これまた批判のようで、あまり書きたくはないのだが、
一般視聴者から見ても、明らかに、
「おかしい」、
と思えるような、統計的手法が使われたので、
ちょっと書いておく。
その番組は、社会的弱者の社会参画、として、
就労状況などをベースに、皆平等に就労できるような社会でなければならない、
ということを訴えているものである。
確かにそれは正しいと思う。
しかし、ちょっとおかしい手法でデータを出してきたので、
日本にはまだまだ男女差別がある、
というテーマが、かすんでしまうのではないか、
というおそれがあった。
まず、各国の女性の雇用比率が、パーセントを単位として棒グラフで出た。
基本的に、パーセント、が単位の場合、円グラフか折れ線グラフで出すのが普通である。
でもまあそこまでは、まだ許容範囲、と言えるかもしれない。
問題は、その後にあった。
今度は、その各国の女性の雇用比率にくっつけて、
女性の管理職比率を出してきた。
もちろん感覚的に、雇用比率より、管理職比率の方が下回るだろう、
ということは、想像に難くない。
しかし、いくつかの国の棒グラフは、
最初に出た雇用比率よりも、管理職比率のほうが、高くなっていた。
これは一体どういうことだ?
雇われている比率より、管理職に就いている比率の方が高いなんて。
私の方が間違っているのか?
などと思った。
しかしすぐに対処できた。
ほとんど「○○しながら」、で見ていたので、実際は違うのかもしれないが、
これは、単純に、母数が違うのではないか、と。
雇用比率は、多分労働人口を母数としているだろう。
そして、管理職比率は、「被雇用者」を母数にしているのではないか、と。
もしそうなら、同じグラフで、しかも一般的ではないパーセント棒グラフで、
母数が違うものをくっつけて示す、という誤解を招きやすい、というか、
誤解させて、危機感をあおる、日本の後進性を示す、というミスリードをしていることになる。
番組内容やその方向性は立派なのに、裏付けるデータが、故意にせよただのミスにせよ、
自分たちに都合の良い形で出されたことは、
非常に残念である。
一般視聴者から見ても、明らかに、
「おかしい」、
と思えるような、統計的手法が使われたので、
ちょっと書いておく。
その番組は、社会的弱者の社会参画、として、
就労状況などをベースに、皆平等に就労できるような社会でなければならない、
ということを訴えているものである。
確かにそれは正しいと思う。
しかし、ちょっとおかしい手法でデータを出してきたので、
日本にはまだまだ男女差別がある、
というテーマが、かすんでしまうのではないか、
というおそれがあった。
まず、各国の女性の雇用比率が、パーセントを単位として棒グラフで出た。
基本的に、パーセント、が単位の場合、円グラフか折れ線グラフで出すのが普通である。
でもまあそこまでは、まだ許容範囲、と言えるかもしれない。
問題は、その後にあった。
今度は、その各国の女性の雇用比率にくっつけて、
女性の管理職比率を出してきた。
もちろん感覚的に、雇用比率より、管理職比率の方が下回るだろう、
ということは、想像に難くない。
しかし、いくつかの国の棒グラフは、
最初に出た雇用比率よりも、管理職比率のほうが、高くなっていた。
これは一体どういうことだ?
雇われている比率より、管理職に就いている比率の方が高いなんて。
私の方が間違っているのか?
などと思った。
しかしすぐに対処できた。
ほとんど「○○しながら」、で見ていたので、実際は違うのかもしれないが、
これは、単純に、母数が違うのではないか、と。
雇用比率は、多分労働人口を母数としているだろう。
そして、管理職比率は、「被雇用者」を母数にしているのではないか、と。
もしそうなら、同じグラフで、しかも一般的ではないパーセント棒グラフで、
母数が違うものをくっつけて示す、という誤解を招きやすい、というか、
誤解させて、危機感をあおる、日本の後進性を示す、というミスリードをしていることになる。
番組内容やその方向性は立派なのに、裏付けるデータが、故意にせよただのミスにせよ、
自分たちに都合の良い形で出されたことは、
非常に残念である。