ぴよ姉の気晴らし日記

ぴよ姉の気晴らしの日々(Since* 2006.4.17)

世界バレエフェスティバル<Bプロ #2>-2 @ 東京文化会館大ホール(8/9)

2009-08-13 21:11:40 | Dance
 やはり長くなってしまったので、2つに分けます。

前編(-1)は、こちら

ここのところフェス三昧と仕事始まりということもあって、頭がヘロヘロ。
記事を書き始めようとすると、だら~んと無駄にドラッグしてたり。
折角書いたのにバックしてしまって台無しにしたり。

切ないながらも再び書いたら、訳分からんし!
週末に、コジョカル眠り全幕を控えてるから必死に上げます。
毎日がギリギリ。2駅とかでも眠ってる神技。

じゃ、続き。コピペ誤りあったらすみません。
メモ帳でキーを叩いておいてから、ここに載せてるんで、
フラフラの手元で貼る場所を、全然 違うところだったりしたら、も~、土下座にてゴメン。

 

4.『マノン』より第1幕のパ・ド・ドゥ
    振付:ケネス・マクミラン/音楽:ジュール・マスネ
    アリーナ・コジョカル(英国ロイヤル・バレエ団)/ヨハン・コボー(英国ロイヤル・バレエ団)


演目変更になったらしい。最初は沼地のパドドゥだったみたい。
コジョカルの沼地、観たかった気がする。だって彼女はどちらかというと清純なものが多いし、
そっちの方で評価されているかもしれないが、興味の部分では、絶対にそっちがよかった。
全般的に難しいリフトが多いけど、美しくまとまっていた。


5.『アパルトマン」より "ドア・パ・ド・ドゥ"
    振付:マッツ・エック/音楽:フレッシュ・カルテット
    シルヴィ・ギエム/ニコラ・ル・リッシュ(パリ・オペラ座バレエ団)


なんてったって今夜のベストアクト。マッツエックが好き!アパルトマンが好き。
ギエムが出てはいないけど、パリオペラ座のDVDをどれだけ繰り返し観ただろう。
桟敷席だから、のぞきをしているかのようにオペラグラスを見続ける。ちょー怪しい。
だって、やっぱり細かい動き、表情まで観たい!時々は舞台全体の二人を観たりもして。
最初にギエムがドアをノックする。コンコンコンコンッって4回を狭い間隔で叩く。
日本だったら、コンコンッ なのにw いや、どこか切迫した状況なのかもしれない。
後者か。彼の手がドアの横から彼女の身体を捉える。この時点で、もうこの作品に掴まれる。
2人でユニゾンで踊るシーンが好きだ。シルヴィとニコラが何とも嬉しそうに楽しく踊ってる。
Aプロとは又全然違う作品を軽やかに、そして完璧に、しかも楽しんで踊るの。
なんだかんだいって、毎回やられてる。
コンコンコンコンッ ドアはバタンと閉じられるイメージのラスト。
アパルトマン、日本で上演してくれまいか?
ル・パルク(プレルジョカージュ)も最高だったけど、マッツエックが観たいよ。


6.『ベラ・フィギュラ」
    振付:イリ・キリアン/音楽:アレッサンドロ・マルチェッロ
    オレリー・デュポン(パリ・オペラ座バレエ団)/マニュエル・ルグリ(パリ・オペラ座バレエ団)


このコンビで観るベラフィギュラは何度目?オレリーのソロ観たっけ?
記憶を完璧には辿れないから、レポをログに残すことでデータベースになる。

彼女は純クラシックはもちろん、この手のコンテンポラリーも秀逸。
それで、あの端正な顔立ちにエレガントな容姿。
オレリーがルグリに巻き付くようになるリフトも、きっととても難しいだろうし、
信頼関係とコンビネーションが大切だと思える作品。ブラーボ!


♪休憩15分♪

下に降りたけど、特に予定はなく、様子を見ながらプラプラしていただけ。
ちょっと買おうかなって迷っていたエコバッグ(1,000円)は早々に完売したそうだ。
あ~ぁー、こんなことなら買っておけば良かった。入荷予定もなしだって言うしさ。
NBSが企画するバレエ公演のチケット販売にも余念がない。
これだけのバレエファンが来ていて、何か特典をつけて売ろうとする。
そう、コジョカルのサインとかもあったわ。


■第3部■ 17:50~19:10


1.『海賊」
    振付:マリウス・プティパ/音楽:リッカルド・ドリゴ
    ナターリヤ・オシポワ(ボリショイ・バレエ)/レオニード・サラファーノフ(マリインスキー・バレエ)


普通にクラシック演目だと、適当に観てしまう。
しかも、プティパだったりすると余計にそうだ、もちろん嫌いじゃない、むしろ好き。
なのに、どうしてだろう?進行も音も、どうくるかわかっているから?ただ違うのはダンサーだけ。
そのダンサーに興味がないといったら、それまでだ。
あと座席が見切れ過ぎて、くたびれて観る気が失せていたのも確か。
オペラグラスをのぞいて、ダンサーを追っていくと、そこに映るのは人の頭になってしまう。
休もう。グランフェッテはどう回っただろう?拍手喝采だった?あ~あ覚えてない。
サラファーノフのマネージュは案の定高さがあって良かった。


2.『ル・パルク」
    振付:アンジュラン・プレルジョカージュ/音楽:ヴォルフガング・A.モーツァルト
    ディアナ・ヴィシニョーワ(マリインスキー・バレエ)/ウラジーミル・マラーホフ(ベルリン国立バレエ団)


この作品の3つのパドドゥのうち、どれかと考えていたのだけど、あ~やっぱり、官能のこのパドドゥ。
でも、難しいよ~。私がオペラ座の来日公演で観たものは、ルグリとプジョルだった。
それは、期待以上のもので、思っていたものよりも、ずっとずっと素晴らしいものだった。
まず登場シーンですが、やっぱり難しいよね。無難に踊っていたというか表現していたヴィシ。
注目したのは、冒頭のシーン、両足の間につまり股間に頭を突っ込むところ前後。
難なくやっている気がするけど、表情とかまだまだな気がするなぁ~求めすぎなのか?
例の回転部分は、3回転止まりで振りを変えていたようだね。
あそこは、回転の回数があってこそ、胸に迫ってくるものだから、できないならやらない方がいいのでは?
あ~あ、求めすぎだよね。すみません!


3.『ブレルとバルバラ」  
    振付:モーリス・ベジャール/音楽:ジャック・ブレル、バルバラ
    エリザベット・ロス(モーリス・ベジャール・バレエ団)/ジル・ロマン(モーリス・ベジャール・バレエ団)


ん?覚えてない。ちょうど、このあたりの時間は眠くてたまらなくなる。
しかも、Beerをいただいているしね。
作品自体はベジャールの作品で、ジルが踊り慣れていそう。
ロスもベジャールバレエ団なので、余裕といったところだろう。


4.『エスメラルダ』
    振付:マリウス・プティパ/音楽:チェーザレ・プーニ
    タマラ・ロホ(英国ロイヤル・バレエ団)/フェデリコ・ボネッリ(英国ロイヤル・バレエ団)


タマラが登場すると華やかだ。小柄で決して体型に恵まれているとは思えないから、きっと努力の人。
ベストアクトはギエムとニコラと思っていたけど、彼女に持っていかれた。
ヴァリアシオンは子供達が未来のバレリーナを夢見て参加するバレコンで観ることが多かったけど。
なるほど、本当の踊りはこれなのだと思う。キメキメキメが大事だけど、彼女のキメは全部を見せつけるんじゃないから品がある。
確かに技術をありったけ見せて、得点に結びつけるコンクールとは。違うかもしれないが、うまい。
当たり前だけどね。自分の良いところにポイントを置いている!メリハリ!!
タマラは回転が得意なので、回るところはこれでもかと見せつけてくる。しかもいやらしくない。
ヴァリアシオンのピルエットでのめり込んだ。美しい!
そしてラストの高々と脚を上げながら、タンバリンを鳴らすとこ。
止まるね~やるね~でも雑になんかならない丁寧な脚さばきにポールドブラ。
最後だって確実なダブルを決めるわー。
そして、観客の心を虜にしたコーダ!グランフェッテ。
シングル、シングル、続けて来るのは、シングル ダブル が妥当。
ところが、ダブルでも、トリプルでもなく、4回転をしてきた~!それを4セットぶちかました。
そして、次がまた、まったく、この人は!
シングル シングル シングル ダブルだったと思うけど、4方向に視線の正面を移動していくやつ。
回転が得意だったら、視線、向かっていく方向に迷うわけはないけれど、角の4方向って~っ!
口が開いたまま、たぶん閉まってない。拍手だって、ずっと鳴りやまない。
つか、次に フェデリコ 出にく~い。
んー。もはや彼の踊りっぷりを何も覚えちゃいない。ごめんね~それだけ、タマラが凄かった。


5.『オネーギン」より第3幕のパ・ド・ドゥ
    振付:ジョン・クランコ/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
    マリア・アイシュヴァルト(シュツットガルト・バレエ団)/フィリップ・バランキエヴィッチ(シュツットガルト・バレエ団)


ルグリとルディエールの名コンビで演じられたものを思い出した。
この短い時間なのに、一気にドラマティックな劇中へと引きずり込まれる。
ところは書斎、手紙を引きちぎって、ぶちまけて、彼が去っていくまで。
フィリップも年相応になってきているし、マリアはエスメラルダよりも遙か~に良かった。
これだけ演技力があるのなら、もう少しエスメの三幕のパドドゥも演技できたのではと思うけどな。
うぅ…フィリップ素敵だ。そりゃ、もうルグリは最高ですが、フィリップの付け髭がこれまたやばいわ。
ありがとう!


6.『ドン・キホーテ」
    振付:マリウス・プティパ/音楽:レオン・ミンクス
    スヴェトラーナ・ザハロワ(ボリショイ・バレエ)/アンドレイ・ウヴァーロフ(ボリショイ・バレエ)


比較するものではないが、ザハロワのキトリは正当だった。
テクニックを争うものでもないし、個々のパフォーマンスで見せていけばいいのだと思う。

フィナーレ 「眠れる森の美女」よりアポテオーズ (ピョートル・I.チャイコフスキー作曲)



でも、観客の中には超テクにしか気づかない客(本当のところはわかりませんが)も大勢いる。
ドンキ、海賊、グランフェッテにマネージュで拍手して、終わったら、ブラーボ!
拍手をできるのが、そのテクニック披露のときでしかないわけで、なんか寂しい気がする。
わかりやすいけどね。
ブラーボさんが近くにいたもんで、ちょっとあまりにもなんで書きました。

最後のレベランスを観ながら、ガラも観たいよとまた思う。
今頃(8/13)、最後のお楽しみがお楽しみな皆さんが、座席に座っているのね。
楽しんで~(泣) ←前回(2006年)もガラには行けなかったのでした(悔)




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