国際結婚の現実 NZ編

日本の文化が独特すぎるのか!英語文化との違いに笑い、悩む日本人妻のひとりごと。

自立

2013-05-30 04:51:08 | 
先日、こちらで長い間仲良くしていただいているKさんに会ったら、18歳の娘さんがシドニーで立派にやってるという話をしてくれた。

Kさんは子供2人、ご主人の病気等もあり、結構苦労してきた方なので、この話には私もカンゲキしてしまった。

娘さんは,3ヶ月ぶりくらいに,数日帰省していた。

娘さんは18歳で、学校では女子ラグビーをしていたのだが、その関係で、日本のある企業チームから
コーチ兼選手で、ラグビーリーグを教えてもらえないかという、就職の話があったそうだ。

今度のオリンピックで、女子ラグビーリーグというスポーツも、新競技に入ったから,日本も是非始めたいということになったらしい。

ちなみにラグビーとラグビーリーグは少しルールが違う。

その会社も、なんとKさんの実家のすぐ近く。こんないい話は無い,と思ったKさんだったが、
結局娘さんは、どうしても日本へ独りで行く気にならずに,断ってしまったらしい。

高校を卒業する頃は、スポーツ科学関係の大学に行くと聞いていたが,こんな話が出てからいろいろ変わってきたようだ。

同じ頃、従兄弟が,オーストラリアのラグビーチームに入ることになり、それについて1ヶ月だけ、その娘さんも
シドニーへ一緒に行った。

そして、その関係者の人の家に寝泊まりさせてもらっていたが、

そこで従兄弟は事情で,数週間で帰国することになってしまった。

残されたKさんの娘さんは、急に予定が変わって、うろたえたものの、その家の人が、まだそこにいていいよ、と言ってくれて、親切にも、アルバイトを紹介してくれた。

それが、オーストラリア、NZで展開している大きな家具電化製品の会社で、そこの事務。
店員はありそうな話だが、そこの事務というのは,とてもいい仕事。

それで3ヶ月結局いて、会社側も彼女を気に入ったんだろう、正社員に登用され、結局今は独立して、
シドニーの一等地、あのオベラハウスが臨める街の真ん中で住んでいるそうだ。

もちろん、フラット(シェアハウス)。

ちなみに、シェアハウスは,最近日本でもよくあるらしいが、
なんと、シドニーでは今、シェアハウスというよりシェアルームが増えているらしい。

つまり、一人一部屋を借りるのは高いから、二人で一部屋。2段ベッドで寝るという形なのだそうだ。それで週170オーストラリアドル、NZの独り部屋を借りるのと同じかちょっと安いくらい。

二部屋あるアパートメントで、同室者は日本人、別の部屋に2人の韓国人が住んでいるそうだ。

それぞれ,バラバラの時間帯に働いてたりするから,まれにしか顔も見合わせなかったりする。

まあ見ず知らずの人同士とはいえ、若者同士、結構仲良くなるらしくて楽しいらしい。

さすがにNZではまだ一部屋に二人という借り方はない。
中国人以外。(中国人で、床にも寝て6-7人でワンルームに押し込めるという、ぼったくり留学エージェントがある。社会問題になった)

Kさんは、実は、ちょっとここ数ヶ月、空の巣症候群なのか、落ち込んでいた。

娘さんが家を出てから,寂しいもんだなあ、と言っていた。

しかし、今回、その成長したお嬢さんの事を見て、安心したら、ちょっと元気が戻って来たという。

お嬢さんは、帰省中短い滞在の間なのに、友達にも会いに行かず、
Kさんのお店を手伝いに行こうか、と言ったり、今の仕事、給料がいいから、もし,お金に困ってるなら、仕送りするよ、と言ったりしたそうだ。

Kさんは、人前では滅多に自分の子供をほめない人だが、これには感激していた。

外に出してよかったなあ,と思ったそうだ。

母親が苦労している事を,ちゃんと見ていたのだ、娘さんは。

しかしエラいなあ。18なんて、まだ日本人なら、大学で遊んでコンパとか行きまくってる年だろうになあ。

やっぱりこっちの子は自立が早いわ。と思った話。。。

服の整理

2013-05-28 07:22:52 | うち
先日、家の中の服の大整理をした。

まさに、結婚直後からずっと持っているTシャツなんかもあったりして、さすがにもう見切りをつける事にした。

特にNZにきてからは、私はほとんど服を買っていないのもあるが、人からもらったり、旅行先で買ったというその土地の民族的な色柄とかもあると、ああー捨てたくない…と、手が止まっていたのだ。
それを、私はついに手離す事にしたのである!

しかし、結果としては、ふた部屋分のクローゼットのうち、減ったのはせいぜい4分の1程度…

これには、大きな訳があって、実はクローゼット一個分は、( )ラダの制服なのである。

こちらに来たばかりの頃、免税店で仕事をしていた私は、そこで支給される制服が日常着だった。

もちろん、もう10年前のような形ばかりだし、白いブラウスなんて、黄色くなっちゃってるのもあるし、ズボンも色落ち、毛玉なんてのもあるが、そうなってしまったのは、手放す気になっても、ほとんどがやはり、今でも着られるコンディションなのだ。

着る機会が無いだけで。

で、タンスの肥やしにするのももったいないので、古着屋さんへ持って行こうとしたら、旦那が真っ青になって止めるのだ。

( )ラダの服なんて、一生買えないんだから、絶対手放すな!!

ごもっとも。

なんかあった時、売れるかもしれないしな。。。とまで考える私は、そんな服を着るに値しないんだが。

ということで、家の整理はあまり進んだように見えないのであった。

今時のワーホリ

2013-05-25 06:11:18 | NZならでは、その他
私の小学校のとき以来の友人が,先日メールを送って来た。

職場の同僚が(というか部下が)、このたびNZへワーキングホリデーに来るという事で、何か質問等があったら、メールしてもいいか、という事だった。

もちろん,私とその方は面識がなかったが、この街へ来るという事、そして、何より、

公務員を辞めてまで、海外へ出ようと思った所が、私ととても似ていて、彼女に興味を持った。

早くお会いしたいと思いながら、メールのごあいさつだけの交換はしていたものの、なかなか機会がなく、やっと2ヶ月を過ぎた先日、お会いできたのであった。

ワーホリに来る人は、数ヶ月で街を移り住んでしまう人も少なくないので、かなり焦った。

NZの味を料理してくれる、ビストロへご案内した。

ッツウか、自分たちがそこで牡蠣を食べたかったから!なんだが、

メールで互いの写真を交換したり、スマートフォンで今着きましたのメール等、初めて会う者どうしでも、なんと出合いのスムーズな事。

私がワーホリに来た20数年前とは違う。まーったく違う!

毎日のように、日本の親ともメールし合っているとか。

公衆電話で、電話代何十ドルもかけて電話していたあの頃とは、雲泥の差。






しかし、変わっていない事がここにある。

彼女は私に、ワーホリに出る時は回りに反対されましたかと聞いた。

そうだなあ、そういえば、あったなあ。。。

きっと,彼女はここが聞きたかったに違いない。

彼女も多分、何かの答えを探しにきている。

仕事を辞めても、彼女には素晴らしい資格があるので、現実的に日本へ戻ってからの就職も心配はないと思うのだが、

いやあ、なんだか青春だなあ。

2013-05-21 21:09:29 | NZならでは、その他
近所に住む台湾人の友人が、足を骨折してしまった。

最近、職場でも連続して3人くらい、松葉杖をついて歩く人が周りにいて、その偶然性にもびっくりなのだが、何せ動けるけど動かしちゃいけないということで、普段できる日常の動きが止められてしまうというのは、ものすごいストレスらしい。

で、近くの花屋さんで、小さな花束を作ってもらって持って行くことにした。

大げさにはしたくなかったので、ホンット気持ちだけ。。。。

お見舞いなので、気分が明るくなるような花で。と思い、ガーベラを。と言ったら、?という顔をされ、おお、ジーブラね!と濃いピンクと黄色いのをとってくれた。

Gerbera...

おお。。。ガアベラっつうのが英語発音だと信じて疑わなかったこの15年である。

で、それに添える花ということで、ジフソフィア(かすみ草。。。この発音でええんか、いまいち不安だったが、通じた) はありますか、と言うと、ああそれは置いてないです、と言う。

いつも思うが、日本の花屋なら、季節に関係なく置いてあるあの花が、なぜかNZではあまり見かけない。

すると、その花屋さんの女性が、ジフソフィアは最近はアウトオブファッションなところがあるみたいですよ、と言った。
花束にも、流行りがあるんですよ。だからまた巡ってくるとは思いますけどね。

なんと!と思わず、ひざをポンと叩きたくなる気持ちだった。

いくつか花束をもらったことのある数十年前のイメージを、ずーっと持ってた私は、やっぱりショーワバブルの人間だ。。。

ホーナーズ症候群

2013-05-18 12:20:05 | 
うちの犬の右目のしたまぶたが、1週間ほど前から下がっている。

2年ほど前にもなった、老犬(老人も)がなりやすい、ホーナーズ症候群にまたなってしまった。

体の一部の痛みが、自律神経を狂わせ,こういった顔面神経に影響を与えるのだそうだ。

ウチの犬の場合は、関節炎。

14歳という年齢。

レトリーバーという犬種は、痛みに鈍感だから、この病気になりやすいとか。

今はネットで何でも読めてしまうから、一喜一憂なのであるが、とにかく、垂れ下がった目自体には痛みはないらしい。

関節炎は、もう4年ほどになるか、メタカムという薬を飲ませ、痛み止めを使っているので、機嫌よく過ごしているのであるが。

ますます犬馬鹿に磨きがかかってしまう私たち。

ついに私も、電気毛布の入った人間のベッドへ、犬をだっこして載せるという事を始めた。

さすがに車のバックシートには載せる力が足りないのだが、ベッドくらいなら、前半分だけ載せてやると,自分で這い上がるのである。

そんなとき、ネットで面白い記事を見つけた。

こういう物があるそうなのだ。





早速試したが、、、

うちの子は、よけい尻込みして怖がった。

何年も前に、犬の介護用品の店から、抱っこ紐も買ったが、36kgは肩に重すぎて持ち上がらなかった。。。涙

それに変な力がかかって、よけいに背骨を痛めてしまいそうだったので、使うのをやめた。

このバスタオルのアイデアの人も全く同じだったらしい。

専門の物を買ったが,結局これがいちばんよかったとな。

ああ、かわいい我が子。でも、年老いて行く彼。

だんなは、私たちがこの子を引き取った時から知っている獣医さんの所へ行き、

人間のエゴで,この子の痛みを無視して、酷な事をしているのでしょうか?と、かなりストレートな質問をした。

すると、獣医さんは、

いや、そんなことはないよ。

そこまで痛かったら、歩けないはず。

毛並みもいいし、食欲もあり、トイレもいい。

大丈夫ですよ。と言ってくれた。

言ってくれた。。。言ってもらった。。。のかもしれない。

でも、その言葉にすがりたい気分である。

考えたくもないそういう事、考えると目がじわーんとしてくるこの頃である。

星の回り?

2013-05-11 07:31:22 | だんな
このところ穏やかでない私どもであったが、

こんなときに不思議な物で、まわりに、これから結婚するなんて人がいて、一緒にウエディングショーに行ったりなんかして、盛り上がっちゃっている。

そんな流れで、結婚やら私ども夫婦のなれそめを語る機会までも出て来て、

我ながら、フーン。。。そうだったな。。。と思い直した所もあるのだ。

なぜ、今ここに自分がいるか。なぜ,今こういう状況なのか。

人に客観的に語ったら、なんとなく、できた溝もほんのひとつのしわほどにしか感じなくなった。

こうして関係が修復できるという事も、ある意味、星の回りがそうなっている、というのか、不思議な力が私どもの人間関係に働いている気がする。

これぞ、縁というものなのかもしれない。


このところ、朝夕は冷えて来たNZで、羽毛布団と毛布が必要になって来たが、思えば、これも20年使って来ている。

あれま、この布団カバーも。

この鍋も、ナイフフォークも。

この家具調こたつも。

あらま、このトイレマットも。(トイレマットくらいは、もっと早くに替えるつもりだったんだが、どーしても好きな素材や色が見つからなくて、今まで来てしまった!)

そろそろ、いろんな物を買い替えても罰は当たらんだろう。

と、ちょっと新しい気持ちになったこの頃である。

買うぞー

ウエディングショー

2013-05-07 02:15:14 | NZならでは、その他



NZに来て以来の20年来の友人が結婚することになり、結婚式フェアへ一緒に行って来た。

披露宴会場の勧誘、テーブルセッティング、花嫁やフラワーガールのドレス、指輪、スーツ、写真屋さん、新婚旅行などなど、結婚にまつわるものがあちこちのブースに入っていた。












NZの結婚式も、日本と同様、平均26000ドル、多くの人は5万ドルかけるんだそうだ。

日本の結婚式ビジネスとの違いに、エステ類が無い事に、一緒に行った友人も驚いていた。

歯のホワイトニングはあったな。。。

ともあれ、こんなおめでたが周りにあると、自分も20年くらい若返った気分だ。

何より、ウエディングドレスのファッションショーが見られたのは、よかったな~(写真は何枚とっても画面全部真っ白だった。。。)




2013-05-03 04:29:05 | だんな
あのサプライズ旅行の件があってから、久々にこの話題にだんなが触れて来た。

あの旅行は,無駄だったと思うか?と。

私は,正直に言った。

旅行自体は素晴らしかった。感謝の言葉も無い。無駄ではない。

ただ、方法がやはり私向けではなかった。

今でも、私はあれをされたら嫌だと思う。と言った。



そのあと、だんなはたまたま義弟からメールをもらい、何かの話から,こんな返信をした,と言った。

『日本人の女は,何を考えているかわからない』



もう,この一言で、はっきりと溝ができたと思った。埋め用の無い大きな深い溝。

20年を祝うという事から、こんな結果が生まれるとは、互いに思いもよらなかった。


今後これがどう影響して行くのかはわからない。

生活自体は,今も変わらずひょうひょうと過ぎて行く毎日ではあるのだが。