沖縄公演リハーサル中(8/3)に、ミュリエル・ズスペルギー(画像)が怪我。
会場には診断書のコピーがあり、左腓腹筋肉離れで全治3週間との事、またまたキャスト変更!
とりあえず、演目・キャスト…
<Aプロ>
- 第一部 -(18:30~19:15)
『白の組曲』(振付:セルジュ・リファール 音楽:エドゥアール・ラロ)
「シエスト」乾友子、高木綾、奈良春夏
「テーム・ヴァリエ(パ・ド・トロワ)」
ローラ・エッケ/オドリック・ベザール/
ジョシュア・オファルト→アクセル・イボ(7・8)、グレゴリー・ドミニャック(9・10)
「セレナード」ミリアム=ウルド・ブラーム→ミュリエル・ズスペルギー(怪我)
→マチルド・フルステー
「プレスト(パ・ド・サンク)」
ミュリエル・ズスペルギー→シャルリーヌ・ジザンダネ
東京バレエ団ダンサー4名
松下祐次、氷室友(7・9)/小笠原亮(8・10)、辰巳一政(7・9)/
宮本祐宜(8・10)、長瀬直義(7・9)/横内国弘(8・10)
「シガレット」
マチルド・フルステー→アニエス・ルテステュ 共演:東京バレエ団
「マズルカ」マチアス・エイマン
「アダージュ(パ・ド・ドゥ)」
エレオノーラ・アバニャート→ミリアム=ウルド・ブラーム/
ヤン・サイズ→マチュー・ガニオ
「フルート」シャルリーヌ・ジザンダネ→メラニー・ユレル
東京バレエ団
【休憩 15分】
- 第二部 -(19:30~20:20)
「扉は必ず...」
(振付:イリ・キリアン 音楽:ダーク・ハウブリッヒ/ルイ・クーペラン)
オレリー・デュポン→エレオノーラ・アバニャート/マニュエル・ルグリ
「スパルタクス」
(振付:ユーリ・グリゴローヴィチ 音楽:ハチャトゥリアン)
マチルド・フルステー/ステファン・ビュヨン
「ドリーブ組曲」
(振付:ジョゼ・マルティネス 音楽:レオ・ドリーブ)
ミリアム・ウルド=ブラーム→アニエス・ルテステュ/
エルヴェ・モロー→ジョゼ・マルティネス
【休憩 15分】
- 第三部 -(20:35~21:15)
「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
(振付:ジョージ・バランシン 音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー)
ドロテ・ジルベール/マチュー・ガニオ
「椿姫」第2幕より
(振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:フレデリック・ショパン)
エレオノーラ・アバニャート/バンジャマン・ペッシュ
「三角帽子」(振付:レオニード・マシーン 音楽:マヌエル・デ・ファリャ)
ジョゼ・マルティネス
「オネーギン」
(振付:ジョン・クランコ 音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー)
モニク・ルディエール/マニュエル・ルグリ
こんなにも急なことでも対応できて、他の演目が踊れるなんて…
沖縄公演の「小さな死」は誰が踊ったのだろう?
演目が「エンジェル」に変更されたとかいう情報も???
「ルグリと輝ける仲間たち」の演目は独特な気がした。とても大人な印象!
いわゆるバレエガラ公演にありがちな、黒鳥・ドンキがトリになるようなものではない。
客層も一般的なバレエ公演と比較して年齢層が高すぎ。
ざっと見て、50代~70代のおじさま、おばさまが主、そして30代~40代。
20代~10代は親に連れられてきたと言う風で少数だ。何故か浴衣もいた。
これでは若者には文化が浸透しないや!
確かにチケットが高いし、若者じゃ手が出ない。貧乏な私も末席で7,000円を渋々(笑)
2階席は満杯!むしろ1階席に空席がチラチラ有る。
ほぼ時間どおりに開演。幕が上がるまでの前奏がなが~い
<第1部>
『白の組曲』
地方公演では上演されてないので、今ツアーでは初披露。
キャスト変更に継ぐ変更で、どんだけのパートのリハをこなしたのでしょう?
東京バレエ団の女性ダンサー、「シエスト」しょっぱなでした。
結構、安定していて踊りこんでいる気がした!うんうんと見ていると・・・
パリオペラ座バレエ団ダンサーが出てきた時点で、物足りなかった気がしてしまう。
「テーム・ヴァリエ(パ・ド・トロワ)」
ローラ・エッケ、多分はじめて見る!ガタイがいい、ちょっとジロっぽいかな?
緊張していたのか?動揺が少し見られる。全体的にサバサバした踊りをする。
オドリック・ベザールとアクセル・イボ、さすがです!
カトルなどが、きちんとさばかれていて気持ちいい。
着地もきっちり5番だ!当たり前が難しいバレエ。
「セレナード」
2度目のキャスト変更で踊ることになった マチルド、ちっちゃい可愛い!
彼女は、NHK「スーパーバレエレッスン」で観ていた。
若いのにハツラツとした感じがないような気がして、どうかな?って。
病人のようだ とか、毒まで吐いて^_^; でも、ハツラツとしてて安心した!
華奢で壊れそうで、ジゼル2幕が適役っぽいのに、動きは良かったです。
「プレスト(パ・ド・サンク)」
東京バレエ団男性ダンサー4人と踊ったシャルリーヌ・ジザンダネ。
若い方なのかな?飛び跳ねて回転して といった振りを元気一杯に踊っていた。
男性ダンサーだが、さっきの完璧なポジションで踊りきった2人と比較してしまう。
やっぱり日本人は頭がでかいし、脚が歪んでいるし、ポジションが甘い。
ブリゼなんか、腿で打ち付けてないように見える。容姿は変えようがナイ!
「シガレット」
アニエス、友人と話していたんだが、疲れている?顔に本来の元気がない!
プロだし、エトワールだから、バランスきっちり決め、回転も難なくこなしているのだが・・・
「マズルカ」
マチアス・エイマン、かなり期待をしていたんですが、裏切りません。
お顔が小さい!キレイな脚・・・。なんて雰囲気のあるダンサーなのでしょう!!
惹きこまれて、バックの男性ダンサー達が全く目に入らなかったほど。
もっと観ていたかったのが正直な気持ち!もっと、もっとーーー。
<Aプロ>で、彼の演目はこれだけで、とっても残念。
「アダージュ(パ・ド・ドゥ)」
ミリアム=ウルド・ブラームとマチューのコンビで踊られました。
当初、エレオノーラ・アバニャートとヤン・サイズでしたが、とってもフレッシュにw
ミリアム=ウルド・ブラームも雰囲気のあるダンサー。
叙情的な表現が得意なのかな?アダージュ、良かったぁー♪
マチュー、前回来日よりも、かなり落ち着いている!
技術的にも安心してみていられるようになった。
エトワールになって場数を踏み、上達していったんでしょうね。
「フルート」
今回、急遽ヘルプで来日したメラニー・ユレルが踊った。
もともと技術のしっかりしたダンサー!
ひとつひとつのパをきっちり踊りきっていて、安心して観てた。
でも、何か物足りないのは 何なんだろう?華やかさ?オーラ?
男前な踊りなんですかね・・・。
長くなるので、『白の組曲』以降の鑑賞レポは後程。