国際結婚の現実 NZ編

日本の文化が独特すぎるのか!英語文化との違いに笑い、悩む日本人妻のひとりごと。

暑い

2008-03-29 03:09:48 | 仕事
地球温暖化が原因なのか、今年のNZはいつまでも暑い。

政府がたまたま今年から夏時間の期間を3週間延ばした。しかしそれとは別に、いつまでも夏のような気候が続いているのである。雨もものすごく少ない。

また間もなく、水がたりないから電気を節約しようなんて停電政策しないといいが。

この私が、半袖をまだ着ている。これは、すごいことだ。NZに来て、数年前まで、半袖Tシャツがいる事はなかったからだ。
今年ほど半袖、袖無しが活躍した年は初めて。

そして、一つ気づいた。

私の二の腕は、なんとも太くなっている。腕っ節、という言葉がぴったりなくらい。

まさか、皮下脂肪。。。

そうなのだ、私がここ2年ほど、暑いなーと思うのは、中年脂肪がついて来ているからに違いない!と気づいた。

昔は確かに、手で腕がつかめそうな太さだったのに、今の私と言ったら、全くほど遠い。

異様に肩から胸のあたりにかけても、幅が大きくなっている。(バストが大きくなっている訳ではない)

なるほど、脂肪がつくと、暑がりになる、、この意味を身を以て知った夏である。

ちゃんばらごっこ

2008-03-26 19:02:53 | 仕事
2ドルショップで売れる物に、木製刀がある。

こどものおもちゃであるが、ほんとうの木でできた、いっちょまえに中国語も書いてある、刀である。

このあたり、日本の文化も中国の文化も混じっていて、アジアは皆同じと見られている象徴なのであるが、とにかくあの刀、よく売れる。

子供達はああいうのが本当に好きらしい。

しかしチャンバラごっこをしている子たちは見ない。

一体何に使っているんだろう?

疑問。

ここで見る日本のドラマ

2008-03-19 19:48:54 | 仕事
最近は、日本の女性週刊誌もさっぱりわからない名前が並び、あまり興味がなくなった。

しかし、最近日本から送ってもらう連ドラを見る機会に恵まれ、かなりはまっていた。

最初は気ままにユーチューブというサイトで見ていたのだが、これはなかなかよく止まって、先に進めにくい。

そんな愚痴をもらしたら、日本の姉がいろいろ送ってくれた。

また、コンピューターソフトに詳しい友人までが、Dvix などのファイルで送ってくれた。

ライフ、生徒諸君、花より男子、エラい所に嫁に来てしまった、新撰組、華麗なる一族、デスノート、マチベン、ハケンの品格、優しい時間、のだめカンタービレ、、、こうして並べてみると、本当にたくさん見たものだ!

最近のドラマでも、私どもが子供の頃にはやった少女マンガがドラマ化されていたり、もっと昔のドラマがリメイクされていたりで、なつかしくてつい見てしまう。

しかし、最近の俳優さんたちは、さっぱりわからない。まったくの無知である。

そして、私どもが知っている俳優さんたちは、、、もう、なんとふけた事であろうか!

女優さんはさすがに肌がきれいで、しわも少なく、昔とそう変わっている人はいないのに、男優の変わり果てようには、月日の流れを感じるとしか言いようがない。

キムタク、香取君、渡哲也、鹿賀丈史、寺尾聡、竹中直人、、、

驚いた。みな、年をとっている。

。。。が、それはつまり私も年をとっているということで、何とも複雑な気持ちである。

中でも、最近の日本を描写した、ハケンの品格は、NZ式にのんびり仕事をする自分に、いい喝を入れてくれたと思う。

もうすぐデジタル化が完成され、こういった番組のダビングや、ネットでの無料視聴はまずできなくなるだろうと聞いている。

海外に住む者の、精神衛生を保つために、どうかそれだけは勘弁して下さい。

私たちには、日本のドラマが生きる力になっているのです。

セントパトリックデー

2008-03-17 19:00:18 | 仕事
街に緑や黄緑の物が目につくようになると、それはアイルランド人の移民が祝う日が近づいている。

商店街では、バグパイプの演奏者が立ち、女の子たちがアイリッシュダンスを踊る。

ということで、パーティ好きのキウイは、アイリッシュパブに集まるため、みな緑の物を身につけていかねばならない日だ。

そんな訳で、ウチで売れる物は、緑の帽子、緑のフェザー(マリリンモンローが巻いているようなふかふかの羽)、緑の風船、などなど。

そういえば、イースターが近づいてもいるので、ひよこの飾りや、プラスチックの卵もよく売れる。

お国によって、やはりいろいろ行事も違うから、こういう物も売れるんだなあ。

ただ、市の中心のダウンタウンは、ほとんどアイルランド人はいない。アジア人ばかり。

そんな街でも、セントパトリックデーのパレードは盛大である。


この国でこそ売れる物

2008-03-17 18:41:11 | 仕事
2ドルショップで仕事をしていると、文房具から日用品までいろいろ置いてあるので、国民性が出て面白い物である。

こんなもんが、売れるんだな~と思う物をいくつか紹介。

まずはTo do list. これは、要するにただのメモ帳なのだが、罫線に、1、2、3、、、とナンバーが振ってある。
いわゆる、きょうやるべき事を書き出す物なのだ。

日本にいると、通勤途中の駅地下街や、通り道に商店街が必ずあって、そこに寄ればたいていの用事は済む。

ところが、こういう田舎の国は(失礼)、店等ほんっとーに固まった所にしか泣く,街で仕事しない限り、平日が勤務日の人は、買い物に始まり,銀行郵便局関係の用事さえ、何一つできないのだ。

だから、このやるべき事リストを持って,車で休みの日に半日かけてまわる、という人が多いのである。

同じく,ショッピングリスト帳も同じ意味合いで,よく売れる。

そして、よくわからないのだが、なぜか手錠がよく売れる。

ピンクや赤のボアがついていて、いったいどういう目的で使うの?といいたいところなのだが、堂々と子供のおもちゃの所に置いてあり、それを子供が買って行く。

そして、ウォーリーエンジェル。ガラス製の小さな天使の人形で、いわゆるお守りである。

他にも、いろいろあるが、またつぎの機会に。

バス通勤にて 2

2008-03-08 18:52:53 | 仕事
1時間に1本しか無いバスでは、仕事が終わってから50分とか、待たないといけない日もあった。

近くのスーパーで時間をつぶし、とはいえ、その中にいると、ついお腹も空いているので要らない物まで買ってしまい、結局浪費してしまうのである。

すべての通路をユーックリとまわって、珍しい食べ物に気づいたりするのはいいことだが、いくらなんでも30分が限度である。

渋々まだ20分近くあるバスの時間まで、しかたがないので、カシューナッツを食べながら、バス停の椅子に座ってまつことにした。

すると、となりに50代くらいのおじさんが座った。

彼は、今、何時だ?と私に聞いた。おじさんもお腹がすいているらしく、ハムを食べていた。

何分ですよ、と答えると、はは、わしは時計等最近持った事もないんでね。と笑ったので、
私は、最近は2ドルショップのでもちゃんと動きますよ、と、我ながら冗談とも本気ともわからないことを言った。

この辺で顔を見る人は、たいてい私の職場、2ドルショップに入って来た事があるから、私の職を知っている人は多い。

ふふん、と、彼も笑って、世間話をしていたが、そのうちに、そのおじさん、私に、

あんた、日本人か?英語、随分話せるな。どうして、そんなに教育を受けた人が、2ドルショップなんかにいるんだ?と言った。

このおじさん、口がうまい。と、思わせるには、ちょっと疲れたルックス過ぎた。

つまり、とてもお世辞を言っているようには見えなかったのである。

私は、それでもちょっとうれしくなって調子に乗り、そーでしょ!仕事がこの国にはないんですよ、英語が第二言語の人間にはなかなか仕事はまわってきませんよ。と始めてしまった。

すると、そのおじさん、ぼくなんか、もう働いてなくて何十年、生活保護を受けているよ。あはは、ばからしいよね、働いている人より、たくさんもらってるんだよ、多分,君の毎週の給料よりも多く。と、抜かしやがった。

そうなのだ。

私たちは、所得の20%の税金を払っている訳だが、それが、こういう人に行っているこの国の制度、いつも、むかつきながら過ごしていたが、今日、本日、ここで、目の前でその生の声を聞いてしまったのだった。

あまりにもストレートで、実は腹がたつことも嫌な気分になることも、まったくなく、返って、このおじさんに興味を持ってしまった。

そして、私は返した。

英語が母国語って、どんなに幸運かと思いますよ。だってこの国はもちろん、世界中どこにいったって仕事出来るじゃないですか。

が、彼は、へっ、働かない方がたくさんもらえるんだから。。。と言い、
あんた、Autisticッて知ってるか?ボクの子供はそれなんだよ。Ex wife と一緒にオーストラリアに住んでる。
と話し始めた。

昔の仕事の関係で、当然その症状名は知っていたが、そのおじさんは、私がその言葉を知っていた事にさらに驚いていた。

しかし,私にはこの時点で、何となく,この人の人生が見えてしまったような気がして、何ともやるせない気持ちでバスに乗った。

彼は若い頃に、夢一杯の結婚生活を始めた。

しかし、生まれて来た子供が、悲しい運命を背負っていることを知り、戦いの日々だったのであろう。奥さんとも、ぶつかる事が多かったに違いない。

そして、今の状況に至り、働く意欲を感じない人間になってしまったのか。

私には、この人が人生で深い傷を受けていることを感じた。生活保護を受け、一人でハムをバス停でつまむ姿である今の姿までのフィルムが頭に浮かぶようで、君より高いお金をもらってるんだ、と言われても、全く嫌な思いを持てなかった。









バス通勤にて

2008-03-07 19:29:00 | 仕事
バスで通うようになってから、いろんな事に出会うようになった。

まず、この2週間の間に、2回故障を経験した。

住宅地の真ん中や、交差点の真ん中で立ち往生。

しかし、だーれも怒りだす人がいないのが、日本と大違い。乗客はもちろん、そばを通る車も、落ち着いている。

日本人は、見習うべきだ。

また先日の故障の時は、偶然壊れた部品が道路に落ちているのを発見。

運転手は、車庫に救援を求めたり、バスの下をのぞいたりと忙しそうだったので気づかず、私が拾って手に取っていたら、学校帰りの女子高生が、あっ!ちょっと見せて!といかにも興味津々に私のところにやってきた。

すごく油がついてて汚いよ、と言い、私が運転手に渡そうと思っていた所を、

その活発そうな女の子は、ノー、アイドントマインド!とそのまっくろのボルトとナット?を持って、運転手に渡しに走っていった。

日本人の高校生の女の子なら、いや、高校生のときの私だったら、あんなに手が汚れるような事はきっとしないだろう。

そして、また驚く事に、やはり高校の制服を着た男の子たちが、角を曲がってくる車の交通整理まで始めたのだ。

正直な所、この高校生たちは、そんな事をする様子に見えない、ちょっとくずれた身なりだった。

しかし、こんなことが自然に出来るなんて、日本の高校生とは全然違う。

つくづく、16ー7歳にして、大人の行動に感動した出来事だった。




海の男

2008-03-03 03:17:44 | 仕事
だんなとの大阪滞在時代の話を思い出したので、もう一件。

昔からの趣味で、だんなは日本でもウインドサーフィンをしたくてうずうずしていた。

なので、まず車を買い、道具も帰省の際、どかっとNZから持って来た。

しかし大阪湾のウインドサーフィン仲間に誘われ、海上に出たものの、テトラポットの多さと、景色の悪さ、水の黒さに辟易して、こんな所でできるか!と、毎週のように琵琶湖まで行くようになったのだった。

私たち夫婦には、はっきりいって共通の趣味が無い。

それでもここまで夫婦が続いているのは奇跡としか言い用が無いが、どちらもマイペースで、自分の時間や空間を持っていたいからこそであろう。

そんな私であるが、2回に1回はだんなについて、琵琶湖まで行った。

すると、不思議、英語も日本語も関係なく、だんなにはどんどん友達ができた。

中でもとても愉快な人に仲良くしていただくようになり、家族同士でおつきあいが始まった。

彼は、神戸の人だった。そして、大きな会社の社長の娘のだんなさんであり、次期社長であった。

水の上では、皆同じ、ウエットスーツを着て、あの大きなセイルを操っていると、年齢国籍関係ない。

ただ、この方、ほんっとに気取った所もなく、みんなで食事していると、ひとりきもちよーく上を向いて寝ていたりする。

奥さんもそれはそれはやさしく美しく、でも決して派手な服装もしない方だった。

子供は、10代のおにいちゃんとその下に双子の男の子、双子はフライドポテトの取り合いで大人の会話にじゃまにならないように争い、フォークで手を刺し合ったりしていた、元気な子供たち。

だんなはいつも言う。

ウインドサーファーというのは、みんなどっか共通したパーソナリティがあるよ。と。

私にも、わかる。

サーファーと変わらないと思っていたが、ちょっと違う。

いわゆるサーファーは軟派、ウインドの方が、硬派とでもいおうか。

ウインドをするには、たくさんの道具がいり、移動するにもきちんと整理し、毎度引っ越しのごとく車の屋根に積むと言う面倒な作業も伴う。

かなり危ない風の中でも、出て行く事があるので、風向きなどでちゃんと岸に戻るよう計算している所を見ると、見た目かっこいいから、だけではできないスポーツだ。

けっこう注意深い所はありながら、ほんとうにこれが好きで、自然と一体化することに喜びを感じる素朴な人たちだと私は思う。

という事で、私の独身の友人には、何度か海の男をだんなを通じて紹介した。

互いの好みもあるのだろうが、なかなかうまくはいかないものである。


神戸クラブ

2008-03-02 17:44:47 | 仕事
これは知る人ぞ知るガイジンクラブ。

クラブと言っても、夜男の人が行く所ではない。

神戸は北野の一等地に、古くからある洋館が、ある西洋人によって、在日西洋人に自由に使ってもらうという趣旨のもとに一軒提供されたのである。

歴史は忘れてしまったが、多分大戦前からだったのではないかと思われる。

そんなのは、地元に住む日本人さえ知らないだろう。

そこの会員と友人でないかぎり、その敷地には入れない。

いわゆる、スポーツクラブ兼、パブ兼、レストラン兼、結婚式場兼、図書館、なのである。

年会費は、、、かなりの収入がないと入れないと聞いた。

バブルが崩壊した後は、随分会費が値下がりしたそうだが、それでも普通のサラリーマンにはもったいない額である。

そんな私がなぜこんなことをしっているかといえば、旦那の大阪時代の知り合いが、そこに誘ってくれたからに他ならない。

正直言って、私はただの日本人で、入って行くのもとても緊張した物だが、みんなそれはリラックスしており、中で働いている日本人も、彼らが子供の時から会員を知っている人ばかりのせいか、ちゃんづけで呼ぶことも多い。

プールの横でサンドイッチ等食べると、そこはもう日本には見えない。

会員は、日本に駐在するアメリカ人、イギリス人、オーストラリア人、インド人、NZ人、、、、

多くは、日本人と結婚しているからそこにいるわけであるが、独身者もときどきいて、一部のガイジンたちは、パブに集まって、日本の変な所を文句をいい、笑い合う。

海外にいる私と同じである。

あの神戸クラブ、今もあるだろうか。