2001年2月6日、ベトナム旅行18日目。ハノイからホーチミンまでのオープンバスは、切符は通しで買うが、途中下車は自由である。前日に電話で予約すれば、降りたところでまた乗れる。途中で乗り換える必要もあり、フエなどでは泊まらないと先に行けない。私にとっては、ここからホーチミンまでは言葉の通じない世界でもある。いくらか不安もあったが、ここまで来れば度胸を据える以外ない。
夕べは8時頃に発車した。ずいぶんボロいバスだ。タムコックへのツアーで一緒だった女子学生とまた一緒になった。他にも若い日本人女性が2人、いずれも単独で旅行している。9時半、ニンビンで日本人女性1人を含む3人が下車。朝7時、ドンホイで2人下車。ここを出てしばらくしたら、渋滞していて動かなくなった。原因がさっぱり分からないまま1時間15分、対向車が続々とやってきて、こちらも動き出した。少し行くと大小2台のバスが正面衝突していた。
10時半近くになって、やっと朝食休憩。食堂には入らず、フォン・マイにもらった菓子、マンダリン、パンを食べた。片足のない男が物乞いをしていたが、食堂で残り物をもらって食べていた。
12時半、フエ到着。バスがホテルの前で止まった。割にきれいな部屋で10ドルだったからさっさと決めた。ここで2泊する。バスタブがないが、まあいいか。ところが、例の女子学生さんが5ドルにまけろと交渉している。かなり長時間粘っていたが、結局まけさせてしまった。ベトナム人より日本人の方がすごい!
明日のDMZツアーを予約。明後日のバスも予約。
フエはベトナム最後の王朝グェン朝(1802〜1945)の都である。華麗な王宮はベトナム戦争でほとんど破壊された。周辺には歴代の王の廟が散在する。私は1999年夏のエスペラントアジア大会の大会後遠足で一度来ており、その時に王宮やいくつかの廟を回っている。今回はホテルでタクシーをチャーター(10ドル)して、前回行かなかったところに行くことにした。
カイ・ディン帝廟、外観は黒っぽくてさえないが、内部はタイル装飾で華麗。入場料55,000ドン(約3ドル)に駐車料金10,000ドンは高い。ティエウ・チ帝廟(22,000ドン)は以前来たミン・マン帝廟とよく似ている。隣にお寺があって、内部にヒスイ画がたくさん飾ってある。このあと訪れた2つの廟にも同様のお寺があった。
トゥ・ドゥック帝廟(55,000ドン)。規模が大きく観光客も多い。蓮池に美しい木造の釣殿がせり出している。ここでヤシの実を10,000ドンで。まず上部を切ってストローでジュースを飲む。そのあと、実を割って中の白い肉を食べることを教えてもらった。味が薄く、脂肪分が多そうだ。3分の1くらいしか食べられなかった。
運転手が、ここからドン・カイン帝廟(22,000ドン)へは歩いていけという。おかしな男が勝手にガイドについてきた。たいした距離ではなかったが、車でも入れるところだった。「ガイド」が茶色の豆のようなものを食ってみろという。やたらに酸っぱかった。戻ってくると、運転手が「ガイド」の男の家がそこだからお茶を飲んでいこうという。断ると、今度は「ガイド」がチップをくれという。タクシーのチャーター料はすでに払ってあるから、必要ならホテルでもらえと、断固拒否。彼らの英語もあまりよく理解できないが、私はエスペラントでしゃべるから、どこまでお互いに分かっているのかよくわからない。
夕方前にホテルに戻った。歩いて橋を渡って、ドンバ市場へ。ハノイよりも品が豊富な感じがする。戻ってきたらレストランのオープンスペース(歩道いっぱいに椅子とテーブル)に例の女子学生さんが座ってジュースを飲んでいる。私も座って、メニューを見ると日本語でも書いてある。カタヤキソバと生春巻きで20,000ドン。すごい量だったので、学生さんに半分お裾分けしてしまった。ハノイではあまり見なかった日本人観光客が目につく。南に行くほど多くなるそうだ。
写真はカイ・ディン帝廟とその内部
夕べは8時頃に発車した。ずいぶんボロいバスだ。タムコックへのツアーで一緒だった女子学生とまた一緒になった。他にも若い日本人女性が2人、いずれも単独で旅行している。9時半、ニンビンで日本人女性1人を含む3人が下車。朝7時、ドンホイで2人下車。ここを出てしばらくしたら、渋滞していて動かなくなった。原因がさっぱり分からないまま1時間15分、対向車が続々とやってきて、こちらも動き出した。少し行くと大小2台のバスが正面衝突していた。
10時半近くになって、やっと朝食休憩。食堂には入らず、フォン・マイにもらった菓子、マンダリン、パンを食べた。片足のない男が物乞いをしていたが、食堂で残り物をもらって食べていた。
12時半、フエ到着。バスがホテルの前で止まった。割にきれいな部屋で10ドルだったからさっさと決めた。ここで2泊する。バスタブがないが、まあいいか。ところが、例の女子学生さんが5ドルにまけろと交渉している。かなり長時間粘っていたが、結局まけさせてしまった。ベトナム人より日本人の方がすごい!
明日のDMZツアーを予約。明後日のバスも予約。
フエはベトナム最後の王朝グェン朝(1802〜1945)の都である。華麗な王宮はベトナム戦争でほとんど破壊された。周辺には歴代の王の廟が散在する。私は1999年夏のエスペラントアジア大会の大会後遠足で一度来ており、その時に王宮やいくつかの廟を回っている。今回はホテルでタクシーをチャーター(10ドル)して、前回行かなかったところに行くことにした。
カイ・ディン帝廟、外観は黒っぽくてさえないが、内部はタイル装飾で華麗。入場料55,000ドン(約3ドル)に駐車料金10,000ドンは高い。ティエウ・チ帝廟(22,000ドン)は以前来たミン・マン帝廟とよく似ている。隣にお寺があって、内部にヒスイ画がたくさん飾ってある。このあと訪れた2つの廟にも同様のお寺があった。
トゥ・ドゥック帝廟(55,000ドン)。規模が大きく観光客も多い。蓮池に美しい木造の釣殿がせり出している。ここでヤシの実を10,000ドンで。まず上部を切ってストローでジュースを飲む。そのあと、実を割って中の白い肉を食べることを教えてもらった。味が薄く、脂肪分が多そうだ。3分の1くらいしか食べられなかった。
運転手が、ここからドン・カイン帝廟(22,000ドン)へは歩いていけという。おかしな男が勝手にガイドについてきた。たいした距離ではなかったが、車でも入れるところだった。「ガイド」が茶色の豆のようなものを食ってみろという。やたらに酸っぱかった。戻ってくると、運転手が「ガイド」の男の家がそこだからお茶を飲んでいこうという。断ると、今度は「ガイド」がチップをくれという。タクシーのチャーター料はすでに払ってあるから、必要ならホテルでもらえと、断固拒否。彼らの英語もあまりよく理解できないが、私はエスペラントでしゃべるから、どこまでお互いに分かっているのかよくわからない。
夕方前にホテルに戻った。歩いて橋を渡って、ドンバ市場へ。ハノイよりも品が豊富な感じがする。戻ってきたらレストランのオープンスペース(歩道いっぱいに椅子とテーブル)に例の女子学生さんが座ってジュースを飲んでいる。私も座って、メニューを見ると日本語でも書いてある。カタヤキソバと生春巻きで20,000ドン。すごい量だったので、学生さんに半分お裾分けしてしまった。ハノイではあまり見なかった日本人観光客が目につく。南に行くほど多くなるそうだ。
写真はカイ・ディン帝廟とその内部