里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

オトギリソウ(弟切草)

2014年07月18日 | 7月の花

セイヨウオトギリは木津川河川敷に嫌と云う程群生してるが、この在来種のオトギリソウはここ山城では殆ど見かけない。 

これは山裾散歩道、茶畑縁で見かけた2~3株・・・、クズやヨモギなどの夏草に紛れ黄色い花を付けていた。

花はセイヨウオトギリに良く似ているが葉が全く違うので見紛う事はない。

花屋萼片に黒い点線が入っているのは一寸奇妙な気がします。 

撮影2014.7.4

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オトギリソウ科オトギリソウ属 :多年生植物。

日本全土から朝鮮半島、中国大陸の草地や山野に自生、高さ20cm~60cmにまで生育し、夏に2cm程の黄色い花を咲かせる。

葉の表面に褐色の油点が見られるが、これはヒペリシンという光作用性物質で、これを摂取した後に日光に当たると皮膚炎や浮腫を生じる。

またオトギリソウにはタンニンが多く含まれており、全草を乾燥させたものを小連翹(しょうれんぎょう)と称して生薬として用いる。

和名の弟切草は、この草を原料にした秘薬の秘密を漏らした弟を兄が切り殺したという平安時代の伝説によるもので、この不吉な伝説のため、付けられた花言葉も「怨み」「秘密」と縁起が悪い。

花は黄色で直径1.5~2.5cmの1日花で、茎の先に集まり、花弁は5個で、萼片とともに黒点と黒線が入る。

雌しべの花柱は3個。雄しべは多数あり、基部で合着する。



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