国際結婚の現実 NZ編

日本の文化が独特すぎるのか!英語文化との違いに笑い、悩む日本人妻のひとりごと。

亀とスッポン

2012-01-30 11:06:08 | NZならでは、その他
ロトルアへ行く田舎道、道路の真ん中に、亀がいた。

車でまたいで通り過ぎてから、いまのッて、亀じゃない?とだんなが言うので、

そうだね、と私が言うと、

NZに亀はいない!珍しい!と来た道を逆戻りし、道路で固まっている亀を確認。

そうか、そうか、NZにはいないと言う事は、どこかのペットだな。と思ったのだが、

ならば、この亀はスッポンである事もあり得るのでは。。。と私は思い、

無防備につかんだから、噛み付かれるよ!かんだら離さない種類かも!と私は言った。

亀が噛み付く?なんで、かむの?

スッポンはスープにするとおいしいから。と答えたら、

そりゃかむだろうよ、と。

スッポンを見ていなくて久しい私だったが、確かこの首の長さは、普通の亀だと思い、とにかく道路脇の草むらへ運んだら、ちょうどその農場の持ち主らしき人が帰って来た。

で、まさかと思うが、

ひょっとして亀を飼ってませんよね?とだんなが聞くと、

Yes! He has been missing for 4 days. (4日間迷子だった)と。

亀も4日間のホリデーを過ごした、と。。。

貧富の差

2012-01-29 00:10:19 | NZならでは、その他
遅い夏休みを取って、ここから3時間ほど車を走らせた、温泉リゾートへ行った。

もうそこはいいわ、というくらい何度も行った土地ではあったが、地元の人から聞いてある新しい温泉施設へ行ったら、あらまあ日本の露天風呂並みにきれいで、いいところがあった。

いつもは休みと言えば、日本に行くばかりなのだが、今回は国内でゆっくりしている。

そんな事も手伝って、このたびそこを発見した。

なかなかいい川湯であったが、いくつもあるプール(露天風呂)は、毎日お湯を変えている、と言う所がとても気に入った。

ここなら日本人も行けるだろう。

さて、帰り道、カルチャーショックを受けて帰って来た。

NZの真ん中あたりの都市マウントマンガヌイという所に、なんと、シドニーマンリービーチ並みの街が出来上がっていたのである!

私が前回そこへ行ったのは、もう10年以上前。

なーんにもない、NZ人の好きな、バッチという小さな家や、キャラバンハウスが並ぶ古い街だったのに、今回行ったら、なんとまあ、大きな新築の家か、全部5階10階建てのマンションばかり!

もう、NZ人のささやかな贅沢、夏のホリデーハウスはバッチなんていう価値観はなくなってしまったのだろう。

お金持ちは、アパートメントか大きな別荘。

そして、お金がない人は。。。いまも、キャンプ場へテントを持って行く、というわけである。

日本もアメリカもそうだが、いま、世界中で貧富の差が広がっている。

メガ

2012-01-25 07:07:06 | テレビ
日本のドラマなどをアップロードできるサイト、メガを指揮していた男が、NZで逮捕された。

彼は、なんとあのトムクルーズが住んでいたという噂が流れたあの豪邸をレントしていたのだ。

ここからそんなに遠いところではなく、私も道に迷ってそこへたどり着いてしまった事がある。

ここで何年か前に書いたが、あれから、カタログショッピングの○リスコの社長さんが持ち主だという噂に変わり、それからながーいこと,30億ドルで売りに出ていたりして、今はその.comさんが借りていたというわけだそうである。

また、去年だったか、この人は、史上最高額のお金をオークランド市に寄付して、街での花火大会を史上最高のはでな物にして市民にもてはやされた、という文字通り体も大物でもある。

それにしても、どうやったらあのサイトを作るだけで,そんなにお金が儲かるのか、はなはだ疑問だ。

罪状は、著作権侵害と、マネーロンダリングもあるとか。

皮肉な事に私の休暇にあわせて、数日前から日本のドラマが見られなくなり、正直、途方に暮れている。

しかし、それを今まで何時間を見て来た自分は、やはりいい気分ではない。

もしかしたら、FBIがウチにもくるのかな、とだんなに言うと、多分警告レターかメールくらいくるだろう、と言う事だった。

ここ数年、ただで見られて当然という風になって来てしまい、GB数の契約もそのために増やしたようなものだったが。

メガだけではなく、他にもいわゆる著作権侵害の不法サイトはある。

ただ、私のコンピューターと相性が悪いのか、他の所のサイトはものすごくのろのろだったり、見られなかったりする事が多いのでほとんど使っていなかった。

ここで出ました、アップル狂のだんな。

だからスティーブジョブはすごいんだ!彼はアイチューンで、お金をとってやっているだろ。合法、でも決して高くない額。

そういうマーケットを狙って、世界中に広がった。

みんな、そういう程度の額なら、お金を払ってでも見ようと思うんじゃないの。と。

確かにそうだ。私も好きなのなら、見たいと思う。。。だいたい、3ヶ月の番組で300円くらいなら。(ケチ)

ああ、それにしてもこれからどうしようか。。。などと、少し力が抜けるのだが、その時間を掃除にでも使うべきだろうな。。。

ニューイヤーズホリデー

2012-01-23 11:44:29 | 仕事
本日から私たち夫婦は2週間近い休暇をとった。

ただ、どこへ旅行に行くなどと言う目的もない2週間のホリデーなんて、私はとった事がない。

実は、私は週末休みだったので、先週の土曜から始まっているのであるが、はっきりいって、どうしたらよいのかわからない。

いつもなら、日本へ行くので、ドタバタと夜中から起きて、飛行場へ行き、日本へ着いたら着いたで、どたばたとみなさんに挨拶に回る忙しさなのであるが、
今回は、何も目的がない。

とりあえず、週末は、いつものルーティン、掃除機かけて、日本のドラマ見て、、、と過ごし、ちょっと気が大きくなっていたので、友人と街まで出てランチにケーキですごしてきたのであるが、さて、今日からは平日。みな忙しい。

さあ、どうしようか。

なんて、日本人が聞いたら、皮肉にしかとれないだろう。

まるで、宝くじに当たったかのような、お金があるけどどうやって使ったらいいのかと言っている贅沢さかもしれない。

まあ、とりあえずは、私は日頃からためた事をやり始めた。

家の不用品をホスピスショップへ持って行ったり。

冬物をドライクリーニングに持って行ったり。

壊れたアクセサリーを直しに行ったり。

あと、あれもこれも、やっとかなきゃ、ということを紙に書いていたら、結構たまってきた。

主婦の人は、これらを全部ちゃんと毎日の生活の中でこなしているのかもしれない。

そして、全部終わってしまったら、必ず目が行くのが、家の中の修理。。。

水道の蛇口がグラグラになっているのを治したいし、壁紙をキチンと貼るプラスターリングという作業もこの休み中に手配してやってしまいたい。

と、こうなってくると、まただんなとけんかである。家のメンテナンスの事になると、
必ず喧嘩になるのである、

私は、とにかく、人並みに、見栄えよくしたい、という程度なのであるが、

だんなはどうしても人並みが嫌い。アートじゃなきゃだめと言い通すのである。

先週も、木の枝が伸びすぎているから私が切り始めたら、

Don't touch it!

と口論になった。

君はプロじゃないんだから触るな!見ろ,この形。 I don't like it at alI!

というから、

私だって、こんな状態で止めたら、変だと思うわ!だから最後まで。。。

やめろ!もう触るな!木は自然の形で伸びればいいの!

えーっおかしいよ、このままじゃ!

と、けんかになり、その後はふんっとそれぞれ別の場所に分かれてゴソゴソ。

まったく一緒に休みとなるとこうだから、ほんと互いにマイペース人間である。



この休み中、果たしてだんなにむっとしないで過ごせるものか、甚だ疑問である。




爪切り

2012-01-21 07:02:45 | NZならでは、その他
私はときどき、だんなの足の爪を切る。

日本人の女性が、だんなの耳あかをとるあんな風景と意味では全くなく、

ただただ、伸びすぎていて爪が起きてしまい、ときどき血が出ていたりするから、我慢ができなくなるのである。

ちなみに、結婚したばかりの頃、サムライ映画の見過ぎか、ガイジンは、一度だけ奥さんに耳あか取りをやってもらいたいらしい。

着物を着てやらなかったせいか、一度だけやったら、やっぱり、こわいから、いい。と2度目はなかった。

今までどうやって、耳あかを取って来たの?と言ったら、指で。とか言っていた。

それはさておき、爪切りとリラクゼーションサロンの関係を、先日私は見つけてしまった。

こっちの人は、季節に関係なく、裸足とか、ビーチサンダルで歩いている人が多い。

なので、ときどきすごく爪が伸びてる人が目につく。

女性は結構ペディキュアなどしてきれいにしているが、

ひどい人は、もうどっかにぶつけて爪が起きそう!という見てるだけでコワいくらい伸びている人がいる。

が、最近わかった。

こっちの人たちの体型では、自分のつま先の爪が切れないのだ!腹が邪魔して届かないんだと思う。

だから、あんなにフットスパとかおいてある店が流行ってるんだな!

が、かくいう私も、最近腰を曲げると言う動作がとてもつらくなってきた。

足の爪切りは、腰を結構湾曲させるので、あいたたた。。。などといいながらやっている。

あのフットスパの店は、そういう人のための、お店なのかも。

不思議なご縁

2012-01-20 02:47:26 | だんな
最近、ご近所でお知り合いになった日本人ご夫婦がいる。

彼らは、私どもの親の世代であるが、ゴルフがご趣味で、ご夫婦とも今もいろいろなコンペに呼び出され、1日に2ホール回ってしまえる、背中もぴんしゃんと伸びたお若い二人。

日本にも1軒お家があり、競走馬も持っておられるので、1年に3回くらいビジネスクラスで帰る方々である。

もとは、だんなのヨット用品の店に買物に来て、日本語をしゃべるだんなにびっくり、ゆっくりお話しましょうということで、お夕飯に誘っていただいたのが始まりだった。

年末には、ちょっとしたトラブルが起き、それをだんなが間に立って英語でやりとりして円満解決したということで、お礼に、と、お夕飯に誘っていただいた。

また旦那は地元の店と言う事で、いろいろな生活面でお手伝いする事があり、その度にお礼に、と私まで誘ってくださっているのである。

正直なところ、だんなはとてもお役に立っているが、私は何一つしていないのでとても心苦しく。。。

でも、絶対に払わせてもらえないのだ。ぜひ今後もお友達としておつきあいさせていただきたいので、どうか私どもにも払わせてくださいと言ったのだが、どうしても説得できない。

こういうところ、日本人だなあ。。。何か、お礼をしなければと思うのであるが、食事のときにとっておきのワインを持って行ったり、ケーキを焼いて行ったりしたことはあるのだが、それ以外いいアイデアが浮かばない。

それにしても、いつもそうなのだが、だんなには、どうしてこういうリッチな人が周りに現れるのだろう?


初めての綿シーツ

2012-01-18 22:18:21 | 仕事
私は仕事で寝具の部署の店員である。

ベッドの事など何もわかっていなかったと、毎日のようにいまだに新しいことを知る有様だ。

ずいぶん前にここにも描いたが、ベッドメイキングには、シーツと布団だけでなくて、マットレスプロテクターやらバランスやら、いろんな物が必要で、結局せんべい布団と二段ベッドで寝て育った私は、何にも知らなかったのである。

最近は、ホテル仕様のシーツはなんであんなに気持ちがいいものか、わかってきた。

それは,英語で言うとスレッドカウント(thread count),つまり、ブロードの織り具合で、この数値が高いほど、いわゆる高価であり、ばりっとしたあの感触が味わえるというわけだ。

反対に言えば、必ずのり付けしてアイロンをかけなければいけないという面倒がある。

しかし、ポリエステル混紡と違って、やはり肌触りに高級感がある。

私は今まで、バーゲンの安いのばかり買っていたせいか、うちにあるのは全部ポリコットンというポリエステルと綿の混紡のシーツだった。

しかし!

今回、私もついに、100%綿のシーツセットを買ってみたのである。(もちろんバーゲンだったから)

中でも一番安いので、225スレッドカウント。

ちなみに、ウチの店には最高ので600スレッドカウントの物があるが、前働いていたデザイナー家具の店には、1500スレッドと言うのがあった。

お値段なんか、500ドルくらいしたと思う。

この、バリッとした綿だけの感触が好きな人もいれば、エジプシャンコットンといって、シルクのような柔らかい手触りの物もあり、それを求めてくる人もいる。

やはり忙しい世の中を反映してか、アイロンがけのいらないものがよく売れるのは確かなのだが、綿が好きな人も、多少取り扱いが楽な、エジプシャンコットンを求める人も増えている。

ただ、これらは全部この2年近くの経験から知った事。

自分で試した事がなかった。

なので、今回は一番安い綿シーツ。

次には、エジプシャンコットンのシーツを買ってみようとは思っているが。。。



Do you have a mother?

2012-01-18 02:38:28 | 仕事
先日、職場のランチルームで御飯を食べていたときの事。

私の職場には、18歳とか20代前半の同僚たちがいるのだが、こんな会話をしていて、ぶっとびそうになった。

そう。

此の国は、離婚率50%。

それを彼らなりに受け入れて育っている子たちが多い事。。。

おすぎ先生の離婚

2012-01-18 02:17:05 | NZならでは、その他
先日、こんな話が耳に入って来た。

私どものホームドクター、おすぎ先生が、なんと奥さんに逃げられたというのである。

奥さんに新しい人ができ、故郷のサウスアフリカへその人と行ってしまったらしい。

おすぎ先生は私と同い年。20歳前後の息子と娘もいるのに、奥さんはもう行ってしまったそうなのだ。

ちなみに、もう一度ここで、なぜ私がこの医者をおすぎ先生と呼んでいるかを補足すると、サウスアフリカ人で、そのなまった英語は、まるでおすぎとピー子がしゃべっているような舌っ足らずな響きがあるからである。

いつもは私はおすぎ先生から逃げ回っている(おかげさまで健康な私は、ほとんど医者に行かないが、年に1回のスメアテスト:子宮内検診のために来いというラブレターをもらいながらいつも行きたくなくて、逃げ回っている)のであるが、今回だけは彼がとても気の毒に思えて、毎日のように彼はどうしているだろうと考えてしまう。

医者のような生活の安定を保障してくれる人をおいて、出て行くなんて,考えられない。と凡人の私は思う。

または、新しい人がもっとお金持ちだったんかな。それは冗談にしても

お金が幸せにしてくれるとは限らないというお手本のような話である。

私のだんなは、持病があるため、よくおすぎ先生の所に行くし、職場も地元なので、結構そのクリニックの同僚の先生たちもだんなの店にくるのであるが、先日だんなの店に来た一人のドクターが、ね、ね、聞いた?おすぎ先生の事。と話しかけてきたそうで、かなり、地元では噂になっているらしい。

次に会うとき、どんな言葉をかければいいのだろうか。

もちろん、相手は医者、その富と名誉に群がる女性はいっぱいいて、すぐにいいパートナーが見つかるだろうが、やはりちょっと悲しいのである。

大学に入る

2012-01-18 01:48:30 | NZならでは、その他
日本では大学受験の時期。皆,大変きりきりしていることと思う。

こちらでは、まるで習い事を始めるかのごとく、入学資格(高校卒業資格)を持っている人なら、大学入学はだれでもできる。

ただ進学するときに、どんどんふるいにかけられていく。

そして、こちらでは、奨学金や学生ローンで勉強してる子がほとんどである。

卒業したら、仕事について、毎週何ドルかずつ10年くらいで返して行くというのが一般的だ。

だから結婚した相手がまだ学生ローンを返している人がいっぱいいる。

日本じゃ親が全部出すというのが普通だが、こちらではそんな事をするのはよほどリッチな家庭だけ。

なので、その制度を利用して、子持ちとか 50代の人でもよく大学に通っている。

少々意味が違うが、大学院などは、特にすでに仕事を持っている人が、資格をとりに週に数時間だけ来ている。

私は日本では短大出だし、今この国でその資格を使っていないので、もう一度勉強しなおしに行くべきかと思うが、まず言語がだめだし。。。

専業主婦にでもなって3-4年で終わればいいが、自分でお金をだすか、学生ローンをくまなきゃいけない。

奨学金は返さなくてもいいが、ローンは返さなきゃ行けないと言う仕組みな訳である。

数年前までは、ローンには利息がついていたが、政府が野党に変わったとき、利息は廃止になった。今は与党政治だが、今のところその制度は保たれている。

今からローンを組んで、大学卒業となると、

仕事しながらだとすればパート学生という形で通うので卒業に7年はかかる。

多くの日本人移民の女性が、子育てを終えて幼稚園教諭免許をその方法でとっている。

さて、私のだんなの従兄弟は、30代後半で、(パートナーが3回変わった)5人子供がいるシングルマザーだが、建築関係の勉強をしに大学へ行き、卒業した。

これもNZの特徴だが、政府からの生活保護は、シングルマザーには手厚い。

要するに、仕事なしでも生活保護と奨学金がもらえるからだ。

そして、その人の親(義母の義理の姉)が子供の面倒を見てくれたりするからできたことである。

もちろん、30代越えてから、何かを勉強しようとする彼女には脱帽である。

私も何か勉強すべきなんだろうが、ああ、この国で13年も過ぎてしまった。

正直、やりたい事とか目的がなくなっちゃったのだ、最近。

もちろん収入が今より減るのも困るし。

細く長く今の仕事を続けてとりあえずの収入を取るか

大学を7年かけて出て、また職探しから始めて、多少いい仕事につくか。

が、今NZでは、大学院を出ても仕事にあぶれる人で一杯なのである。

ここで出てくるのが悲しいかな人種差別で、結局白人は仕事に就けているのだけど。

そんな現実を知っている50目前の私としては、やはり今さら大学にいく事など、お金の余裕がなければしようとは思えないのだ。