或る、統合失調症患者の独り言

Version 23,31. Jeder findet Liebe im Ende. - 宇多田ヒカル(私的ドイツ語訳)

余計なことかもしれませんが

2011-12-10 01:01:17 | 日記
ある記事にて、

「警察は権威を持っている」、

とありましたが、明らかに間違いだと思います。

警察は、単に、

「権力の実力行使機関」、

に過ぎません。

「権威」とは、そんな「警察国家」=市民の「相互監視社会」を作り上げているような方々には有りません。

「権威」は、「天皇」にしかありません。

敗戦を決定したと言われる「昭和天皇」の御前会議にて、唯一と言っていいほど、

初めて「天皇」が「権力」を用いました。

イギリスでは、「君臨すれども、統治せず」、という国王観がありますが、

基本的に、日本でも同じことです。

大日本帝国憲法下での「天皇」も、「輔弼」という形で事実上、内閣が「権力」を持っていました。

ただ、「権威」しか「天皇」にはありませんでしたので、「権力機関」である軍部の独走を止めることはできませんでしたし、

「天皇」の「権威」をかさに着て、「統帥権」という名のもとに、あのような行動をとったのだ、と思われます。

「権威」と「権力」は全く別のものであって、日本国憲法下では、完全に分離されています。

暴力団の次は、ネットが警察のターゲットのようですが、

これは、「権威」によるものではなく、「警察の独走」つまりは「権力」をかさに着ていた、

旧日本国軍と何の変りもありません。

「言論の自由」という事も叫ばれていますが、「警察」にはそんなものはお構いなしでしょう。

自分たちの「権力」ではなく、行政の一機関に過ぎない、ただの「実力行使機関」なのですから。

多分、ネット社会も様変わりするでしょう。

「警察の独走」を止めるような人がいないのですから。