国際結婚の現実 NZ編

日本の文化が独特すぎるのか!英語文化との違いに笑い、悩む日本人妻のひとりごと。

エスプレッソマシーン

2010-08-31 04:24:11 | NZならでは、その他
友人の家に、エスプレッソマシーンがある。

彼女は,私が行くと、いつもプロフェッショナルなコーヒーを入れてくれる。

私は,特にコーヒー党でもなく、自分でやり方を覚えようとは思わないのだが、作る過程を見ているのは面白い。

先日、そばで顔を突き出してみたいた私、ひとついい事を思いついた。

ぶしゅ~っと蒸気が出るときがあるのである。

この蒸気、乾燥したお肌にいいわねー!一石二鳥!と私が顔を寄せたら、

毛穴が開きすぎもよくないんですよ。と言われた。

かなりいやだったんだろう。。。すいません。。。

マイノリティリポート

2010-08-29 15:48:28 | 親戚
この週末は、また例の義姉のパートナーの御殿で、その彼と義母の誕生会と銘打ち、沢山の親戚を呼んで,泊まりのパーティとなった。

NZでは、週末パーティというと、昼過ぎくらいから始まって、BBQなどしながら、飲み食い、踊ったり、ゲームしたりし、
泊まりというパターンもけっこうある。

この家は、なにせベッドルームが12個、ここ数ヶ月の間に、DIY で、庭にあった倉庫を、2ベッドルーム+卓球部屋に改築しちゃったんだから、30ー40人でも
お泊まりどんとこいなわけである。

ウチも含めて、27人がくることになっていた。

さて、それを決める段階で、少々だんなは義母や義姉たちとごたごたしてしまった。

それは、犬のことであった。

義姉とパートナーは、その大きな家を生かして、B&B(ベッド&プレックファースト)という宿屋を数ヶ月前からし始め、これまた世界中から
いろいろな団体さんが来るまでになった。

そこで、義姉が、できれば犬は、ニオイがつくから家に入れてほしくないなあ、と義母にこぼしたことから、

義母からだんなに電話がかかって来た訳である。

ケンネル(ペットホテル)に預けるか、外で寝かせなさい、と義母。

それを聞いただんなが、爆発しちゃったのである。

この犬は特別だ!うちは、子どもがいないから、この犬が僕たちの子どもなんだ!
それも、関節炎がひどいから、外なんて寒い所で寝かせる訳にはいかない。

といったもんだから、

義母が、
何言ってんの、大丈夫よ、犬なんだから。
といい、

もし、盲導犬がきたらどうするんだ!この国では、ガイドドッグは絶対に同室させなきゃいけない法律があるんだ!と
だんなは声をあげていた。

世間に犬好きは多けれど、確かに、犬といっしょに寝られるくらい犬好きというのは、この世ではマイノリティ(少数派)なのである。

しかし、宿屋業をやっている義姉たちの立場もわからないではない。

それに義母と話していても、拉致があかないし、
家の持ち主である義姉の彼氏からは、やはり言いにくい事もあるであろうし、と、
だんなは義姉に直接電話して、言った。

誕生会は、土曜の夜でしょ、だから、その会が終わったら,自分たちだけ、そばの犬を受け入れてくれるモーテルに泊まるという案はどう?

と言ったらば、

今度は義姉のパートナーが、
そんなことされたら、こっちが申し訳なくってしょうがないだろう!と、怒っちゃったそうである。

ああーもうめんどくさい!
クルマで2時間の所なんだから、散会になったら、かえってこればいいじゃない!と私。

で、結局、折衷案として、私たちは、その倉庫を改造したDIYで作ったばかりの、離れの家に寝る事になった。

ただ、犬は、その卓球部屋で。ということで。

ぴりぴりしながら過ごした週末だったが、

このおとなしいワン子は、ちゃーんと言う事を聞いて、家にも一歩も入らず(正確に言えば、入ろうと前足2歩だけ入ってしまったが、
こらっ、と言われて、外に出ていた)、持って来た私たちの毛布の上で一晩寝たから、大したもんだ。

ちなみに、
犬には、出る前にお風呂を浴びさせ、
犬用毛布は、ニオイがついてはいけないということで、私たち人間用のをおろし、
犬用ベッドも、カバーを洗って行った。

私たちはもう、犬のニオイになれてしまっているけど、
さて果たして、義姉たちは、私たちが去った後、どう感じた事であろうか。

私どもも気を使ったが、
だれより気を使ったのは、犬だったようで、
帰宅したら、3分もしないうちに、自分のベッドでイビキをかいて寝てしまった。

あだな

2010-08-27 02:47:11 | 仕事
私の日本の友人に、介護施設で働いている子がいる。

本業はグラフィックデザイナーで、雑誌の構成やコピーライターなどもしていたが、この不況に陥ってから,ご多分にもれず仕事がなくなり、
派遣等で事務の仕事もしていたが,腰のヘルニアを経験し、多くの人にお世話になったという事で、数年前から
介護の仕事をし始めたのである。

その仕事内容は、聞くに耐えられないほど,大変である。

動けない人の下のお世話はもちろん、痴呆の人の思いがけない行動、24時間通しの勤務、ナースコールを意味なく押されほとんど眠れない仮眠。

こんなきつい仕事をしている彼女には、いくら世間への恩返しのつもりだと言っても、なかなかできることじゃない。ほんとうに頭が下がる。

ただ、職場であるから,いろんな人がいて、面倒な人間関係もあったりで、それは大変らしい。

福祉の仕事だからといって、天使や聖人のような人ばかりかといえば、決してそうではないのは,私も経験済みである。

そんな中、彼女はコピーライターの才能を生かし?周りの人におもしろいあだ名をつけて、大変な仕事を乗り切っている。

その施設は、入所料がとても高い事もあって、けっこうな資産家が多いんだそうである。

ある人は、ゴルフ三昧だったそうで、ゴルフおばあさん。

ある人は、長い事カナダに住んでいたそうで、カナダおばあさん。

ある人は、お風呂場等へ行って、シャンプー等飲んでしまう癖があって、シャンプーおばあさん。

ある同僚は、仮眠中ナースコールを無視して熟睡し、薬を飲ませ忘れても人のせいにしてしまう23歳、そのハガネの根性から彼女をゴルゴ13をもじってゴルゴ23。

ある同僚は、あるときおいしいチャーハンをみんなに作ってくれたということで、豚キムチ君。

私が一番気に入っているあだなは、これ。

あるおじいさんは、すぐ服やおむつを脱いでしまう癖があるので、フラッシャー○○。(中身が裸でコートだけ羽織っている変態を、英語でflasher フラッシャーと呼ぶ)

プロレスラーみたいでかっこいい。


介護をしているすべての人に尊敬の念を込めて。。。

ベッドメイキング

2010-08-27 02:20:55 | だんな
NZに住んで10年以上経つが、ふと最近気づいたことに、うちのだんなはベッドメイキングをする習慣がついていない。

日本にいたときは,畳の部屋に布団だったので、気づかなかったが、
この国に来て、だんながベッドメイキングをする事はまずない。

多分,お客さんが来る時、表面を取りなすくらいである。

そういえば、自分で仕事場に持って行くランチを用意するという事もしない。

どちらも、フラッティングをしていたときは、やってたよ,というのだが、それはつまり、わたしがきちんと躾をしないとだめという事か?

こんな事を思ったのも、私がオペア(住み込みの家政婦)なるものをしたとき、そこのホストマザーが,7歳の子どもには、
ベッドメイキングを毎朝させるようにするから、彼の部屋はちゃんとやってあるかチェックするだけでいいよ、と言われていたから。

また、そのだんなさんの方は,大きな建設会社の重役だったが、自分のランチは自分でサンドイッチを作っていたのがとても印象に残っていたので、
さすが、西洋の男は自立してるわ!と思った物だった。

ちなみにこちらの人のサンドイッチと言えば,とってもシンプルである。ピーナツバターを塗るだけ,とか、バターを塗ってハムを挟むだけ,チーズを挟むだけ、とかでも
十分ランチを作った,と言える。

最近、よく私が用意したランチを,全部食べないでもって帰って来ている事があるので、私がそんな話をだんなにしたら、

ええ~ッ普通は、お母さんが用意するもんだよ~!
ああ、そこのホストマザーは気が強そうだったからね!と負け惜しみを言っていた。

カーペットの掃除のしかた

2010-08-22 04:18:27 | だんな
今のウチの裏側の庭は、とにかく水田状態。
誰もそんな所へは行きたくないが、うちの犬が最近関節炎の進行もあってか、反対側の庭に行ける長い階段を降りるのを怖がるようになってしまった。

なので、犬のトイレのときは、どーーーーしても、その裏庭に行くはめになる。

別に,そこから出て、反対側に連れて行けば良いのだが、そこは犬、ニオイをかぎたくてとにかく入って行ってしまう。

さて問題はそのあと。

犬は、横腹まではねが上がってどろどろ。

犬を外で待たせ、私は古タオルを濡らして、足をふいてから家にいれる。

これがまた大変で、犬の関節炎がひどいから、ハイ、足あげて。といっても、痛がって上げない。

なので、sit, and down!といって、要するに横にならせないといけないわけだ。

またタオルも,お湯で濡らしたばかりのほかほかだと、犬も尻尾を振るのだが、

水で濡らして来たやつは、ちょっとつま先で触っただけで、ひいっとばかりに引いてしまう。

とにかく足の裏の毛にまで泥は入り込んでいるから、なかなか大変である。

この苦労を知ってか知らずか、、、

だんなが犬をトイレに連れ出すと、足を拭かずに入って来ていた。

私はギャー!と悲鳴を上げ,やっと最近はだんなも足ふきをするようになった。、、、が、あまりそのやり方は完璧ではナイ。まだ泥が残っている事が多いのだ。

そこで、本題だが、こちらの国の人の,カーペットの掃除方法である。

ちゃんとふかにゃー!と怒りつつ、泥の足あとを、ぞうきんでごしごし拭いて回っていた私。

それを見て、だんなが、
それをやったら、広がってとれなくなる!置いとくの!乾くまで!と、怒る。

つまり、乾いたところで、掃除機で吸うと、きれいにとれる!と実演までして見せてくれたわけなのだが、

、、、

乾くまでの間、私たちは,そこを歩いて踏んだりするから、結局足の裏も汚れるし、それを別の場所に広げてしまうではないか!

第一、泥を踏んだその瞬間、冷たいじゃん。

と,けんかになる。

洋風の人の考え方との違いに、あらためて、、、、むっと来る瞬間である。

エギカオル

2010-08-21 20:26:11 | NZならでは、その他
だんなの店を見ていたら、釣り具でこんなのを見つけた。

釣り具は、シマノを初め、沢山の物が日本から入って来ている。

最近は、生魚なんかはつりえさにしないそうで、こういったシリコンが主流。

ある種の物は、ホルマリン漬けのような、漬け物樽のようなものに入っていて、なかなか見るのも気もち悪い。

その中で精彩を放っていたのは、おたくアニメ風の女の子の顔つきの、その名も『私の名前はえぎかおる ニオイでイカを誘惑しちゃうわ』。

エギとは、イカを釣る道具の事を言うらしい。

それにしても、こんな長い立派な商品名がありながら、皆知らずに買って行ってるのだな。 ダンナいわく、とてもよく釣れ、売れているそうである。

英訳したら、結構受けました。
My name is Kaoru Egi. I am tempting squids by my pheromon. これで合っとるんかいな

生活保護

2010-08-21 12:37:19 | NZならでは、その他
NZの最近の新聞に,こんな記事が。

記事

つまり、シングルマザーは週700ドルお金が政府からもらえるということである。

何度も言うようだが,私は最低時給で働いているから、税金を引かれた後は、450ドルくらいにしかならない。

何なのだ?

必死で働いて,残るのがこれだけ。

シングルマザーッてったって、ひとりで子どもは出来ないんだから,絶対に男が関与しているのに、
一緒に住んでいないだけで、この違いは??

そうなのだ。この国では、そのシステムを利用して、わざわざ種付けだけのために(吐き気がする言い方だが、敢えてこう言う)
近所のパブに行き、だれでもいいからセックスをして、子どもをつくる若者がいるのである。

ラジオのトークバック番組に、実際にその張本人が出ていた。やらせであってほしい,と思った。

そして、ラジオのコメンテーターによると、なんと、今、NZの受給者の6割が、20歳前の女性なのだと。

ーーーどうして、シングルマザーになるとわかっていて,生んだの?
赤ちゃん,かわいいから欲しかったから。と無邪気に答える若い女の子の声。

だんなの職場のアルバイトの、高校生が言っていたそうだ。
ことし僕の学校で出産したコが3人。13歳と,14歳と,15歳。と。(こちらでは、13歳からハイスクールと呼ばれる学校に行く)

何とも力の抜ける話である。

マグカップ

2010-08-21 12:19:14 | NZならでは、その他
朝、7時10分のバスに乗る。まだ夜明け前だったここ数ヶ月だったが、最近やっと明るくなって来た。

前にも触れたが、こちらのバスは,すきま風がすごかったり、冬でも冷房かと思うような送風をしているので、とにかく寒い。

そこで活躍するのがマグカップ。

この国では、自分のマグカップを持って歩く人が多いと思う。

もちろんお金のある人は、どこかのコーヒーを毎朝買うので紙コップであるが。

バスに乗る前に、暖かい飲み物を持って、カイロのかわり。

ぼかぼか。

フライト体験

2010-08-14 09:31:16 | NZならでは、その他
去年、だんなが自分の誕生日プレゼントに、と、日頃からやってみたかったフライトジオラマ体験をした。

去年の記事→flight experience

そこで一度すると、立派な修了証と、お友達紹介カードと言って、2人まで10%ディスカウントの券がもらえる。

その2人ともが来たら、今度は、だんながまた無料フライトをさせてもらえるんだそうだ。

なかなかいいシステムである。

で、1年近くかかったが、だんなの口コミで、最近2人ともがポンポン、としに行ってきたそうで、だんなにただ券が舞い込み、喜んでいた。

さて、その二人のうち一人は、昔からヘリコプターの免許が取りたい、と言っていた義妹、

もう一人は、実際にもう何時間も飛んでいる、飛行士訓練生の男の子。彼は、だんなの職場のアルバイト学生。

義妹は、結婚して子どももすぐにできたので、さすがにヘリの訓練は夢で終わっているが、

そんな彼女も、子育てもだいぶ落ち着き、その子どもをつれて、一緒にジオラマ体験室に入った。

さあ、どこへいきますか?と『副操縦士』に聞かれ、これまた義妹のあこがれのパリへ。

ジオラマは、いろいろな所のフィルムを用意してあるそうで、ちゃんとパリのドゴールへ。

が、着いたらすぐ、じゃ、NZに帰りましょか、といわれて、

5歳の姪っ子、え?降りて、ちょっと見て回ってもいい?と,言ったそうである。

また、もう一人の飛行士の男の子は、さすがに本物の様ではなかった、といっていたものの、

あ、君は経験豊富なんですね、ではひとつエンジンがストップした状態でランディングしてもらいましょう。と,

上級者向けのジオラマをやらされたそうである。

さすが商売、何でもあるんだなあー。

ベト7

2010-08-14 05:04:53 | 仕事
行って参りました、念願のベートーベン交響曲第7番のオーケストラコンサート。

職場を、帰りのラッシュの5時よりちょっと前に出させてもらうため、みなさんにコンサートに行く事を言ったら、へえーっっあなたがクラシック!?という反応がちらほらあったものの、これに行こうと思ったのは、何を隠そうあの日本のテレビドラマの影響から。と説明するのは大変なので、まあ追々。。。と、そそくさと出た。

のだめカンタービレの主題だったからなのだが、もっと早く行きたかったものの、ほんっとーにNZってクラシックコンサートが少ない。
ということは、曲も限られているので、有名な曲でも何年も待たなきゃならんのだ。

さて、このコンサート。。。
指揮者が出て来た。パチパチパチ、礼。ここまではふつうだったが、
そのあと、マイクロフォンを持って、挨拶、、、あれ?。。。
そして、ぺらぺらぺらぺら、曲の説明が始まり、しゃべること30分!!

この部分の主題は。。。ここは、スケルッツオ、トリオの構成でウンヌンカンヌン、、、まるで学校の音楽の時間みたい。
いったいいつ始まるんだ?と旦那もイライラし始め。。。
ベートーベンという事で、子どももけっこう来ていたが、
じゃ、演奏します!と言うときには子どもの席は何個ももぬけの殻になっていた。

いや音楽は、素晴らしかったですよ。漫談師みたいな指揮者でしたけど。
楽章の間まで、しっかしよくしゃべるな~
玉木宏のイメージでは全くナイ。

で、家に帰って来てから、だんなの言う事、あのコンサートの表題は、アンラップミュージックって言う事だったんだね。だから、あんな細かい説明があったんだ。というので、へ?どういうこと?と聞くと、
unwrappとは、 包みを開ける、ひも解かれる、ということで、音楽のひもとき、説明の事だったのだ。

それを早く言ってください。。。