで苦しめている現状は真に相済まぬ事である。そもそも裁判が平和の礎石となる為には更に司法権威者を集め、これによって公正に行なうのでなければ不可である。

本裁判を良なく云わしむれば政治裁判に堕し勝者の行なった裁判と称すべきである。

天皇陸下の御地位、存続の問題は申すまでもなくその存続は絶対に必要であって、これを思わないのは恰も空気等の大恩を忘れるのと同然である。近視眼になってはならない。一時の現象に眩惑されてはならない。東亜民族は小さくても列強と共に天地に存続する権利を有することを忘れてはならない。本裁判に於で@印度判事@の言動は真に尊敬に値し、東亜民族の誇であると借ずる。願わくは列国も排他的の観念を捨て共和的に進むべきである。日本の統治を行なっている米国の指導者達よ。願わくは日本の国民性を知り民心を失ってはならない。赤化を防がねばならない。日本が大東亜戦争において誠意を失い東亜民族の真の協力を失った事が敗戦の真因であった事を考察して貰いたい。日本が赤化の温床となれば危険はこの上もない。国民の大部分は凡人であるから衣食住問題の困難等が米軍が進駐している為であると思わせてはならない。

今日の状態からこれを見れば遺憾ながら失敗していると論ぜざるを得ないのである。

願るに赤化の防壁なる満州を捨ててこれを赤化の拠点とし、朝鮮を南北二分して争いの悲を作って仕舞った。日本が米国の指導の下に戦争を放棄した事は賢明であるが他の諸国もまた日本と同様にこれをやらねば駄目である。そもそも戦争を止めるのは人間から欲心を棄てさせねばならない。それには仰(宗教心)が必要であろう。熱るに世界各国は自国の事のみを考えている。畢意戦争は避け得ないであろう。故に自衛の問題は十分検討を要すべき問題であろう。

要するに世界第三次大戦は到底避け得ないであろう。然も日、独なき後はその立役

者は米ソ両国となるのは当然である。かかる場合当然極東もその戦場となるであろう。武力のない日本はこれに対して策を十分立てておかねばならない。これに対して当然米国もその責任が重大というべきである。日本人八千万人の生存して行ける方途を講しなければならない。産児制限はそもそも神意に悖るものである。追放、戦犯容疑等はこの際一郷し日本国民をして安んじて生業に在らしめる様にして貰いたい。面して自分の刑死を契機として遺族抑留者の家族等を援護願いたい。靖国神社に祀る様にし戦死者の遺族の気持を知ってその遺骨を還送し墓を守る様にせられたい。戦犯者の遺族を探護する事もまた当然である。日本の再建のためには特に青少年の教育を重視しなければならない。今日における青少年男女の教育は進駐軍の影響もあるだろうが、行き過ぎの点が少なくないと思う。日本固有の美風は守らなければならない。敵味方を論ぜず戦争が終末した今日、成るべく速かに合同追悼法会を営まれて欲しい。

一部の残虐行為のあった事は真に遺憾である。然し無差別爆撃等殊に広島、長崎における原子爆弾の如きは、勝者の不正である。これも同様料断さるべきものである。

日本における統師権独立の問題は、近代戦においては間違いだったと思考する。将来、国軍が編成せられるとせば、徴兵制にするか志願兵にするかは検討の要がある。訓練に当っては、勿論、忠君愛国を基調とすべきも、特に責任観念の旺盛なる事は大事

あり、この点は米軍に学ぶべき点が多い。また質実剛健だけの教育は、硬直に過ぎて駄目である。人の教育、素養の向上が、大事であって、これが為には、宗教心を昂揚することが、一手段であると思う。また国際条約の遊守、虜に対する

これは佐藤早苗著河出文庫「東條英機 わが無念」のコピペである

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(前出のインド判事について)

ラダビノード・パール(1886~1967年)は、日本の戦争犯罪を裁いた東京裁判(極東国際軍事法廷)の11人の判事団にインド代表としてくわわった人物です。

 東京裁判では、東条英機元首相ら戦争指導に中心的にかかわった政治家や軍人らが「通例の戦争犯罪」だけでなく、「平和に対する罪」「人道に対する罪」に問われ、25人が死刑や禁固刑などの判決をうけました。

 パール判事は、日本が戦争を開始した時点で、戦争は国際法上違法とされておらず、「平和に対する罪」「人道に対する罪」は「事後法」にあたり、罪刑法定主義の原則に反すると主張しました。また、非戦闘員の虐殺や捕虜虐待などの「通例の戦争犯罪」については、被告の関与は証拠不十分としました。そして、判事のなかでただ一人「全員無罪」を主張し、意見書を提出しました。これが「パール判決書」とよばれるものです。

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このように東條英機は死を前に明確に未来の日本を世界を予言し憂慮していたことがわかる

そして 今まで戦犯として貶められた彼がまさに正統なる政治家であり日本の侍であった

事がわかる 彼の冥福を今更ながら祈るばかりだ 合掌

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