国際結婚の現実 NZ編

日本の文化が独特すぎるのか!英語文化との違いに笑い、悩む日本人妻のひとりごと。

バトルシップ ヤマト

2011-07-31 16:09:17 | NZならでは、その他
NZでも、世界の映画が見られるフィルムフェスティバルというのがある。

今までは、多くが半英語になった、アニメ、が多かったのであるが、最近はなんとこんなのもくるんだなあ。

たまたま、友人が誘ってくれたのが、なんと宇宙戦艦ヤマト。

いやはや、私が中学生の頃だったかに代人気になったあのアニメーションが、キムタク主演で映画化されたとは。

日本での公開は去年だったらしいから、もう古い話題だが、このフェスティバルでは、どれも1週間くらいしかないので、700名は入れる会場が満杯だった。

ナ二が印象に残った、って、8割方キウイの中で見たからか、笑うタイミングが違う、ということだ。

ここは、笑うとこじゃないでしょ!?というところで、吹き出す声があちこちで聞こえる。

確かに、ヤマトのユニフォームとかは、昭和の香りぷんぷんで、突っ込みどころがある話の展開もなきにしもあらずだが、せっかく楽しんでいるのに、そこで笑うな。とちょっといらついてしまった。

極めつけに、ラストシーンで、ピロピーロ、と、携帯の着信音が流れるではないか!

会場全体が吹き出し、拍手まで起こって、私はすっかり憤慨して映画館を出る事になった。

まあさ、あれはいけなかったけど、ほかの部分で笑ったのは、disrespect じゃないんだよ、ただ、different culture なだけ!と、弁解するだんな。

どう違うのよ。

とはいえ、私も吹き出しちゃったのは、キムタクがまさに突然、森ユキさんにぶっちゅ~っと行ってしまったところでしょう。

ああ、かなり飛躍してしまったというのか、映画のお決まりというのか。。。

しかし、南半球で聞くあの懐かしい音楽におばさんとしては感激してしまったのである。さらば、地球よ~

私の場合は、さらば、日本よ。かあ。

I came a long way...

中学の頃、わいわいやっていた友人の顔が浮かんだり。
ワープという言葉が大流行し、この21世紀には、もっと文化は進んでタイムトラベルもどこでもドアも可能になっているだろうと思っていた。

今もまだ、NZと日本は11時間かけて飛ばなければいけないし、まだ四次元にも手が届いていない。

事実になっていたのは,放射能除去装置がのどから手が出るくらい必要になっている現代日本だったのは、なんと皮肉な事か。





バスカード

2011-07-30 23:49:19 | NZならでは、その他
帰省したとき、大々的に始まっていた交通機関などのICチップ入りプリペイドカード。

香港ではオクトパスカード、ロンドンではオイスターカードとか。

日本じゃスイカだったり、イコカだったり、マナカだったり、全国で名前が違って、さっと言葉が出てこない私の最近の頭では、混乱していた。

で、NZでも4月だったかに始まったホップカードというのがあって、私もひと月だけそれを使った事がある。

乗るときと降りるとき、カードを機械にタッチする。

タッチすると、電子音がする。

で、プリベイの額が低額になると、Please check the balance. ( 残額をチェックしてもっとお金を入れろってこと)と言われるが、残額が出る訳ではない。

ちゃんとタッチできていないと、Please try again.と、機械に怒られる。

これだけの事を聞き取るのに、何ヶ月もかかったわ。

何より、日本のと大きく違うところがある事を知った。

それは、降りるときにカードをタッチするのを忘れると、5ドル引かれるという事である。

カードを初めて買ったときに、デイリー(コンビ二)のお兄ちゃんが言ったので間違いないと思う。

もっとも、私は日本でも、NZでも、タッチするのを忘れる事はなかったが、機械が反応しなくて、もう一回やって、もう一回やって、と言われたり、時々カードをどのポケットにしまったか忘れてしまって、通勤途中の人が乗っているバスを止まらせたまま待たせるのが気苦しいということで、タッチしないまま降りたりする人を見たことはある。

また、NZではこのカード、定期券よりうんと割高。というのも、こちらではあまり交通機関が発達していないので、乗り継ぎなどによる割引も関係ない人が多い。

この制度を始めるにあたって、98ミリオンドルの投入、バス1台につける新システムの機械類は3万ドルかかってるんだ、ボクの年収だと運転手さんも言っていた。

日本のティッシュ配り並に、たくさんのバイトを主要バス停に立たせ、専用ユニフォームと鞄まで支給してパンフレットを配り宣伝をして、私も数人のバス同乗者と話したがあまり評判はよろしくない。

大々的に始めた制度だが、NZではあまり続かないだろう。あーもったいない。

アルカホリック

2011-07-29 06:08:43 | NZならでは、その他
NZでは、いろ~んな病気に対する援助団体があり、それに関するテレビの宣伝や、ダイレクトメールがよくくる。

盲導犬協会に始まり、アルツハイマー、染色体異常常、難病、鬱病、またその他にも、ギャンブル、アルコール、喫煙問題を助けるという団体もあり、よく宣伝している。

その中で、これ、問題視されるの?と感じてしまうのが、アルコール問題、アルカホリックと呼ばれる。

悪ふざけをする人、セクハラする人、暴言を吐く人、そして次の日にはそれを忘れてしまう人、なんかがテレビのコマーシャルで出てきて、次の朝、仲のいい友達なんかが、真剣に直した方がいいよ、という話をする下りのコマーシャル。

あれが治療の対象になるとしたら、日本の酒飲みおじさんは、全員対象である。

西洋では、日本の酔い方はかなり軽蔑の的になる事を知っておいた方がいい。

cup of tea

2011-07-24 11:57:28 | 仕事
だんなの職場では、ゴールデンルールがあるらしく、だんながお茶を淹れてはいけないことになっている。

それは、彼が一応その職場の店長という立場だからという理由ではない。

一度スタッフにお茶を作ったら、今まで飲んだ中でいっちばんまずい!ということだったからだそうである。

こういう事が言えてしまう職場の人間関係も笑えるのであるが、だんなのためというか、自分の経験からも少しいい訳をさせてほしい。

こちらでお茶を入れる、といえば、まずコーヒー?紅茶?と聞く。そしてまず9割方の人が、ミルクを入れる。

ミルクというのは、あの日本で言う小さいカップに入ったフレッシュではなく、ほんとうに普通の牛乳なのだ。

思うに、こちらの牛乳は、脂質が日本の物よりうんと高いからと思う。

ちなみに、キウイのだんなは、あの小さなカップに入った、コーヒーフレッシュなるものを見たとき、おそるおそるそれを持ち上げて、どうして牛乳が,何ヶ月も持つの?と言った事がある。

そんなことは、私も考えた事がなかった。まあ後で知ったが、NZ人が開発したというロングライフミルクというのもあるんだから、そういう事なんじゃないかと私は勝手に理解したが、

とにかく。

だんなの職場には、紅茶好きが多いらしく、お茶を入れるとオファーした人は、それぞれミルクと砂糖もどれくらい入れるか聞いて入れ、ぐるぐると混ぜて、マグカップを当人のところに渡しに行く。という事をする。

この、ミルクと砂糖の量がその人に合わないと、まずい。となるわけだ。

はっきり言って、そんなことはわかるわけがない。

砂糖はまだしも、ティースプーンに何杯、で表現できるが、ミルクについてはわかる訳がない。

なので、こちらでお茶を入れる人は、先にミルクを入れて、当人に見せ、これくらい?と聞くこともある。

職場ではそこまでやってられない、という事もあるわけで、適当。になるのだ。

ちなみに、最近はやりのエスプレッソマシーンが置いてあるようなおしゃれなお家や職場は、この場合のぞく。







DIY

2011-07-22 23:55:20 | うち
キッチンの床のビニールタイルが、ここ最近べらべらとはがれてきて、のりの寿命と見える。

歩くと、タイルがずるっとすべってかなり危なかった。

なので、とうとう床を修理することに。

実は私がやるつもりで、材料には目星をつけていた。

だんなは、色などにうるさいので、一応買う前に聞いておこうと思い、店に連れて行ったら、なんと彼自身がやる気になってくれた!!

フローリングっぽいが、ジグソーパズルのようにはめ込みながら張って行く木。ひと箱2平方m分で、50ドルくらい。

うちのキッチンはそれほど広くないので、2箱で足りた。

デモンストレーションビデオを店で見たときは、あらあら、簡単そう、と思ったが、そうでもなかった。。。

電のこも必要で、組み合わせるため、下手にどこでも切ってよいわけではないから、結構集中力も要る。

結局全部だんながやってくれました。


自分のいる場

2011-07-22 21:55:56 | 仕事
週5日働いている。

いわゆるフルタイムというやつである。

多くの女性は、出産育児などで、少しの期間休んだりしたことがあると思うが、私は思えば、人生のほとんどを働いていると思う。

しかし、そうありたいと願ったのだから、別に悲しい訳ではない。

50を目前にして、そして、NZで2度の失業を経験して、最近は、こう思うのだ。

I am scared of losing my job.

そういったら、だんなは、えっ?

I am scared of working all my life.

と言った。

たいていの人はそうなんだろう。人生で、やりたい事、好きな事がある人は、仕事なんて行っていたら、時間の無駄だ、ということだろう。

私は、特にそういう事がないので、たとえその仕事場が嫌いであっても、自分の毎日身を置くところがあることで安心する。

旦那のようなタイプの人がうらやましくも思う。

反対に、お金があったら、どうするか?を考えれば、私は自分の好きな事を商売する。と、働く方にすぐ考えるが、

旦那のようなタイプの人は、いい車買って、旅行三昧して、○○して,○○してと、いっぱいやりたい事が出てくるようだ。

貧乏性とはこれいかに。。。



しみとり皮膚科

2011-07-21 03:37:10 | 日本
化粧品フリークの姉が、今回の帰省のとき、なんだかとってもきれいになっていた。

顔が、赤ちゃんのような肌、だった、という表現があっているだろうか。

もちろん、20代の頃から、お肌の手入れには気を使ってきていた人なので、納得ではあるが、今回は特にびっくり。

秘密をきいたら、なんと、家の側にある皮膚科のうわさを職場の同僚の人からきいて、思い切って行ってみたそうなのである。

ナ二が決め手だったかといえば、お値段。顔全体で3万円でできるなど、信じられない安さ!

私の知識では、シミ1カ所に3万かかると思っていた。ところが、姉が言うには、それは美容整形外科だったり、古い機械だったりするからだよ!とのこと。皮膚科だから、ほけんが効くのよ!と。

その開業医さんは、代々医者の家系で、彼自身も大学病院を辞めて皮膚科を開いた人なのだそうだが、姉いわく、チャラオさん。

チャラオって何よ?と聞けば、あんたそんなことも知らないの??

いわゆる、ちゃらちゃらしたオボッちゃまという事らしい。

しかしお金持ちだけあって、彼は、最新の機械を導入し、口コミでやってくるお客さんが絶えないそうなのである。

わあ~、私もやりたい!3万ならなんとかなるわ!と意気込んだが、

治療には、最低でも1ヶ月かかり、その間のコンサルト代は実費、もちろん、今は私には持てない日本の健康保険証も必要だが、まあ旅行保険を使うという手もあるものの、いくら皮膚科といえ、果たして旅行保険会社はそれを出してくれるものだろうか?

また、治療期間は冬の紫外線が弱いときが良いらしく、その時期に帰国しなければならない上、その間の出で立ちは、傷口をガーゼで覆い、マスクをかけ、銀行強盗かイスラムの抑圧された女性かという感じらしい。

姉はこの出で立ちで、仕事にも通ったそうなので、この治療を知らない人は、大丈夫?DV?と真剣に心配してくれたらしい。

そんな話をだんなにしたら、へえー、ボクは君のシミは全く気にならないけどな。
というが、ま、どうでもいいというところだろ。

どちらにしても、私にはできない話であったが、ひどいシミを最近、自認するようになり、ちょっとの間、夢見たのだった。

フォトジェニック

2011-07-17 21:12:23 | NZならでは、その他
先日帰省した際、姉や友人が、これいいよ!という化粧品をすすめてくれた。

あなたのしみは、これで多少は薄くなるわ!これ以上増やしてはだめ!などと、私にはとても買えないランコムの日焼け止め下地クリームだとか、体用日焼け止めとか、日傘とかまで勧められた。

そういえば、日傘の存在なんて、すっかり忘れていた。

そして、友人は、ドクターシーラ○という会社の、エンリッチリフトクリームをくれた。

彼女は、これを使っているせいか、前にお会いしたときより、うんとうんとお顔が小さくなり、
おきれいになっている。

なので、納得の気持ちで使い始めた私。

これが、なかなかちょっと癖のあるにおいなのだが、やはりすごくしっとりする。

そして、リフトというくらいなので、垂れた顔の肉が引き締まるというわけだ。

使い始めて2週間以上たち、本日だんなに聞いてみた。

ね、ね、なんか私の顔、小さくなった?若返った?

すると、だんな。

前から言おうと思っていたけど、君ほど写真写りの違う人って珍しい!
君の写真って、別人のように顔がむくれている。でも実際は、すごく細い顔なのに、なんでだろう?

と、うれしいような悲しいような事を言ってくれる。

確かに、自分で自分の写真をみると、あ~いやだ、変な顔!私はこんなにまんまる顔なのかあ、と思う事はあるのだが、

人がそんな風にも思っている事があるとは。

とる人の身長による角度だろうか?あごを引かないからだろうか?

などと原因を考えてみるのだが、わからない。

とにかく私は写真向きの顔でない事は確からしい。






創作料理

2011-07-16 06:57:07 | NZならでは、その他
この私が、料理の日記なんて。

昨日、いろんな意味でぎりぎりに迫られて?作った料理が、ヘルシーかつおいしかったので、書きたくなった。

だんなの手術以来、ダイエットを真剣に考えなければならない中、やはり私が料理できる日は週に数回。

バスを1本遅らせて、朝、一品作っておくとか、途中までつくっておいて、あとは先に帰宅するだんながするとか、そんな事も始めている。

たくさんの方から、タマネギとトマトを食べさせるのよ~と言われていた事、日本で見た花まるマーケットのトマト料理も頭にあり。

日本では旬でも、こっちは涙が出そうなくらい今トマトが高いんですけど。

とにかく、食料を買っておかねば、何もできない。。。

が、今ある物で考えられたら、経済的。というか、そのときは、もう苦し紛れの一品だった。

昨日の朝、ふと思いついたのが、既成のパイ皮シートを使った野菜パイ。

冷凍庫にあったそれを耐熱皿にしいて、その中に冷蔵庫にあったもの

ハム、
ほうれん草、
トマトを4個半分に切って置き、(包丁使うのここだけ)
卵を数個割って入れる。
上からサワークリーム(ライト)小の容器のをスプーンですくって散らしてかけて、
その上からもう一枚パイシートをのせて
オーブンへ。

多分1時間は焼かないといけないと思うが、朝は30分くらいしか加熱できなくて、夜後残りの時間オーブンに入れて、出来上がり。

いやあ、偶然の産物とはいえ、なかなか色もきれいでおいしかったです。

扁桃核

2011-07-12 21:51:48 | NZならでは、その他
それは、人の脳の一部、扁桃核という部分が、恐怖の感情を司っているといった内容で、研究により、日本人のその部分は、西洋人のものより発達している、というのだ。

つまり、発達している人は、恐怖を感じる事に敏感で、発達してない人は、あまり恐怖心がない、というわけ。

思えば、(私の世代の)日本人は子どもの頃から、しつけのために、押し入れに入れるよとか、お化けがくるよ、とか、よく言われ、怖いからいい子にしよう、とか思ったものだし、夏には暗いお墓や道で肝だめしなどという遊びもあるくらいだから、納得である。

また、私がNZに来たばかりの頃、ファーストエイド(緊急時の救命処置の資格)をとりに行ったとき、げっそりするような写真をいっぱい見せられた。

日本の運転免許場で、見なきゃいけないあの映画なんか比べ物にならないくらい。

ところが、まわりのNZの受講生たちは、何事もないような顔をして、講義を受けていたのが、とても印象に残った。

みんな、怖くないの??と心底思ったものだ。

それが、この1000円のおかげでわかったのである!

いやあ、ちょっと感動しました。