国際結婚の現実 NZ編

日本の文化が独特すぎるのか!英語文化との違いに笑い、悩む日本人妻のひとりごと。

帰省と尻もち

2009-05-29 17:51:06 | 仕事
数日前、同居の姪から、日本行きのチケットが激安で出ているよ,という話を聞いた。

ウエブサイトで見ると、なんと、往復700ドル。

目を疑った。

だんなも初めて日本へ言った20年前から、いつも航空券の値段を見るのが癖になっていたそうだが、こんな数字は初めて見たと言っていた。

これはもう,行くしかないよ!と口をそろえて言う姪とだんな。
職場の上司も,1週間なら大丈夫だと言ってくれ。
まだ年休はないものの、2週間後に6日間だけお休みを取ってしまうことになった。

そんなこんなで気が抜けたか張り切りすぎたか。。。職場で50kg近くの家具を引っ張ろうとして思いっきりかけひもを引っ張ったら、ひもがちぎれてしりもちをついた。目から火が出た。

若い頃行ったスケートリンクでの転び方に近いというか。が今の体重とはちと違う。。。ネットで見ても、実際のところ日にち薬らしい。。。

うちの中では、関節炎の犬、座骨神経痛のだんな、そして私と、動くたびにウッと言っていて、なんとも動きが緩慢である。

でもどうしてもスーツケースを持って帰省するんだーっ、と気力が私を動かしている。

腰が痛い人の気持ちが初めてわかる体験をした。。。

膝を閉じた効果?

2009-05-25 18:29:48 | 仕事
ちょっと前に、ダイエットに膝を閉じて座って骨盤を締めると、やせられるという事を実行していたことを書いたが、実はそのせいなのかなんなのかわからない物の,私は最近2kg減っていることに気づいた。

とってもうれしいー。


Trade me 出ビュー

2009-05-25 02:36:26 | 仕事
家の中、下に不要品を貯めるのが趣味のだんな。

これ、いつか、トレードミー(NZ最大のオークションサイト)で売ろう。が癖で、なにやら新しい電化製品、コンピューター用品を買って来ては、使って間もない物を置いておくのだが、それを売るという行動に移すことは皆無に近いから、一部屋にもうごみのようにたまっている。

数ヶ月に一度,私の糸が切れておおげんかになる。

あの部屋,汚すぎる!整理してよ。ーーーはいはい、
私が整理する!ーーーだめだ触るな。
早く売ってよーーーはいはい。

そのうえ、義母や義姉からもモノを売ることを頼まれてもってかえってきたりするから又増える。怒!

あなたがやらないな私がやる!ーーーだめだ自分がやる。

このけんかを続けてはや数年,先日やっとだんなが折れた。

私がそれらをオークションサイトで少しずつ売ることを始めた。

最初はむかーし私がだんなにあげた物で全然使っていないフラスコ(登山なんかに持って行くお酒を入れるシルバーのアレ)。
ちょっと小さくて全然片付けにはほど遠いのだが、まあとにかく。。。

4日過ぎたが,なかなか売れない。

そばで、売り方にはこつがあるんだよ、広告の手ほどきしましょうか、(昔広告デザインの仕事をしていた)とニヤニヤ笑ってみているだんな。怒
意地でも売ってやる~


ポケットティッシュ 150円

2009-05-24 04:01:02 | 仕事
NZは、とにかく物価が高い。

ポケットティッシュが必携の季節になって来たが、これがなんと薬局でひとつ1ドル50セントで売っている。

平均年収が3万から4万ドル、日本の感覚で行くと、年収300万から400万円、ということで、1ドルは100円の価値と考えるのがわかりやすいのだが、その所得税が20%の国で、ティッシュひとつがこの値段。

割合から行くと、ものすごく高いことをわかっていただけるだろうか。

こちらのポケットティッシュは、レストランに行ったときに出てくる口をふくナプキン級に固いのも特徴である。

箱ティッシュはあんなに柔らかく薄いのに、なぜポケットティッシュはあんなに分厚いのを売るのだろう?

もちろん今でもこちらの人はハンカチで鼻をかむ人も多いからであるが、あれはどうしても私は頂けない。

かんでも、またバッグに戻してまたそれで後からかむ。。。この豚インフルエンザがどうのこうのいっている時に、こんな不衛生はないんじゃないか。

そこで登場したのがドルショップのティッシュ。

これは10個入って2ドル!

これぞ私たちが期待する値段である。

それにしても、日本じゃポケットティッシュなど買う物ではなかった。当然のように、駅のそばでもらえる物だったのに。

そういえば、ポケットティッシュの横で、ハンドクリームの試供品サイズが、これまた堂々と2ドルで売られていた。


きこりの独り言

2009-05-22 13:32:59 | 仕事
NZに来て以来、趣味はナンですか、と聞かれたら、私は多分木を切ること、と答えるようになったと思う。

これにはいろんな意味が含まれるが、とにかくまずうちのだんなは、木はそのまま生えるままの姿が美しいと思う人なので、木を切ることには大反対なのである。というか、腰を痛めただんなにはもう何も期待できないから私がするしかない。

もっとも、この国ではネイティブの木(NZにしか生えない木)や、6m以上の木は切りたおすと違反になり、ナン百ドルの罰金である。

そんな私はどこまで切っていいのかわからなくて、枝だけ切って来たが、最近は根元からがりがりと、のこぎり一本で切っている。汗の出るいい運動である。
そして私は今日もまた木をきってやった。

ひとつは私も大好きな木で、多分あれもネイティブの木だったが、今では屋根より高い鯉のぼり、でなくて、やねよりタカークなって葉っぱやら種子やらが落ちて、雨どいを詰まらせる一原因になっているから、早く切らなきゃだめだよ、と、隣の人にも言われていたのだった。

隣の人が、切らなきゃ、と言ったから、多分切っても大丈夫なのだろう。と思う。

彼はアイルランドからの移民で最近住み始めた人なので、NZの規則をどこまで知っているかは定かでない。

とにかく、切ったらやっぱりだいぶ部屋が明るくなった。

お次は、こっち、とツタの枝をがりがりやっていたら、ふっとあることに気づいた。

私は、休みの日もこうして木を切っている。本当なら友だちに会いに行って、一緒にドライブしたり、ケーキを食べたり、そんなことをしたいのに。それが、日本では趣味だったのに。

この国で住むということは、何時もいつも何か家の修繕をしていないといけない。。。だから、NZの人は、子どもを学習塾に連れて行くなんてことも、しないんだろうなあ。というか、そういう家の手伝いなどをすることで、生活の知恵の中から学ばせているとでも言おうか。

そんなことを考えていたら、雨が降りだして中断。

だいぶ、できた。今日はこれでよしとしよう。

こうして私の腕っぷしはまたたくましくなっているのであった。





くるまのテールランプ

2009-05-21 04:10:26 | 仕事
最近の自分は、この国の生活の悪い所しか見えていない愚痴ったれなのであるが。

どーも受け入れられないことのひとつに、車のテールランプがある。

車は全部輸入車だから統一のしようがないのだろうが、多分あれはフォード系か、ブレーキを踏んでもテールランプがオレンジ色のままで、ちょろっと明るくなるだけで、赤ではないのである。

雨の多いNZの冬、特に夜はとてもみづらい。

なぜちゃんと規制しないのだろう。

大変気になる。



夢見る力

2009-05-17 16:14:00 | 仕事
だんなが腰を痛めて、果たしてこれから仕事をして行ける体なのか、早くも隠居しなければならないのか、などと暗い発想ばかりに苛まれていたこの1週間、キウイのだんなはほんとにのんびりしたもので、これで今週の宝くじに当たったら、リタイアも楽だなあ。などと言っている。

人の気も知らないで。

今日職場でね、自分が宝くじに当たったら、職場の仲間に好きな物を買ってあげる約束をしたんだ。

君は何が欲しい?

はっきりいって、もうこの妄想は聞き飽きた。

だんなが夢見る横で、私は現実的なニュースをネットサイトで読んでいて、生返事をしていた。

ちなみに、なんで暗い発想が1週間だったかというと、腰を痛めてからかかりつけの医者に行き、そこからレントゲンを撮る予約に3日かかり、またその結果を診断してもらうのにかかりつけの医者に予約を取って行き、そこから整体師を紹介してもらって予約がとれたところまで来るのに1週間だったのである。整体師に会って、初めて、では治療をします。ということになるのである。だからこの一週間は、インターネットで調べた限りの自己判断の治療をしていたに過ぎない。

とりあえず、少しずつ良くなって来ているらしく、5日目から職場に戻ったが、立ち仕事の所、座らせてもらっている。

もしこの腰が深刻な問題ならば、それこそ仕事も何ヶ月も休み、治療とリパビリに私も彼の足とならねばならず、収入はACC
に頼ることになる。。。この不安がある状況の中でも、夢をみられるというのは、もういらいらを通り越して感心すべきかもしれない。

思えば、私は、というか、ほとんどの日本人はそうだと思うが、NZに来てから、いろんな事をあきらめて来た。

交通の不便さ。物価の高さ。魚の鮮度。仕事のいい加減さ。客を客と思わない態度。人種差別。

こういうことを毎日のように経験していると、人間、だんだんしぼんで行く物だと思う。しかたないか。。。まあ、いっか。。。というように。

しかし、ここで生まれ育った人というのは、それが普通だから、その中で夢を育む訓練ができていると言えるのかもしれない。

夢見る力、私も確かに30代までは持っていたのだが。。。

電子レンジと座骨神経痛

2009-05-16 00:32:18 | 仕事
半年ほど前だったか、電子レンジの扉にひびを発見。
電磁波がもれると体に悪いからということで、捨てることになった。
それをきっかけに、電子レンジ排斥運動が(だんなによって)展開され、そういう物を使わない30年前の生活様式で、エコにも体にもよく、お金もセーブしちゃおうということになった。

が、夏はまだよかったものの、この季節になると、非常に困った。
前の日の残りの冷ターイまま飲むスープなんかは、寒い!の一言。
残り物を暖めるのに、大きななべに入れて全部一緒くたに温めて、鍋も汚れる。。。と不経済を絵に描いたような結果に。

と、そんな毎日をすごしていたら、3日前に、だんなが腰を痛めた。
くるまの後部座席から何か取ろうとしてひねったら、ぐぎっといったらしい。
そのときは、ぎっくり腰だったと思うのだが(この英語がわからなかった)、それから変だな、変だな、と思いつつ、次の日にまたくるまをバックさせようと体をひねったら、ガーン!ときて、動けなくなり、くるまは植え込みに向かってバックしている最中だったから、ハンドブレーキをひいて危機一髪で止めたらしい。
医者に行ったら、座骨神経痛と言われた。

とにかく暖めて安静にということで、職場の人にも勧められ、ウイートバッグ(wheat bag, そば殻が入った小さな枕みたいな物)と、それを暖める『電子レンジ』!!!!を買った!!

痛みに苦しむだんなは気の毒だが、ひょうたんから駒というか、七転八倒いや7転び8起き。ということにしておく。。。


NZの商法

2009-05-10 23:25:05 | 仕事
先月のバーゲンが終わってから、仕事ではだいぶ自分のペースで動けるくらいお客さんの数が減った。

しかし。大問題が。

セール中、どの商品にも50%オフ!とか60%オフ!というシールを貼ったのだが、セールが済んだらみんな元の価格に戻るということで、ゼーンブはがす作業があった。

これが、半端じゃない量で、大変だった。

だった、と過去形でいいたいところなのだが、なんと、未だに時々そのシールがくっついた商品が出てくるのである。

というか、お客さんというのはそういうのを探して持って来ては,レジでその値段で売れとごねるものなのだ。

さて、こういう場合、どうすべきか。

NZでは、ごめんなさい、これは間違いでした。と店側が謝り、客が受け入れればそれで商売は成立である。

しかし、たいていの客は、
false advertisingだ!コンシューマーサービスに電話してやる!とか、
あのね、知ってる?こうやって値段をつけてたら、その値段で買う権利がお客にあるんだよ、と老婆心を出す客もいる。

果たして誰が正しいか。

実は、店側である。

NZの商法では、店と言う施設の中にいる限り、店側が絶対の決定権を持ち、その場で値段を変えることもできる。
コンシューマーサービスに電話するような人は、あとで苦虫をかむことになるのだ。

これはここ10年内で変わったことなので、文句を言う人も古い知識をそのまま持っている世代の人が多い。

それにしても。。。
客にどうのこうの言われても、
だれだって、ミスは犯すのです!
と、店側が胸を張って言ってるその様子は、ちょっと。。。

やっぱり、悲しいのである、このNZのカスタマーサービスが。

キョーフのブーゲンビリア

2009-05-08 11:10:55 | 仕事
日本は行楽シーズンで、今頃から夏にかけて、常夏の島のリゾートなんかに行く人も多いだろう。

そんな所に必ずある、あの華やかな花、ブーゲンビリア。

うちの庭にも、ブーゲンビリアがある。いや、あった。
NZ人は、ブーゲンビリアと聞くと、ひえーという顔をする人も多い。
NZに来るまでは、私も、この花が嫌われ者だということは知らなかった。

この日当りの悪い家だが、唯一日があたる側の庭にそれはあったため、よく枝も伸びており、夏には濃おいピンク色の花をつけていた。
冬も気温が20度くらいまで上がるNZでは、植物の生長は止まらないので、木は青々していた。

しかし、これがなかなか恐ろしい。
きれいな花にはとげがある、ということで、のびのびとした枝に、20cm間隔のとげがあるのである。

なので、去年だんなが根っこからこの木を切る決意をした。
とてもきれいだったので、もったいなかったが、もうその場所が通れないほどすごい生え方だったため、、、。

しかしその蔓の絡まり方はすごく、1年経って枯れてもそのままの形で他の木にぶら下がっていた。

そして、本日,私は枯れ枯れの枝をついにばりばりとちぎって、捨てる場所に持って行く作業を始めたのであるが。

とげは健在!
そしてそのしなりのある枝もひゅんひゅんと私をめがけて飛んでくる。

これが痛いのなんの。
ボクシングのパンチをよける練習のごとく、集中していないと、まさにとげが顔に刺さる。
着ていたジーンズは、ひっかけ傷でいっぱい糸がでてきてしまった。
手にはめていた分厚い園芸用の軍手も、びりびりにやぶれた。

そして私は耳に穴があいてしまった。

もうひとつ言えば、ジャスミンもこの国では雑草、と、嫌われる物らしい。
その蔓が、地面も壁も這うことかららしい。
ジャスミンも、日本だったら観葉植物として珍重される物なのに!!

しかし、うちの犬も先日そのジャスミンのあたりに入って行って、出てこないことがあったが、果たして彼の胸から足にかけて、蔓が絡まって動けなくなっていたのだった。