或る、統合失調症患者の独り言

Version 23,31. Jeder findet Liebe im Ende. - 宇多田ヒカル(私的ドイツ語訳)

光文社古典新訳文庫版「クロイツェル・ソナタ」

2011-04-09 05:44:19 | 日記
この作品は、トルストイファンでも、好き嫌いが分かれるという。

私はまだ読んでいる途中なので、結論としては出せないが、

主人公(多分そう思うんやけど)の語りで、「性」に関する部分が、ちと辛い。

あまり女性にはおすすめできないかな、と言うのが今のところの感想。

舞台が19世紀末ロシア、という全くかけ離れた世界なので、一歩引いて見ないといけないかもしれない。

でも、意外と普遍性があるのかも、とも思えてくる。

とにかくこの作品は、光文社古典新訳文庫の「イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ」に所収の2作品のうちの一つ。

どちらも心が痛い。

ただ、これを反面教師にして、「ちゃんと生きる」、という事ができるかもしれない。