国際結婚の現実 NZ編

日本の文化が独特すぎるのか!英語文化との違いに笑い、悩む日本人妻のひとりごと。

科学館

2011-07-12 21:45:26 | 日本
今回の帰省で、地元人がみな鼻を膨らまして紹介してくれたところは、名古屋市科学館。

ここには大きなプラネタリウムが併設されている。
それは、今現在、世界でいちばん大きなプロジェクター?だというのが売りで、連日長蛇の列、10時過ぎには一日の入場券が売り切れてしまう人気のスポットである。

このプロジェクター(と、呼んでいいのか。あの大きな鉄アレイみたいな形の)は、まだ結構新しく、ドイツ人がデザインした精巧な機械なんだそうであるが、あの3月の地震で、壊れちゃったんだそうだ。

直してもらうのも、ドイツ人さんに頼っていたのだが、彼は地震が恐くて国へ帰ってしまった。

なので、修理が遅れ、再オープンしてまだ日が浅く、毎日お客さんでにぎわっているという訳だそうである。

ナ二が良かったって、いすがよかった。

座ったとたん、寝てしまった。星のお話は、、、ちゃんと聞いていた、と思う。。。

併設の科学館は、小学生くらいのこどもが楽しめる設定になっており、NZで言えばウエリントンのテパパか、オークランドのミュージアムといったところか。

その中に、特設展があった。それは、『人の恐怖を科学する』というもの。

いわゆるお化け屋敷である。

一緒に行った友人が、前宣伝をテレビのニュースで見ておもしろそうだったから、行こう!と誘ってくれ、私も興味を持った。

1000円よけいに入場料を払って。

もう特設展は終わっているから、書いてしまうが、あれは。。。1000円返せと言いたかった。

私の高校の学祭のお化け屋敷の方が、数倍怖かったぞ!

ただ、そこは、お勉強の場所である。

お化け屋敷を出たら、専門家が書いたたくさんの知識のパネルが並んでおり、そこに面白い事が書いてあって、うならされた。

トイレットトレーニング

2011-07-10 21:38:30 | 
私には、とっても愉快な関西出身の友人がいる。私よりちょっと若い世代で、彼女は、ドイツ人と結婚しているが、だんなさんの仕事の関係でNZに住んでいる。

そもそも、彼女はNZに初めて旅行をした飛行機の中で、彼に出会った、というドラマチックな恋愛結婚だったようだ。

そんな友人が、どうしてまたそんな話になったか覚えがないのだが、もうずいぶん前にこんな事を言った事がある。

あのね、ウチのだんなは、トイレの小をするとき、座ってするのよ。

へ?

それでね、やっぱり男だから、アレを、こうしてね、下に押し込んでもらうの。じゃないと、上に飛ぶでしょ。

へ????

私はこの話にはかなり驚いたのであるが、

先日、あるサイトを見ていたら、同じ内容の事が書いてあって、びっくりした。

今度婚約したという女性が、
結婚するまでに、彼をトイレットトレーニングをしているの。
絶対に、彼には、座って小をしてもらうの。
だって、汚れるでしょ。

と言っているのだ。

へえーっ!!今時の人は、そんなことをするんだなあ!と感心してしまった。

その話をうちのだんなにしたら、まずは大笑いしたのだが、

オンリージャバニーズ!と言う。

え?そうなの?キウイの奥さんは、そうしなさい、って言わないの?

と、私は真剣に聞いたところ、

さあ。ボクは男だから知らないよ。今度職場の同僚のTさん(女性)に聞いてみよっと。

とうれしそうに笑っていた。

結論はまた報告します。

命令されるのが好きなキウイ男性

2011-07-09 14:58:49 | だんな
先の話題を、数人の人に話してみた。

すると、なんと、ふたりのNZの男性をパートナーに持つ人から、うちもそうよという話が返ってきた。

キウイの男性というのは、とにかく妻にお母さんを求めている人が多いのかもしれない。

あなた、電球が切れたから換えて。ここ、掃除して。子供のおむつかえて。お客さんが来たから、バーベキュー台を出して。肉を焼いて。お茶入れて。

この辺りは、実際に普通にだんなさんがやっていることである。

ただ、言われなければやらない。

日本人の女性というのは、このへんを全部やって当然だと思っている。

だから、動かない人はどんどん動かなくなってしまう。

ただ、キウイにはDIYのできる男性は多い。つまり、家の修理くらいなら男がやって当然なのだ。

しかし腰の重さは格別なのである。

これを動かすのは、奥さんの仕事。

ということが、この二人の友人の話から、よーくわかった。

私には、この人を動かす力というのが欠如しているらしい。

病気だ、疲れている、などといわれると、言えなくなり、どうしてもだんなが動かせない。

うちの場合は、他の二人と違い、義理家族がそばに住んでいて行き来が多いため、義母や義姉が口を出したくなるという特徴がある。

強いキウイ女性が助言、尻を叩くという事には、感謝すべきなのであるが、さて、その家の修繕の費用はだれが出すの、となると、当然私たちなわけで、そのやりくりは私たち次第なわけだ。

だんなのお尻をたたくより、自分の裁量で、プロに頼んでしまえばいいのだが、それにはお金がもっと要る。

いわゆる、義理家族というのは、言うだけ言うが、お金は出さない。
もちろん、私は人からお金を借りるなど、毛頭する気はないが。

ならば、適当にごまかし、聞き流す術を身につけるべきか。

親戚側はおいておいても、さて、問題は私である。

友人たちの助言のように、私が口うるさい女になって、男のお尻をけとばすべきだ、と。

これができるかどうかにかかっているらしい。

。。。しかし、なぜ自発的に動かないのだろう?

勉強しなさいと言われても親の言葉に従わない子供のようだ。。。

冬期鬱病 2

2011-07-06 21:44:28 | 親戚

で、追い打ちをかけるように、NZの空港に着いたらそれは始まった。

だんなは仕事があり、迎えにこられないとの事で、私は空港からひとりでバスで帰るつもりだった。

私も、自分のホリデーに区切りが付けられるという気持ちで、自分の娯楽の最後くらい自分で占めたかったんだが。

が、だんなが義姉に迎えを頼んでくれちゃったのだ。

それは親切でありがたく、普段の精神状態なら喜ぶべきなのだが、やはりちょっときつかった。
 
空港から家までの車の中で、話は、うちの経済的な事に行ってしまい、家の状態がひどいままで住んでいる事を哀れまれ、

どこにお金を使うべきとか、どうしていったらいいかとか、そんな話になり、

いわゆる男がハンディマンでないのがいけない、といった話になって、

ならば人に頼んでお金を払って直してもらうようにするべき、そのお金がないなら、コンピューターなどに使わず、捻出する方法を考えるよう

私が弟(だんな)に話すわ!と義姉は意気込んでしまった。
                                                                      
これは、もうここ何年も、義姉に始まり、義母、だんなの友人も同じ事を言っていて、
家を訪問し合う文化のこの国ではさけて通れない道なのかもしれない。

私の親戚は、仲が悪い訳ではないのだが、母方の祖母と叔母以外は互いに家を訪問する事などまずなかった。

名古屋の人の気の使い方なのか、訪問するイコール相手やその配偶者に気を使わせるから遠慮するという価値観だった。

旦那の一家では、突然の訪問は多く、よく集まり、よく電話し合って、干渉し合う事が多いために、討論会というか、話し合いというか、けんかというか。。。
そういう事がある。

前出のように他の人たちの問題は異性関係が多く、うちの旦那も、放っておけないと首を突っ込んで行ってしまうのだ
が、
うちの場合は、ちょっと違う種類の問題で、まわりも、ただ家を直すだけじゃない!と、
みていていらいら耐えられないようだ。

さらに、『こんなひどい状況で放っておかれたら、私なら妻として耐えられない、出て行くわ!』と義母も義姉も話はそういう方向になっていき、鼻息荒い。

こういう発想はキウイの女性だからなのか。簡単にセパレーション。

私がそのうち、怒って出て行って離婚するだろうみたいな話にまで行っちゃうのだ。

そして精神的に沈んでいるときは、何でもマイナスにとりやすいもので、

これって、私にもっと強い言葉を言う嫁になってほしい、いや、自分の弟にはあなたでなくもっとしっかりした嫁が欲しい、別れてくれといっているようにも聞こえ。

ーーー帰ってきてのっけからこの話、そして今週中は、あなたの事が心配だ、大丈夫か、というテキストも入ってきたりで、どんどんどつぼにはまって行った。


ぶっちゃけ言うと。

私という人間は、家がぼろぼろでも暮らして行けちゃう。ということだろうか。

そりゃ半年に一回くらいは切れるが、もう雨風しのげて、住めりゃいいやという感じになってきている。
この環境に慣れた。というか。

人を呼ぶにはひどい状態と自覚しているので、私から人を誘う事はまずない。なので、この方たちも、私たちが住んでいる環境を見に来なければ、この問題は起こらないはずなわけで。

当のだんなも、家の修理の事はわかっていても、それより今回の手術代やらなんやらで、好きな車を売らなければならないなどで気落ちし、
かろうじて毎日仕事には行くが、うちでは異常に無口で寝てばかりの鬱状態。

そんなこんなで、Head down, Tale up, じっと下を向いて働き続けるしかない毎日がまた始まったところなのである。

冬期鬱病 1

2011-07-06 21:33:14 | 日本
日本から戻って以来、もうひとつ気が沈んだままである。

今回の帰省では、自分の居場所がどんどんなくなっていることをはっきり感じた。

いつも、もし、日本に戻るなら、、、という希望を持って、仕事や賃貸の価格などを見回すのだが、
自分の年もあるが、もうだめだ。。と実感。

NZが嫌いというわけではなくて、いいところはいっぱいあるのはわかっているが、やはり日本の方がまだ
いろんな面で住みやすい。。。便利、物価が安い、安全。。。

原発騒ぎはまるで外国の出来事のようで、
政府が私がいた3週間の間にもなにひとつすすめないことには辟易したが、
でも、国民はみな平静というか、それはもう受け入れてそこで生きて行くしかない、という雰囲気だった。

そんな沈んだ気持ちで、送り迎えをしてくれた母に別れを告げ、ひとり関西空港に向かった。

ひとりになってから飛行機に乗るまでは、荷物のキロ数やら、機内持ち込みのものをうっかり手荷物に入っていないかが気になり、

緊張の連続なのだが、飛行機が飛び立つと、悲しさが湧きながらも、また必ずくるという強い決意をする。

年を重ねれば重ねるほど、置いてくるのはつらいものである。

置いて行かれる方は、もっとつらいのであろうが。


仁と医療費

2011-07-03 22:11:24 | 日本
今回の帰省で、2人の知己が病気で入院や手術をしていたこともあって、この年で初めて日本の医療の事を知った。

いわゆる、一般的な人ーーー仕事を持って働いていて保険証を持ち、特約付きの任意の医療保険に入っているという人の、医療費というのは、日本ではかかったものよりもそれ以上に戻ってくるということなのだ。

例えば手術をすると、そのときのお金は保険証本人は1割分だけ払えばよい。

そして、そのことを医療保険の方に伝えると、手術代とベッド代が支払われ、なんと、結果的にプラスになるんだそうである。

最近夫の心臓手術をしたばかりの私には、ちょっとショッキングなニュースであった。

前出のように、NZでは、救急で運ばれたり、公立病院の手術の順番を待てば医療費は無料だが、自分の意志で医療を受けると、実費であり、医療保険に入っていなければ全額負担となるのである。

医療保険に入っていた夫は、結局1割負担ではあるが、凡人にはかなり大きな出費。

そんな事があった矢先だったので、ものすごくあのテレビドラマ 仁 の台詞が響いてしまった。

『日本の保険の制度は、世界のどこよりも優れている』

病気をして初めて知る日本の良さ。

だった。

外人3人

2011-07-01 23:41:17 | 日本
今回、日本はどうだった?と聞かれて、いちばんに特筆すべき事は、これだと思う。

東京でも大阪でも、ほとんど外は歩かなかったのもあるが、今回3週間近く日本にいて、外国人には3人にしか会わなかった。

ここでは外人とはいわゆる、白人や、黒人の顔をしていたりする人のことだが、中国語は街を歩いているといっぱい耳に入ってきた。

地震や原発問題がいちばんの原因だと思うが、これは驚いた。