もう あそこは嫌だっ

　デザートやフルーツを食べながら、ちょっと気持ちが緩くなったときに、息子と話をする。
新年度のことで、ちょっと踏ん張ろうって、先生と私で声掛けしたのだけど、傷つけちゃったかな・・・
「もう あそこは嫌だ」と言う。

あそことは、息子が在籍している養護学校のこと。
昨年度に入学して、行ったのは数日だ。
やがて 週休五日になり、私と一緒に行くのだけど、月一になった。
何とかつなげてきたけれど、もう限界みたいだ。
「無理させっちゃったかなぁ」と今になっては思うのだけど・・・、
私の中では、無理のないように、本人が先生の前では言えないことも、私から息子の気持ちを先生に伝えて、最低限のできそうなことだけを してきたつもりだった。あとは、私の中でぐるぐるぐるぐると 考えるだけだ。

　“社会性が身につかない！ 自立できない！”

　“私が死んだ後 どうやって暮らすのか？”

心配で心配で、何とかしなくちゃと思うばかり。
やっぱり私の言葉が、彼に無理強いさせていたのかも？

高機能自閉症ったって、個人々々で問題は異なる。
同じ軽度の発達障害でも、きちんと どこかに通うことはできて、コミュニケーションは噛み合わなくても、周囲のものの理解や協力で、何とか社会生活を送れている子も沢山いる。そんな中で、息子は、彼のこだわりだったり、気にしすぎてしまったりするのは、性格に拠るものが、かなり影響しているのかもしれない。

　“本当にどうしていいのか困っている！”

発達障害支援センターの面談を通して見つけられるんだろうか？分からない。

学校に入るまでは、それなりに大変だけど、辞めてしまうのは簡単！
「どうしよう？」しがみついていても、本人が嫌なんじゃしょうがないか。
だけど何も見つかっていない今、辞めることは どうなの？

まだ 答えは見つからない。

※ 画像は、銀座三丁目「マゼラン」のプレーンチーズケーキ
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