ぴよ姉の気晴らし日記

ぴよ姉の気晴らしの日々(Since* 2006.4.17)

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  カテゴリは雑多で、以下、1.2.3.のようなことが主です。
  個人の備忘録、データベースとして活用しています。
  体質に合わない方はご遠慮ください。
  もし気に入っていただけたなら、どうぞごゆっくりお過ごしください。

   1.バレエ/ダンス
   踊ることをこよなく愛す、何でもダンサー。

   2.芝居・ライヴ
   お芝居を観るのが好き・・・最近は行けず
   ライヴは行ったらログを残すようにしています。
   記憶力はなく、多々間違いもあるかもしれません。ご了承ください。
   イチオシ10-1mmクン達のライヴは減っています。

   3.母子家庭・軽度発達障がい(非定型自閉症・知的障がい)
   発達障がいの子供達(もう大きい)と泣いたり笑ったりして日々暮らしています。

  ハンドルネーム 『ぴよ姉(ぴよねえ)』 とは?
  バレエ演目「眠れる森の美女」 パ・ド・シス (6人の踊り)を踊った時の仲間に呼ばれていた愛称
  カナリアの精を踊ったから 「ぴよ」 なんだそう。


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 【更新履歴】
   あんまり覚えてないながらも今後もライヴレポログ更新予定(公開するかは未定)

  ★★★CDJ0910レポのザッと書いたVer.ですが、読んでほしいので残します★★★

     2010.1.3(sun) CDJ 09/10 ~ざっと書くとこんなん編~ @ 幕張メッセ(12/31~1/1)

   この記事はコメントに目を通してもらいたくて残している。
   ブログなんてオレ様で好き勝手書いている自分の為のログなんだけど、
   読む人によっては不快になるのだと教えてもらった。
   今頃になって思うのだけれど、こんな風に伝えてきたことは彼女の心の寂しさだったのではないでしょうか?
   そして最終的には己に返ってくるのではないの?と思ってる。(ご自身へのメッセージ)
   しかし!これからは人に伝えることにも気をつけないとだなぁ~と感じさせられた。
   傲慢さはどうしても出ちゃう。それは自分ログだから否めないけど、
   すっかり文章が書けなくなっちゃったのには困ったものだ。





ROCK IN JAPAN FES. 2009 #2-2 @ 国営ひたち海浜公園(8/1)

2009-08-08 15:25:41 | Live・Play
 夕方が近づいてくると、段々と寂しい気持ちになってきた。
最後のBAWDIESに向けて、フラフラしている時、楽しいのに寂しい変な感じ。

未だ未だ楽しいがいっぱい♪ 3日行ったら体力持たなかったろうね。
大体、ロッキン初日の前日に、FIVE ON THE MOVE イベント。
炎天下の日に、朝から夕方まで参加してるんだから、ド阿呆です。
ロッキン初日に既に日焼けをしていたっていう

じゃ、2日目の後編にいくよ~ 前編は、こちら


8/1(sat)
(1)dustbox(LAKE STAGE)
  ~泉谷しげる(SOUND OF FOREST)「雨上がりの夜空に」~
(2)cinema staff(PARK STAGE)

(3)Fed MUSIC(PARK STAGE)
  GOOD 4 NOTHING(LAKE STAGE)4曲
(4)未完成VS新世界(WING TENT)
(5)a flood of circle(WING TENT)

  ~サンボマスター(LAKE STAGE)~
  ~Northern19(SOUND OF FOREST)~
  ~ASIAN KANG-FU GENERATION(GRASS STAGE)「惑星」「転がる岩に~」~
  ~片平 実(DJ BOOTH)「Discommunication/9mm Parabellum Bullet」卓郎さん飛び入り~
(6)THE BAWDIES(Seaside Stage)




(3)Fed MUSIC (PARK STAGE)
本日2杯目のBeerを飲んでから、くたびれた身体を癒します。
えりっぺを待ちながら、木陰でゴロン。あー至福の時だ。
PARKはフォレストみたいに虫がいなくて心地よいです。本当に寝てしまいそうだ。
最高だ!自然よ、万歳!

5ON の時に、りく君が事前調査(笑) ロッキンに来る人、沢山手を挙げていた。
その割りに転換中は、ゆる~い感じで、私は木陰でゴロンとしてられて気持ちいい時間だったな~。
そして音あわせのリハも寝っころがりながら聴く。
なんと、POLICE 『Every Breath You Take』 やってるから、自然に歌詞が出てきて口ずさんでしまう。
こんな時間がいいよね!?
昨年のフォレストも同じような事をAPOGEEのリハでも。
曲は、QUEEN 『WE WILL ROCK YOU』 だった。 永野さんのQUEEN

しばらくして、待ち合わせしたえりっぺと無事に再会。
終演後にFed と アスフラの限定CDを渡せた~、良かった

登場する彼らはとってもフラットで気負いなくて、PARK STAGE に合っている。
MCでは、告知は定番よね。限定販売のデモCDは5ONとロッキン限定。
遊び感覚で録ったものだって喋っていた。それがいいのよって同意。
りく君があつしのストラップが臭いと話す。
なんか 酸っぱいんだよね、これを物販に置いとくか(人寄せに使う鬼ボーカル)
一回200円で嗅げるってのはどう?(しかも金とるんか~っ!?稼ごうとまで?)

ベースあつしさんが、あつしスペース(彼の前の下手側)だけ、やけに人少ね~!と不満を漏らす。
しかも、内輪しかいないっていうのにも、ウケたw
一緒にライヴ参加している えりっぺがアスフラのだいちゃんがいる!って教えてくれた。
(asphalt frustrationは、最終日出演予定)
しかし、だいちゃん最前って(笑)

Fed は、やっぱり楽しかった~。セトリわかんなくても踊れるから楽しめる。
Happyな音空間、みんなの笑顔で溢れて、音符に包まれている感じだ。
コンピの曲も、新譜からも、2・3曲、いやもっとかな。
大好きな叫べる 「K.I.L.L」 もやってくれた。嬉しい!
ソレより前のアルバムについては、これから少しずつ聴いていくことにする。


●GOOD 4 NOTHING (LAKE STAGE)4曲
後ろから(PAあたり)観ていた。
グッフォも、本来ならば頭の上を人が転がり続けるライヴ。
でも、ロッキンではダイブ・モッシュは禁止になったのだ。
カウントダウンジャパンで後遺症を負った人がいるとのこと。
で、彼らなりに、みんなの思いを大切にしながら、dust同様に心を掴んで離さない。
違う方法で楽しもうと、全力で促していたように思う。
クラップして、踊って、あんな後ろからでも楽しめて最高だった。
越ロック、ヨロシクね。
kawajinのドラムが聴けるのも、9月までのカウントダウンだ。
楽しませてくれて、ありがとう。


(4)未完成VS新世界(WING TENT)
列伝では、少し遅刻したので、消化不良のままだった。
この日も直前まで気づかなくて、あ、観れるじゃん!
グッフォ終わってからでも、間に合いそうなので勇んで向った。

詳しくレポれないけど、私は彼らの歌詞が心に触れることだけは分かっている。
北海道の出身なんだね。社会だとかに叫ぶ人たちの歌は今の私にビンビン伝わってくる。
最後のまだタイトルがない新曲に泣けてしまった。
フェスは笑って泣いて、なんだか忙しい。

 未完成VS新世界
 01. ?
 02. どんてん生活
 03. ケーキをつくる
  MC
 04. こわい話
 05. 消えないための方法
 06. 新曲

 ※もちろん拾い物、確証ナシ。


(5)a flood of circle (WING TENT)
フラッドは初めて見る。
ファイナルUNITOのことが記憶に新しすぎて、ライヴに行かない私でも気になっていた。
とりあえず、中柵で様子を見ようとフロントには行かなかった。
実際、あんなにモッシュ状態で踊るライヴだとは思わず。
安全策を取ってよかった。

彼の声が好き。
メロディーとかも、今の軟弱方向な感じはなく、硬派な音でグイグイと迫ってくれる。
サポートの奥村さんがいい仕事をしている。
インディアンみたいな掛け声も素敵に響かせていた。

 a flood of circle
 01.Buffalo Dance
 02.Thunderbolt
 03.シーガル
 04.泥水のメロディー
  MC
 05.ロシナンテ
 06.新曲
 07.プシケ

 ※もちろん拾い物、確証ナシ。


終演して退場しているときに、ワッチ発見!やっぱり観に来ていた
お客さんと写真を撮っていて、急いでいたらしく声をかけられず。
サササーっと、関係者出入り口へと消えていった。
あー、ワッチ~!ツアー観にいくからねぇ。
マッシュルームヘアー超明るくて派手(笑)


▲サンボマスター (LAKE STAGE)
山口さんが熱いMCをしているw
どんだけ思い出に残せるかっていう青春真っ盛りな人たちに向けているよう。
私らにだって賛同できる熱さを受け止めながら、LAKEをあとにする。
そして、森のキッチンへ入って食料調達。
まずはタコス!次に よい天 に寄って、ベーコンとまと串購入。大満足の味。

タコス


よい天


ベーコンとまと串 ※なぜか背景にピントがあって失笑モノ。



▲Northern19 (SOUND OF FOREST)
きこえてくる熱いグルーヴ。
ちゃんと聴いたことがないけど、今はきこえてくる音に耳を傾けるだけ。
少し座って食べていたけど、時間を短縮していかなくちゃ!と立ち上がる。
プチトマトが上手に食べれなくて、種がぷしゅ~。種まみれになり、まるで子供。
食べ歩きする。どっちも美味い。
音楽においしいもので満腹!満腹だし、幸せ過ぎる。
PARK STAGE からの音は、特に聴こえてこなかった。セットチェンジ中だったかな。

▲ASIAN KANG-FU GENERATION (GRASS STAGE)
「惑星」「転がる岩に~」

そして、GRASSの方向を目指して歩く。どうしても早足。
アジカン少し聴けるかな。と早足ではなく小走りになる!
そして、きこえてきたのが 「惑星」
うあ~!好きすぎる~!ありがとう!
また間奏でのアレンジに悶え死にそうになる。
怪しく内面だけで打ちあがっているんで、感情表現過多にしたら変態っす。
やがて、遠ざかるGRASS からは、「転がる岩、君に朝が降る」 涙がちょびっと
終わりが近づいていることにも過敏になってきた。
今年はNANO行けなかったしな~。

▲片平 実(DJ BOOTH)
「Discommunication/9mm Parabellum Bullet」卓郎さん飛び入り~

たまたま通りがかりに、9mmがかかるなんてって♪やった~今日聴けてない私のために?
Discommunication だけ、後方で踊って、スグに移動。
よく見えなかったけど、卓郎さんが飛び入りしていたんだって。もっと目を凝らせよ。



DJ BOOTH から先はあんまりいかない。大体GRASSにいかないか。
気がつけば昨年同様に、みなとやを(ハム焼き食べたことがない)利用する暇がなかった。
そして、HUNGRY FIELD にも立ち寄らず。

ハングリーフィールド


テントが並ぶ中を歩いて、初めて立ち寄るSeaside Stage にワクワクする。
到達するまでの道のりは遠いけど、飽きないように工夫がされていた。
写真は即日レポをみると綺麗ですが、夜の撮影はめっきりダメな古いデジカメくんです。

seaside入り口









(6)THE BAWDIES (Seaside Stage)
ここからは、打ち上げです。
海の近くなんだろうけど、気配あるものの、う~ん
ステージやPAやら、いろんな建物がひしめき合っていて、ちょっと期待はずれ。
パームツリーにハイビスカスとかあって、
海がパ~ッと開けて見えたら、どんなに最高なシチュエーションでしょう。

それでもお店がトロピカルで、少し南国の雰囲気を味わえた。
会場に着いたらば、喉カラカラだったから、屋台のフラッペをいただく。

トロピカルなフラッペ(マンゴーミルク)※夜の撮影はダメダメなカメラ



このactを観ようっていうのは、直前まで、まったく迷わなかった!
それだけ 私が邦楽ににわかだということかもしれないですが、これしかなかったということ?
それじゃ、BAWDIESに失礼!決めていたのだ、Seaside Stage の彼らを観るって。ちなみに、GRASSはDA、LAKEがドーパン、FORESTがイースタン、PARKがサカナ、TENTがユニゾンだった。
どれも選択を迷うほど良かったと思うけど、やっぱり6つのステージは多すぎだね。

最後にまた知り合いにあう。
遠くから静かに観る子だから、前にいって踊ってくるね~と別れる。
最後まで踊る気満々というか、ここまで温存していた。
だって、あのフラッドでは、かなり静かにしていたもの。
今度、観る時はガッツリ踊るぜって、真正面にいる佐々木さんに勝手に誓ってた。
転換中にBUMPが続けて掛かってたよ。「ホリデー」 と、何だっけか。
自然の中で聴くBUMP、いいなぁ。ライヴが観たい。

メンバが登場すると、やっぱりステージがパ~ッと明るくなる。
ROYの声が響き渡る。しゃがれ声がイメージに合わなかったけど、やっとマッチしてきた。
とても小さなステージで、デパートの屋上みたいで親近感!
野外のBAWDIES、いいじゃん。パームツリーがたくさん欲しいところ。
やっぱりMCとか忘れてしまった。即日レポしないとダメだね。
あるいはメモしとくとか・・・書こうとしているのに既に絶望的。


ロックンロールパーティーを野外でなんて、最っ高~なのは間違いない。
初っ端にROYが曲のタイトルを叫ぶ!「I'M IN LOVE WITH YOU」
ギャ~!!! 早い、早すぎるけど、いきなりあがってこうじゃんってセトリだ。
レスポンスが楽しい。身につけている帽子もサングラスも何もかも放って踊りたい。
そう、この日は貴重品は身につけて、持ち歩いている荷物は隅っこに放置して踊ってます(笑)
続けて、「EMOTION POTION」 って選曲をしたってことは、アゲるのを意識してきたんだ!
タイトル聞くたびに吠えてます。ウキ気味(笑)
やがて、メロコアのりのロッキンTにタオル巻きの人たちも踊り始める。
やっぱり、軽くモッシュになってるじゃん、禁止なのに。
でも、徐々にゴーゴーダンスに変わる。
楽しんでいる空間にホッとして、自分も楽しくマイペースで踊ってたよ。

MCです!
みなさんロックンロールは好きですか?
ロックンロールパーティを楽しんでますか?
TAXMANと歌いたいと思いませんか~?
みんなでTAXMAN~って呼んだら、HEROみたいに登場するので、せーので呼びましょう!

あの勝手にHEROみたいにとか設定しないで、出にくいでしょ?
なんて、やりとりは硬派じゃなくて面白いです。

で、「SO LONG SO LONG」好きだから、嬉しかった~。
ガッツリ3曲を踊って、後ろからエイリアンのようにオーディエンスが押し寄せてきた。
ぶつかるっつ~の、踊りにくいじゃん!
でも、少し端っこに寄って、全編踊り続けられてよかった。

途中、珍しくJIMが喋って、「BAWDIESで一番Happyな曲を次にやります」って。
気づいて、「違った」 って照れ笑い。
そしたら、TAXMANにフォローされていた。

BAWDIESは、ひしめきあって観るものじゃなくて、ロックンロールダンパだから。
踊る空間がなくっちゃね。押さないで!頼むぜ!
最高のパーティーはコールアンドレスポンスと共に徐々に盛り上がっていった。
終演を迎えるまで、あっという間だった。
アンコールで「WHAT’D I SAY」全身がびしょびしょの彼ら。
カッチリスーツで演奏するのは大変だけど、アレがカッコいいんだよね。
楽しませてくれて、本当にありがとう。

セトリ3曲目までは覚えていた。後はやったということしか

 THE BAWDIES
 01.I'M IN LOVE WITH YOU
 02.EMOTION POTION
 03.SO LONG SO LONG

 KEEP ON ROCKIN’
 EVERYDAY'S A NEW DAY
 YOU GOTTA DANCE
 I BEG YOU

 [Encore]
 01.WHAT’D I SAY



会った知り合いの彼女達もキューミラーだから、歩きながら、今日の9mmライヴのことを聞いた。
cinema の時にも他の子に聞いたんだけどね。やっぱり、GRASS は彼らには大きすぎるって。
そう、また「Termination」 で、歌ってくれ~って(笑)
そんな風に全く学習なんてしない卓郎さんに癒されます。
cinema のときに、袖にいる麦藁帽子と9mmビーチタオルに身を包んだ彼を見つけた。
滝さんも和彦さんも袖にいたけど、ちひろさんだけは、私の視界に確認できなかった。
もう叶わないのかな?
小さいハコでやる彼らのライヴが観たいと思ってしまう。

そのまま、南門から出て、一緒に新宿へ戻った。またもや爆睡(笑)
新宿駅に着けば、そこは日常。
休日を都会で過ごす人たちでごった返していた。


※ ちゃんと読み返してないけど、アゲておきます。今夜はホテルディナーへ




ROCK IN JAPAN FES. 2009 #2-1 @ 国営ひたち海浜公園(8/1)

2009-08-08 13:52:11 | Live・Play
 2日目のRIJF09、本来はこの日だけだったのだなぁ。
dustbox と cinemaを観られればよかったって、どんだけなの。
でも、きっと9mmもこの日だって変に確信していたのも確かなんだ、何となくだけど。

2日目、手荷物を預けるつもりはない。
お金はフレッシュひたち代に消えたものだから節約。
挙げ句の果てに、お金をおろしそびれ、ギリギリ2,000円あるぐらい(笑)
そんなんでクローク代(1,000円出し入れ自由)を出せるはずがない(苦笑)
グッズも買わない!アルコールと食事も最小限という貧乏フェスだ。
ラストに見る予定も、THE BAWDIES (Seaside Stage) なので、GRASSのある南門から出るつもり。
ツアーバスは目の前だしね。


8/1(sat)
(1)dustbox(LAKE STAGE)
  ~泉谷しげる(SOUND OF FOREST)「雨上がりの夜空に」~
(2)cinema staff(PARK STAGE)

(3)Fed MUSIC(PARK STAGE)
  GOOD 4 NOTHING(LAKE STAGE)4曲
(4)未完成VS新世界(WING TENT)
(5)a flood of circle(WING TENT)

  ~サンボマスター(LAKE STAGE)~
  ~Northern19(SOUND OF FOREST)~
  ~ASIAN KANG-FU GENERATION(GRASS STAGE)「惑星」「転がる岩に~」~
  ~片平 実(DJ BOOTH)「Discommunication/9mm Parabellum Bullet」卓郎さん飛び入り~
(6)THE BAWDIES(Seaside Stage)



この2日目の前編は、鬱陶しいほどに、2バンドにのめりこんでます。
なんで、適当に回避対応してくださいね。


(1)dustbox (LAKE STAGE)
軽く観るつもり。レイクの階段スペースはとても見やすい。
モニターは2つあったのに、今年は下手(しもて)だけになっていた。
良かった、リハーサルしているときに着けたから、のほほんと座って待つ。
おっ、リハで演奏したのは、「Broken Wings」 じゃない!?
これは本編でやらないのか。途中までしか合わせなかったけど、少し聴けただけで嬉しかった。
しかし、 あ~あ、もう!
前には行かないけど、楽曲を聴くだけでたまらない、温存しつつも思いっきり楽しむぜ~!
よっしゃ~来た~!「46924593」 で登場~!
フェスのdustはおきまりの曲になるだろうけど、それでも楽しみ。
一発目は、もちろんコレだーーー!♪セーッチャフリィー の 「Right No~wっ!」
そして、すぐさまフロントエリアはキッズ達で蠢いていた。
dustでダイブがないのも不自然な話。
で、それを遠くから客観的に観るライヴもあっていいかもしれないと思った。
ガンガン飛ばしていく気持ちのいい彼らのライヴ。
続けていつもの2曲が放たれたら、何だかこんな上にいても顔がほころんでしまうのだね。
あぁ~体が動く。それでも突っ込んではいかないと決めていた。
「Sunburst」でニヤケて、「Spacewalk」 で元気をもらう。
いつもと変わらない曲の進行だけど楽しい。
だって、ここは野外!
心地よい風が吹いてきて、周りにはいろんなスタンスで音楽を楽しむ老若男女がいる。
何も考えずに次の曲が何来たっていいって楽しんで観ていると、自然体になっていく。
流れてきたのは、ジョージさん、珍しくイントロで止まらずスムースイン。
大好き「Bitter Sweet」だよ~ん。

そして、MC。メンバ全員が一斉にペットボトルの水を飲む。
ジョージさん 「お~い!今年も来ましたよ~!みんなで決まりを守って楽しみましょう。
そうしないと折角のフェスが台無しなんで、違った方法で遊んでくださーい!」
スガさん 「ルールの中でも、ひとりひとりが自分の楽しみ方を見つけてください!」

スガさんが 「Bird of Passage」 って叫んで曲が始まった。
なぜかこの曲の前って、タイトルを言う。
ちょっと久しぶりに聴く。
レイジさんがよく見えないけど、ひたむきに叩いているんだろうなぁ。
時々モニターに映る彼らは楽しそうでもあり、野外がまぶしいからか険しい顔にも見えた。
そして、スガさんが少しセンターフロントで、踏ん張ったような姿勢になって構える。
「Hurdle Race」 しかない!
5回ぐらい繰り返してイントロをかき鳴らすスガさんだけど、何回か音を外していた。
密かに笑えてしまう。
ただ、今回は間をあけないで、連続でイントロをかき鳴らしていた。
今日のdustは、いつもより攻撃的でいて、いつもどおりに優しさや愛に満ち溢れている気がした。
このMC後にやった2曲でかなり来ていたけど、その後の 「Try My Luck」
さらに、熱く熱く演奏する彼らに釘付けになる。
そんでもって、「Stand By Me」好きだ、やっと聴けた。突っ込みたーーーい。
でも階段で見ているんだけど、リズムを自然にとってしまう。

ジョージさん
「後ろでぐるぐる回って楽しそうだな!いい感じよ!
俺ら、こんな高いところにいるけど、みんなと一緒です。
ふつうにコンビニにもいくし、タイムセールとか気にするし、庶民の代表dustboxです!
悔いの残らないように、ガッチリ遊んでください。
もやもやしたのは、こっちで発散するから!」
スガさん
「発散の仕方はいろいろあるので、今、大声で叫べーーー!!!」

そして始まったのは、「Sun which never sets」皆で歌っているのだろうか。
私も前に行きたい。一緒に大声で彼らの歌をうたいたい。
でも今日は上で観たかった。荷物あるしね

続けて、何気なく始まったけど、「Tomorrow」 ではないか。
次のPARKが気になって、少しずつ移動していくけど、PAの後ろぐらいで足を止めてしまった。
だって、凄いよ、上から見たら、サークルが4つぐらいできてた。
最初は小さな小さなサークルだったけど、どんどん輪が広がっていく。
ダイブできない彼らが違う方法で選んだのはコレだったのかな。
サークルモッシュじゃなくって(だって、モッシュも禁止、バックホーンでは、バカがたくさんいたけどね。
ついでに煽られてもいない合唱も禁止してほしいわ)、ただただ左回りしている。

そして叫ぶ! ♪Happy Ending~ じわっ。

最後にスガさんが叫んだ、こんな感じの言葉、とても沁みた。
「ありがとー!!! 世の中はどんどん便利になるけど、人の心は潰されていくー!
 自分を信じて、前に進んでいってください。」

そして 「Jupiter」。完全にノックアウト。

dustbox


8月はdustのライヴしかいかない私。
次に観れるのは越谷ロックフェスティバルという名の2マンライヴ。
キャパはキャパOVERの250人か。画伯T楽しみだね


▲泉谷しげる(SOUND OF FOREST)「雨上がりの夜空に」
dust を最後まで観て、足早に移動するんだけど、移動中に通るFORESTからは、しげるの声!
でも、歌は清志郎の「雨上がりの夜空に」
すれ違うみんなが口ずさんでいて、ジーンとした。
この雰囲気ってフェスならではだもん!
森のキッチン抜けて、少し歩いたら、「もう勘弁して~っ!!!」と、しげるのかわいらしい声。
あらばきでは聴けずだったけど、ここでちょっとだけ歌声が聴けて良かった。

フォレスト


フォレスト出てパークに向う


(2)cinema staff (PARK STAGE)
初めての park stage。
リハからスタンバっていたいところだけど、dustだったから抜けられずに少し前に到着。
お客さんの埋まり加減は、フロントセンターにいっぱい!ほぼ常連組だね。
そっちに飛んでいきた~い!
と、cinema後のactだったFedのライヴでいう“あつしスペース”から叫んだら、「来ればいいじゃん」 そう言われて、図々しくもお言葉に甘え、ノコノコとフロントセンターへ移動。
いやぁ、すみません!ペコペコしながら人を掻き分けて進みます。
最前にみんなで張り付いて観るよ!そう、宣言した奴らは前にはいなかった。
さすがにそれやったら引くでしょ?と言ったヤツが最前にいた。
人の考えていることは、案外わからないものだと、今そのときに確信する。

リハでは、「君になりたい」っていう未だ聴いたことのない新曲をやったらしい。
聴けなくて残念!
きっと西日本遠征組とか、東京の常連組とかは張り付いて観ていたんだろうなー。
だって、私はdustだったから、どう考えても無理でしょ?!←さすがにしつこいか。

さて、いよいよ登場、もちろん 「萌える傘の下」です。
つい口パクしちゃう、今日もみんな口ずさんでいる。
それぞれがポジションで準備中。
ギリに駆けつけたものだから、メンバに 『来たよ~!』 は、伝えていない。
だけど、久野君の視線に入ったらしく、見つけてくれて、ニカって笑ってくれた気がする。
そのうちに三島君がPAに向って合図の手を上げた。そして飯田君がいつものように喋ったか?

「cinema staff です 演奏を開始します」

まずは挨拶のような最初のかき鳴らし、彼らは、とても堂々としている。
マジで笑えるのは我々で、うおぉ~って叫ぶのもリアクションもド派手になっていて、
まるで、自分達が初出演するみたいな勢いが感じられてね、失笑してしまう。
彼らが何を着ていたか?
飯田君は第一ボタンまでをキッチリしめて黒シャツ、
辻君はレコ発でも着ていた水色地にピンクのロゴ、theorem T?
三島君と久野君は白地のTシャツだった気がする。

やっぱり最初の曲に選んできたのは 「チェンジアップ」 ~っ!!!
おぉ~って叫ぶ東京組。この曲が今のcinemaを伝える曲になっているから。
続けて来たのは、やばい!久々に聴けて発狂寸前の 「AMK HOLLIC」
いったい、この曲のデモをどれだけ聴いただろう。
嬉しすぎて完璧におかしかった、自分w
そして、ここ3番目に来る曲が勝負だったりするんだけど…と勝手に思っている私。うえ~?!予想を遙かに裏切られる 「第12感」 が来てしまったーーー。
この曲を歌う飯田君、甘い声が切ないですし、終わりにやる感じもしていたから、びっくり!
でもゴリゴリに2曲攻撃してきたもんで、その落差に、まんまとはめられてしまった気がした。

少しだけ余韻に浸ろうにも、三島くんのグダグダMCコーナーを迎える。
さぁ、何て言うかな?喋る前から、半分どきどきしつつ、第一声を待つ。
名古屋から来たと言って、本当は岐阜から来たcinema staff です。
わぁー正直に伝えて好感!
いつもより精悍な顔に見えるのも、ここロッキンの7,000人が収容できるPARK STAGE だからかな~と思えた。
CDやグッズの宣伝したっけか?
雨の心配をしていたけれど、きっとみんなの想いが晴れさせてくれたんですよね~
とお客さんを持ち上げる。さすがだ!貫禄がでてくるもんだー。

次に音源にない曲をやります。と三島君。
すぐに「GATE」しかないと思った。
フェスで 「GATE」 をやってくれるとは思わなかったので、また叫んでいた。
てか、私達吠えすぎでしょう。
東日本、西日本、各地から来ている。
彼らのことが大好きな、顔を知らない人だって、初ロッキン出演の彼らを見に来たはずだもん。

あがるぜ!

♪かーんちがいの~ あたりからは口パクしてしまう。
袖にいるやんちゃギタリストも口ずさんでいたよ。
音を奏でず、メンバ全員でマイクを通さず歌うところには、毎回感動する何かがある。
そして、「優しくしないで」
9mm卓郎さんの『踊れ~!』 や『歌ってくれ~ぃ!』 を彷彿させる三島君の行動に目を見張ったw
うわっ、「踊ってください!」 とかいって手拍子を煽っているぅ~!楽しい。
でも、ちょっとこの曲では違う気もするけど、ま、いっか。
彼らの楽曲はダンスミュージックではないよね?ヘドバンだよな?
若干、迷いながらも、煽りの拍手にはめっちゃのって盛り上がってゆくフロントエリア!

そして最後の曲に選んだのは、もちろん 「KARAKURI~」 でした。
前回観たときには心臓が止まりそうにもなった。
飯田君のシャウトも壮絶にここぞとばかりにPARK内に響き渡って、爽快だった~。
辻くんはステージから飛び降りて、ルールのなかで楽しむ。
ダイブはならずだったけど、良かったぜ。楽しすぎた!嬉しかった!最高だった!!

西日本チームとハイタッチとハグ、「これからどこいくの~?」 に皆返答なし。
それぞれだもんね。とにかく記念撮影しようって、誰かのデジカメに収まった。
ありがとう~♪写真送ってくれー。
フェスでは、ゆっくり話すなんて、一緒の場所へと移動して、セットチェンジの時間を共にしないと無理。
たぶん次はバラバラになるはず。
だって、私は、Fed MUSIC で、同じくPARKに留まるけど…、みんなはテナーかな?
Fedなんて聴かなそうw Fed、クソいいんだけどね。
りく君とか、グラスでテナーがやってるときじゃ集まらないと思ってそうだ。
結局、それっきり西日本チームと会うことはなかった。
残念!趣味の相違があったのかもしれないし、たまたま会えなかったのかもしれない。
その西日本チームとの交流の後に、キューミラー2名とも記念撮影する。

すぐさま、バドを買いに向かって、東京組の一部の人と乾杯をする。

ありがとう、cinema !
次はレコ発ツアー東京O-nestなので、一ヶ月後だ。
ツアーを回っていろんなとこが逞しくなって、東京に来てくれるのを待ちます。

cinema staff


どちらも泣けてしまった。もう・・・
大好き2バンドだったので、長くなりすぎ!
ということで、こちらも、 後編 へ続く。




世界バレエフェス<Bプロ>が凄すぎる

2009-08-08 12:24:58 | Dance
 本日から、世界バレエフェスがBプロに突入。
きっと、ある程度のプログラムは発表されていたんだろう。
だけど、他にかまけていて、やっと確認したという。
出演者は大切。好きなダンサーを観たい。
それと演目が最高ならバッチリだけど、それだけで観にいくわけじゃないからね。
さっそく当日発表のプログラムを観たところ・・・
うひゃ~っ!部屋で叫びました。ありがとう。

下記に抜粋した、このラインナップ。
明日が訪れるのが、待ち遠しくてなりません。
チケット代は末席(7,000円)でも、本当に苦しかったけど、取っててよかった。

<第1部>
「海賊」より "寝室のパ・ド・ドゥ" シオマラ/ホセ
「白鳥の湖」より "黒鳥のパ・ド・ドゥ" 水香/マッカテリ

海賊の寝室のパ・ド・ドゥは、何気に好きだけどあんまり観れない。
しかもホセ!楽しみです、どんな踊りを見せてくれるんだろう。
でもって、ジゼル水香はイヤだけど、今度は黒鳥なんで気持ちよく魅せて欲しい。

<第2部>
「スリンガーランド・パ・ド・ドゥ」 アニエス/ジョゼ
「アパルトマン」より "ドア・パ・ド・ドゥ" ギエム/ニコラ
「ベラ・フィギュラ」 オレリー/ルグリ

パリ・オペラ座の二人がフォーサイスを踊る。
アニエスの美しさで踊ってくれたら、カッコいいだろう。
ギエムのアパルトマンのドアパ・ド・ドゥは以前にも見ているけど、もうね、言う事ナシ。
この演目のニコラが最高にいい。また観れるなんて~!幸せすぎる!!
そして、パリ・オペラ座コンビが続く。
オレリーとルグリの「ベラ・フィギュラ」とにかくオレリーがいいから楽しみ。
ワークショップで簡単にした振りで踊ってみたら、ベラ・フィギュラは見た目よりも難しい。
でも、最高に素敵な気分になれた。本物の最高品質の踊りが見れる。

<第3部>
「ル・パルク」 ヴィシニョーワ/マラーホフ
「ドン・キホーテ」 ザハロワ/ウヴァーロフ

パリ・オペラ座が実際に来日して観た「ル・パルク」は昨年?
すっかり忘れて20,000円相当を塵に変えてしまった。
結局は観たくてたまらなくて翌日観にいったけど。
ヴィシニョーワとマラーホフが、どこのパ・ド・ドゥを踊るのだろう。
最初の出会いのか、その次、最後のキスしながら回る官能のか。
その選択も楽しみですけど、いいもの魅せてください。

最後のドンキに来た~ザハロワのドンキならば、最高でしょう。
最高の技術を見せてほしいです。思いっきり、拍手をしたいと思ってる。

ここまで観ると、ガラが観たくなる。でもガラは無理。
チケット余ってないかな。
完璧にただのバレエファンに舞い戻っている。ここ数日。
そういえば、私はダンサーだった。
キッチンバーレッスンが多くなってるけど、やるよ(笑) 踊るよ!

踊りたいと確実に思わせてくれる最高のパフォーマーによる最高のダンス。
バレエのオリンピックと言われるけど、やっぱりお祭りだと思うよ。
明日、本当に楽しみです。




世界バレエフェスティバル<Aプロ #4>-2 @ 東京文化会館大ホール(8/4)

2009-08-08 11:26:01 | Dance
 第2部、何だかメンツがスゴイな~って思った。

やっぱり、レポがとんでもなく長くなっているよ。
本当はもっとゴリゴリに書きたい衝動を、ぐっと抑えてるような感じでしょ。
わずか、4時間の出来事なのに目に飛び込んでくる内容が濃すぎて、音楽フェスのレベルを遙かに超えるわぁ。
それでも、今回は最初の5作品を観ていないから、通常3記事コースだろう。
ははは・・・。バレエオタクなんでしょーか。
興味があるのは、自分も踊るからだけど、最近のことは学習していないのでご了承くださいませ。

前編は こちら

座席が上の方の階だから、興奮して前の座席の方が前のめりになると何も見えなくなる。
こちらは後ろに席がないので、半ば、中腰状態、半立ちです(笑)すんません!
私が前のめりになると、ややサイドの席なので、隣の座席の方が見えなくなります。

素敵なお祭りなのだけど、席が残念なのよね。
子供が騒がないだけマシだった。ヨシとしよう。愚痴言えばキリがなし。
最高に盛り上がってきて、またまたこの演目は嬉しかった。しかもホセ~


5.『ディアナとアクティオン』
   振付:アグリッピーナ・ワガノワ/音楽:チェーザレ・プーニ
   シオマラ・レイエス(アメリカン・バレエ・シアター)/ホセ・カレーニョ(アメリカン・バレエ・シアター)


ホセのアクティオン、楽しみにしていた!
いきなり登場するのは、アクティオンなので沸点間近。
というか、この演目が好きすぎです。
以前、私も無謀にもディアナを踊りました。
ヤバ難しくて簡単な振りに直させられましたが、本来の振りの方が、圧倒的に踊っていて気持ちがいい。
バランスに回転ものがくそ多いディアナのヴァリアシオンは達成感が有って、ギリシア神話に残るディアナ像にぴったりなのだと感じます。
シオマラ・レイエスのディアナは神話に残るTOPの女性狩人ではなくて、手下のような印象。
なんだか愛らしくてもっと強さがほしいと思えた。
パ、ひとつひとつの表現に乏しく残念なところがある。
パ、表現のメリハリ、何をやっているのかわかる技術が観られたらよかった。
いや、技術は有るに決まっているんだけど、合う、合わないの違いだろうか?
ホセのヴァリアシオンで、彼に届くくらいに叫びたい自分がまたいるw
このヴァリアシオンの曲が好きすぎるのと、ホセの跳躍が観られる最高な気分がコラボレーション。
やっぱり年をとったかなぁ、以前のものすごいキレのある踊りは観ることができなかった。
それでも、経験からくるお客さんへの見せ方はプロだった。好きだ!


6.『オテロ』
   振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:アルヴォ・ペルト
   エレーヌ・ブシェ(ハンブルク・バレエ)/ティアゴ・ボァディン(ハンブルク・バレエ)


ワガノワから、一気にノイマイヤーの世界へ。
オテロはどよ~んとした空気感で踊られる。
さっきのコンテンポラリー作品とはうって変わって、鋭利なものは全く感じられなかった。
照明が暗いと印象に残りにくいと言うことも分かった。
派手さはないけど、二人の愛の表現にじわじわくるものがあり、
もっと近くで表情も全部含めてじっくり観たいと思えた。
後半がとても心に響いてきて、切なくさえなる。


♪休憩15分♪

トイレにすぐ並ぶ。
外の空気が吸いたいので、1Fロビーまで降りていった。
私としては大金はたいて赤ワインを購入して、ガーデンスペースでいただく。

あ~上野の森の夜風が気持ちがいい。

本日の座席、実は加齢臭漂う高齢者席みたいになっていて、若い方がいっさいおりませんでした。
もっと良い席で観たらいいのに~というほど高齢者でした。
何せ私が猛烈にヤングと胸を張っていえるぐらいです。

グッズは2.500円で出演者全員のサインがバックにプリントされているTシャツ。
確か白と黒と水色?文字は金色の細めのものだった。
それとエコバッグが1,000円で黒。同じデザインだっただろうか。
サインとか入っていたかどうかは忘れた。


そして再び末席へと駆け上がっていく。


■第3部■ 21:00~22:15

1.『椿姫』より第1幕のパ・ド・ドゥ
   振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:フレデリック・ショパン
   オレリー・デュポン(パリ・オペラ座バレエ団)/マニュエル・ルグリ(パリ・オペラ座バレエ団)


オレリーとルグリのパートナーシップ信頼と余裕が感じられる。
ルグリはサポートでちょっと心配な感じがあったのと、ソロで踊る時に絶対にぶれたりしなかった彼なのに、不安定な部分が見られた。
演技も踊りも一流できた彼なのに、どこか見る側に不安を感じさせるのはなぁ・・・Bプロに期待したい。
オレリーは今素晴らしく輝いているダンサーだと思う。
特に演技の部分で目覚しいほどの進歩が見られ、艶やかさを感じる。
踊りはもちろん言わずもがな。


2.『フォーヴ』
   振付:ジャン=クリストフ・マイヨー 音楽:クロード・ドビュッシー
   ベルニス・コピエテルス(モナコ公国モンテカルロ・バレエ)/ジル・ロマン(モーリス・ベジャール・バレエ団)


ベジャールバレエ団コンビ?と思っていたら、女性はモンテカルロの人。
なんとなく彼女の顔を覚えている。
舞台には二つの箱。そのそれぞれの箱から男女が出てくる。
ジル・ロマンはあまり老けていくように思えないダンサーだ。若々しい動き。
振付はマイヨーで、曲はドビュッシーなのに、ウエストサイドストーリーのロビンスみたいな曲だったように思う。


3.『白鳥の湖』より“黒鳥のパ・ド・ドゥ”
   振付:マリウス・プティパ/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
   スヴェトラーナ・ザハロワ(ボリショイ・バレエ)/アンドレイ・ウヴァーロフ(ボリショイ・バレエ)


観て思った。私はザハロワのオディールが好きだ!
なんてパが正確で、どの場面にもキメがあって、すべてにおいて気持ちがいいんだろう。
いちいちプログラムがみれない暗さだったので、王子が誰か確認していなかった。
そしたら、なんてジジイになった、かつては、ウェンツみたいに可愛かった、あのウヴァーロフではないか!
驚愕、落胆という課程を経て、改めてみるウヴァーロフの踊りはそれほど変わりない。
元々動きは重めだったしね。
長身で美しい脚は健在で、王子の気品は持ち合わせていた。


4.『カジミールの色』
   振付:マウロ・ビゴンゼッティ/音楽:ドミトリー・ショスタコーヴィッチミンクス
   ディアナ・ビシニョーワ(マリインスキー・バレエ)/ウラジーミル・マラーホフ(ベルリン国立バレエ団)


露出の多い衣装で登場する二人。
ヴィシニョーワはラバヤデールのオダリスクみたいな衣装。
3年前に観た演目はロミジュリだった。
とって食われそうなヴィシニョーワのジュリエット。
この人はとても勝ち気に見えてしまうから、今回の演目は正解だったかも!
それにしても二人の美しくついた筋肉を堪能します。
踊りはほとんど覚えていない。
けど、マラーホフはひたすらサポートに徹していて、ヴィシニョーワを引き立てていたと記憶している。
マラーホフのすごいところはソロで踊ったら最強なのに、サポートも素晴らしいってことかな。
彼もジジイになってしまっているな~と、年々と寂しい思いです。
そういう自分も年重ねてるんだけどね。


5.『マノン』より“寝室のパ・ド・ドゥ”
   振付:ケネス・マクミラン/音楽:ジューリ・マスネ
   ポリーナ・セミオノワ(ベルリン国立バレエ団)/フリーデマン・フォーゲル(シュツットガルト・バレエ団)


最近観たこの演目は円熟したダンサー達のものが多かった。
だから、セミオノワとフォーゲルというフレッシュなコンビは新鮮。
艶気じゃなく、笑顔がさわやかな男性という違いで、こんなにも作品が変わって見えるのが面白い。
劇中の2人は、こんなにも幸せに満ちているのだなぁ
って、こっちまで幸せになってしまう空気でいっぱいにしてくれたと思う。


6.『ドン・キホーテ』
   振付:マリウス・プティパ 音楽:レオン・ミンクス
   ナターリヤ・オシポワ(ボリショイ・バレエ)/レオニード・サラファーノフ(マリインスキー・バレエ)


もう誰?予習不足で彼らのことを知らない。
ロシアの新鋭か?女性舞踊手が、ナターリヤ・オシポワ なんですが、さっき観たディアナの人かと思った。
似てる!踊りの技術はあるが、何となくまったりしてしまうメリハリのなさが有るような気がした。
辛口過ぎでしょうか。
レオニード・サラファーノフくんは(って、いくつだよ?)
ボーイズフェースで、小さいように見えたのだけど、身長はどのぐらいあるのだろう?
マネージュのジャンプの高さに若さを感じてなりません!
彼の跳躍にはブラーボを送りたいです。
オシポワは、コーダの32回のグランフェッテ、最初の半分?はすべてダブルで回ってた。
しかも軸がぶれない、ほぼ一カ所に留まって回る。
後半はシングル、ダブルを交互に!はぁ~。
サラファーノフのアラセゴンターンも美しかった。
あんな綺麗な弧を描くのって軸がぶれないってことだから、身体ができているんだよな~。
最初のアダージョで、かつてABTパローマ・ヘレーラがやったみたいな、
やたらバランスをとるという見せ方はしませんでした。
思っていたよりも、良いダンサー。



さて、Aプロの演目だけでこれだけ。
この日は最終日だったので、それぞれ三回目なので演目がこなれていたのではないかと思う。
世界バレエフェスは本当に楽しい!
歩き回らず座席に座って、すべての演目が観られる。
ただ身体を動かさないって、お尻や腰が疲れるね。
あとじっくり観るから目が疲れて肩こりがひどくなる。

フィナーレで全員が舞台に集合。本当になんて豪華な出演者!
私はスグに立ち上がって、スタンディングオベーションを!
彼らにひたすら拍手を贈っていました。
途中から立ち上がりたくて、(むしろ踊りたいぐらい)うずうずしていたよ。
両手はもちろん頭上です(ライヴおよびバレエで鍛えているよ)
遠い席からでも伝えたいっておもって、オーバーアクションにしたけど気づいてくれたかなぁ。

素晴らしいパフォーマンスをありがとう。

ロビーの写真の数々が素敵だ。
これはルシンダ(オーストラリアバレエ団)


9日に<Bプロ>を観にいく。今度こそジックリ堪能したいよ。

ガラ公演はうっかり情報を見落としてしまう。
いずれにしても予算なんかないんだった。
でも、出来れば観たい!(チケットは完売)




世界バレエフェスティバル<Aプロ #4>-1 @ 東京文化会館大ホール(8/4)

2009-08-08 11:23:52 | Dance
 3年に一度のバレエの祭典。
ついこの間、観た気がするのに、3年なんてあっという間なのねと愕然とする。
あのときに出演したダンサーで、現役を引退しているのはフェリ。
フェリがいないのはとても寂しい。まだまだ現役で踊っていてほしい。
パリ・オペラ座バレエ団では定年を迎えるルグリは今年も参加。

まずはAプロ!日程は4日の最終日の鑑賞。
連日で疲れはあるだろうけど、踊りこんできていると思うので楽しみます。
土日は予定があったので仕事帰り参加で切ない。
確実に遅刻よ・・・

<Aプロ>
 8月1日(sat)
 8月2日(sun)
 8月3日(mon)
 8月4日(tue)★

開演は18時で会場は上野。
ド田舎の職場からは間に合うわけがないのは分かっていた。
でも、せいぜい30分遅れぐらいかと思ったら、JR上野駅到着が18:40!?
長丁場で終演が22時を過ぎるので、遅れてるのにも関わらず、咄嗟に、ドリンクとおにぎり2個とパン1個を買う。
(あぁ~ひでぇ晩飯!だけど会場内では高くて買えない)
しかし、なんて連絡が、わるいところなのよ、今の職場?
ということで、以後、平日のライヴものに関しては休暇をもらいたい方向ですよね。
貧しいくせに、なにか行動が反し崩れてきているような?
3演目ぐらいを見逃すと覚悟していたのに、5演目も見逃したのは、かなり悲しい。
せめて「海賊」と、タマラ・ロホのソロ観れたら嬉しかった。
もちろん本当は全部観たいのよ、決まってるじゃん!

チケットもぎる前に横の素晴らしい写真に反応。遅れてきてるのに又もや写メる。


くるみの時はロビーでモニターを見ていた。案内が沢山いすぎてウザいほど。
質問に答えない案内係りには参った。2回聞いたのにスルーされる。
答えられないことは答えないようにしているのかね。
聞こえなかったのかな?いっぱいいっぱいなのかな?教育頼むよ、東京文化会館!

レポというよりも、主観入りまくりのただの感想文をログに残しておこうと思う。
自分ログなんて、そんなもんよねって開き直り(笑)

指揮:ワレリー・オブジャニコフ  
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団  
ピアノ:高岸浩子



■第1部■ 18:00~19:10

1.『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』
   振付:ジョージ・バランシン/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
   マリア・コチェトコワ(サンフランシスコ・バレエ)/ダニール・シムキン(アメリカン・バレエ・シアター)


2.『くるみ割り人形』より“ピクニック・パ・ド・ドゥ”
   振付:グレアム・マーフィー/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
   ルシンダ・ダン(オーストラリア・バレエ団)/ロバート・カラン(オーストラリア・バレエ団)


3.『海賊』
   振付:マリウス・プティパ/音楽:リッカルド・ドリゴ
   マリアネラ・ヌニュス(英国ロイヤル・バレエ団)/ティアゴ・ソアレス(英国ロイヤル・バレエ団)


4.『エラ・エス・アグア - She is Water』
   振付:ゴヨ・モンテロ/音楽:コミタス、クロノス・カルテット
   タマラ・ロホ(英国ロイヤル・バレエ団)


5.『くるみ割り人形』
   振付:レフ・イワーノフ/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
   ヤーナ・サレンコ(ベルリン国立バレエ団)/ズデネク・コンバリーナ(ナショナル・バレエ・オブ・カナダ)


1Fロビーにて観るけど、モニターじゃ何にもわからなかった。
トイレで中学生~高校生ぐらいのバレエをやっている子が話していた。
ヤーナ・サレンコはもっと観たいと。う~ん、Bプロでしっかりと観てみよう。
子供を魅了するって、どんなダンサーなんだろう。
最近のスター達を知ろうとしていないなと感じる。
昔のスター達をどうしても追ってしまうのだから仕方ない。
しかもロシアだからって、食わず嫌いは良くないね。

6.『コッペリア』
   振付:アルテュール・サン=レオン/音楽:レオ・ドリーブ
   アリーナ・コジョカル(英国ロイヤル・バレエ団)/ヨハン・コボー(英国ロイヤル・バレエ団)


私のバレエフェスはこれで始まった。
やっと会えたコジョカルは期待を裏切らない。
愛らしい!演目にあっている。村娘の衣装がそのまんま絵本からでてきたようだ。
私が着たらぶっ飛ばされるかもだけど、いや舞台ならイケるか?もしれない。
あぁ何てバランス!簡単にやってのけるけれど驚異のバランス時間。
1・2・3・4・5?それぐらいのアチチュードバランス。ぞくっとする。
見たかったコジョカルが今そこで踊っていることに、しびれる。
そのバランスのあとに、それは丁寧にゆっくりとアラベスクを見せてくる。素晴らしい。
もしも音楽に合わせないのだったら、この人はどれだけバランスをとっていられるのだろうか?
アチチュードも、アラベスクも、ルティレも!これでもかって魅せてくるのにいやらしくない。
ロシアダンサーだったら、「どう観なさいよ!」
と、喧嘩を吹っ掛けられているような雰囲気になってしまうのだ。
15日に彼女の全幕「眠れる森の美女」 を観にいく。
彼女がオーロラをどう踊るのか、もう今から 震えるほど 狂喜するほど 楽しみでゾクゾクする。
うぁーーーって、叫びたいぐらいだ。
二度も来日公演のチケットを取ったのに、怪我で来れなかった。
本当にやっと観れた、やっと会えた。本物だった!ありがとう。


 ♪休憩 20分♪

会場に着いて座席に座ったばかりだというのに、もう休憩だ。
ここで私に限らず、あちらでもこちらでもパンの類の匂いが充満しているチープ席のロビー。
1Fロビーの方達が豪勢な食事をしているとは限らないけれど、3万とかのチケット代を出せる人がおにぎりとかってのもね、なんかね?
でも、ボロアパートに住んでいてベンツに乗っているってのもあるぐらいだし、わからんか!?
椅子が空いて座ると目の前に男性。
しかも、いい年齢のおじさん3人が話している(推定 58歳・50歳・43歳)
男性のバレエファンも、もちろんいるのは確か。
前にバレエの掲示板で男性のマラーホフファンと盛り上がったのを思い出した。
しかし、彼らはどの辺にポイントを置いて観ているファンなんだろうか?
一人行動しているとマンウォッチングに夢中になってしまう。
じっと見るけれど彼らは私とは目を合わしてはくれない。
会話が少しだけ聞こえた。

「どういうダンサーが好みなの?」
『スラーっとした背の高いダンサーが好きだなぁ』

照れるわけでなく純粋にバレエ好きなのか?
演目の話題をしていないし、技術的な話も出ていない。
何で必死に聞こうとしたかって?
見た目がいかつい方達なんですもん。
さて解散、案外近くの座席に一番いかつい人がいたわ、ははは。
ってことは、オタクとか偏った傾向ではないかな、だったらかぶりつきで見そう。


■第2部■ 19:30~20:45

1.『ジゼル』より第2幕のパ・ド・ドゥ
   振付:ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー/音楽:アドルフ・アダン
   上野水香(東京バレエ団)/マチュー・ガニオ(パリ・オペラ座バレエ団)


上野水香の純クラシックは全く興味がない。
でも、男性はマチューだし、あぁ、もう!って思ってしまう。
それでも彼女はそつなく踊っているし、きれいなラインを見せてくれてるんだけど、興味がない。
マチューのソロでじっくりと観ようと構えた。
ジゼルの男性ヴァリアシオンに派手さはないけれど、丁寧に踊ってないとボロボロになるような気がする。
地味だけどマチューの踊り、オペラ座メソッドの品がある。
美しいアチチュードターンに、ただただ見惚れる。

2.『クリティカル・マス』
   振付:ラッセル・マリファント/音楽:リチャード・イングリッシュ、アンディ・カウトン
   シルヴィ・ギエム/ニコラ・ル・リッシュ(パリ・オペラ座バレエ団)


ギエムがステージに登場するだけで、もう虜になる。
コンテンポラリーの作品しか踊ってくれなくなった彼女。
今も思い出す世界バレエフェスのガラで踊ったクラシック演目。
めっちゃ派手なドンキの衣装で、超楽しんで踊った。
バレエのお客さんは、ブラーボ!って、大体はオヤジが声を飛ばす。
だけど誰にでも飛ばすからウザイ。
あの時の私達は、天井桟敷席から叫んでしまったぐらいだ。
ヒューヒューって、うおぉ~って最高にHappyなステージ。
あんな高揚は今のスターなきフェスではあり得ない。

さてこのコンテンポラリー作品はどうだろう。
プログラムが最近の私にはたいそう高価なもので買えなかったので、詳細不明。
振付ぐらいは調べればわかる。
振りのマテリアルが数パターン決まっている。
最初はゆっくりと、二人のコンタクトが続く。
緩さのなかでも、時折訪れる鋭さがたまらない。
緩急つけていく、繰り返す。
お互いを信頼しているんだけれど、お互いを警戒しているみたいだ。
繰り返しの中で、探り合い、確かめ合い、葛藤があったりするけれど、安心を大きくしていくようなものを感じる。
早くなる動きが気持ちよい弧を描いて、動きの速度が違うだけなのに魅了されてしまった。
コンテンポラリーを観ると、いや純クラシックでもそうだけど、
今すぐスタジオに行って、全部の音楽を流して踊ってもいたくなる。
狭い座席にいることがつらくなるダンサーほど、最高のパフォーマンスを見せてくれているんだと思う。
痛くなるほど拍手をした。
最近では誰にでも拍手を送れなくなっている。
こんな天井桟敷席でも、7,000円払って来ているのだ。
プロは私達を自然に拍手をしたいと思うぐらいに楽しませてくれないとだよ。
だから、自然にしたい人にしかしないことにする。←何様(笑)
ギエムが現役で踊っている時代に生まれて良かった。


3.『ライモンダ』より第3幕のパ・ド・ドゥ
   振付:マリウス・プティパ/音楽:アレクサンドル・グラズノフ
   マリア・アイシュヴァルト(シュツットガルト・バレエ団)/フィリップ・ヴァランキエヴィッチ(シュツットガルト・バレエ団)


女性舞踊手のことは詳しくない。
とても容姿が綺麗だし、技術的にも、確実にこなしているのかもしれないが、物足りない。
魅せるのが難しいライモンダのヴァリアシオン!
パドブレで進む時のポールドブラ、手を叩く振りは入っていなかった。
品性と妖艶、後半の動きが出てくるところでメリハリを表現してくるが、キレがいまひとつで残念だった。
誰が踊っても 「ブラーボ!」 と叫ぶ男性がいるけど、何だかなぁ…と思ってしまう。
男性舞踊手、フィリップ・ヴァランキエヴィッチ!
前回の時に魅了された彼、3年振りに観る姿は、ほんの少し老けたように感じた。
ちょっとトータスみたい(笑)好き!表情が似ている。
体が重いように感じたり、でも、コンテンポラリーの方が、良さが活きるのかもしれない。



4.『スカルラッティ・パ・ド・ドゥ』(「天井桟敷の人々」より)
   振付:ジョゼ・マルティネス/音楽:ドメニコ・スカルラッティ
   アニエス・ルテステュ(パリ・オペラ座バレエ団)/ジョゼ・マルティネス(パリ・オペラ座バレエ団)


最高!!パリオペラ座の品位を存分に見せつけてくれる二人。
登場しただけで満腹。ジョゼの作品で初見です。また超難しいでしょうか?
今回の演目は初めて観るけれど、彼らは淡々とこなしているようで超テクだったりするので、毎回びっくりさせられる。
オペラ座クオリティで確実なピルエットはダブル止まりだったけれど、アニエスがトリプルを回っていたことに、うおぉ~ってなってしまった。
静かなパ・ド・ドゥ部分と各ヴァリアシオンにコーダ、地味だけど、段々と高揚していく素晴らしい作品ではないかと思えた。
ジョゼは大好きだけど、さすがにおじさんになってきた。
でもマネージュ(左回り)が何とも美しい。
この二人には、いつ見てもため息が出る。
前回の世界バレエフェスでは、JR上野駅でジョゼに会えて、最高な笑顔でサインと握手をしてもらったのは、いい思い出。
今回の衣装もアニエスの作品かな?
プログラムを買っていないので(3,000円)また確認しますね。
彼女の黒タイツ姿を観るのもこういった作品ならではですね。



 長くなってしまったので、後編 に続かせます。
  プログラムを買ったら、継ぎ足しそうなんですもん。