国際結婚の現実 NZ編

日本の文化が独特すぎるのか!英語文化との違いに笑い、悩む日本人妻のひとりごと。

ルイビトンカップ再び

2008-11-29 03:27:30 | 仕事
ヨットレースがオークランドに帰ってくる!

来年年明けから、またNZで世界レベルのヨットレースをすることになったそうだ。
理由はアメリカズカップ保持国がお金や権力の関係で腐敗してしまって、ほとんどの国のチームが、あほらし、や~めた!と言った事に起因するらしい。

それで、じゃあボクがスポンサーをやりましょう。(以前もスポンサーだったが、前回で降りていた)みんな集まれ~と言ったのが、ルイビトンのオーナーさん。名前は何度聞いても忘れるが、私が免税店にいた頃、直接靴を売ったことがある人なので、何となく身近に感じてしまうのである。笑
とにかくそのリッチマンが、最近NZのスポーツラジオ局でインタビューを受けて、そこで、こんな話が出ていたとだんなが言っていた。

ボクの妹(姉かも)は服屋をやってます。
ーーーああ、そうですか。なんて名前の?
アニエスb、って言うんですけどね。
ーーーへえ、そうですか。(聞いた事ないな)←NZにはないからこういう口調だったそうな

とにかく、あの華やかな雰囲気が戻ってくるのはいいことだ。経済効果も期待される。 それにあやかって、私にも仕事のチャンスが訪れないかと密かに期待している。(ヨットレース関係の仕事じゃもちろんなくて、その周りに出来るお土産やさんとか、そういうの)
それにしてもNZとは超大金持ちに好かれる国らしい。。。

男もインテリアに凝る

2008-11-26 18:32:19 | 仕事
NZには、アート系の男が多いと思う。

生活の中では、要するに、ベッドカバーとカーテンの色なんかを決めるのも、だんなの意見が結構強かったりするのである。

もちろんそうでない無頓着な人もいると思うが、私が知る限り、結構多くの男性が、家の中のインテリアはこうあるべきと言う意見を持っている人がほとんどである。

うちのだんなの場合、これは義母に起因する。

義母は、確かに何をしても、色の合わせ方などものすごくうまい。ベッドルーム、その周りに置くアンティーク調の小物、外から積んできた花をさりげなく飾る。

今も、趣味で、生け花クラブに入っていて、毎月のコンペでは優勝か準優勝ばかりである。

反面、最近知ったのだが、義母は息子たちが小さいときから、ベッドメイキングをやってあげていたそうで、この息子たちにはベッドメイキングの習慣がついていない。

だんなは、確かにベッドの国で生まれ育った割には、床をきれいに直せない。

また、部屋も、掃除は全くしない。(日本の小さな2DKのアパートのときはしていたのに)

掃除しない代わりに、そのセンスの良い母の事を見てきたせいか、家具の置き換えなどはちょこちょこして、同じ物が置いてあるだけなのに、とてもいい感じの角度、色のコーディネイトをして飾れるのだ。

そして、家の中のタオルも、無地でなければならない。

花柄とか、ミッキーマウスとか、どこどこ米店とか、旅館などと書いてある手ぬぐいタオルはもってのほかである。

無地でも、何色でもいいわけではなく、バスルームの壁の色に合った色とかでなければならない。

なので、私は何かと家の物を買う前に、だんなに聞く習慣がついてしまっているのである。

日本にいるときは、それほどでもなかったのだが、やはりこちらでは、自分のイニシアティブがなかなかとれないのが実情である。。。それを取るようにするのが、良妻賢母なのだろうか。

二の腕

2008-11-22 02:07:39 | 仕事
木こりをしたせいなのか、年のせいなのか。このところ何を着ても肩のあたりがきつくて、どの服を来ても着心地が悪くなってきた。

胸が大きくなったのかもと密かに喜んでいたらぜんぜん見当違い。
半袖なども着るようになる季節になって、ふと側面から鏡をみたら、原因がはっきり目に入ってきた。

すごい二の腕。。。脇から腕の付け根の辺り、腕の下側というのだろうか、そこがすっごい太い!!!

正直に言って、NZに来たとき、だれもがとってもたくましくがっしりして見え、みなさん胸が半分出ているタンクトップを着ていて、女の私でも目のやりどころに困った覚えがあるが、これは乳製品をたくさん摂取してきたからだろうなーと勝手に理論を作っていた。
が、違う。私は未だに牛乳嫌いだから全く飲んでいないし。

私もタンクトップしか入らなくなってしまうのだろうかー!!

ということで、ネットで調べた二の腕ダイエット方法を試している私である。
腕立て伏せ、ダンベル運動(水入りペットボトルで代用)、腕を肩の高さでまっすぐ伸ばし、球型ドアノブをつかむような手つきで手首をくるくる50回、が効くらしい。。。I hope so 。。。涙


ファームひとつ

2008-11-21 03:40:18 | 仕事
義理家族ネタの続きであるが,コチラの人には、酪農系の国のせいか、こういった発想がある。

何十エーカー(1エーカーは800平方メートルくらい)というファームを一つ買って、そこに親戚みんなで住もう。というのである。

だだっ広い丘に家をぽちぽちと建てて、日本の農家の母屋と分家のようにそんなくっついた状態ではないものの、考えている事は同じである。

この発想、ほんとに日本の村社会そのもの。

キウイのご多分にもれず、うちのだんなはこれの推進者だった。

しかし、私は結婚して最近まで,これに対してはとても嫌悪感を持っていた。

理由は,気を使うから。

だが、最近は、この発想、全く気にならなくなってきた。

もちろん、また毎日のように親戚が出入りする生活が始まったら、3日で精神病になるかもしれないが。

だが実際は、前回の理由で、この発想のことは最近さすがのだんなも言わなくなっていた。

仲のよい家族でも、結婚したら第一は自分の家庭。これが普通だ、と私もしめしめと思っていたら、なんとまた、義母の新しいだんなさんの息子が、同じ事を言っているそうで、先日その話が出て、うちのだんなと意気投合し、またファーム一つ案に火がついたそうである。

ただ、私はこの国に長く,この義理家族も私になれてきて、相手に私が何も気がつかない女である事も知られているし,料理も下手だし、人を招く事も苦手ということがわかっている人たちなので、それ以上を期待されないという安心感ができあがっている。

日本ほど来客に気を使うということはない国なので、親戚がきた!それーっと豪華な食事を用意する必要はない。できるにこした事はないが、私には出来ない。(キッパリ)

だが、そういう気持ちになるまで、私で9年かかっている。

義妹はまだこちらに来て5年。彼女が義理家族を受け入れるまで、時間がかかったって当然だと私は思う。

それをだんなの家族にはわかってほしいと、切に願っている。

くりかえすが、これはうちのことだけではない。多くのキウイが、この発想を持って、日本人妻を悩ませているのである。





家族ごっこ

2008-11-17 00:50:01 | 仕事
時々私を捉えて離さない事の一つに、結婚ゆえに義理家族とのおつきあいに対する面倒臭さがある。

会うと、いい人だなあとか、頭がよくて聞いててきもちいいなあとか、そんな人もいっぱいいる親戚であるが、ほとんどがいつも週末の夜、突然に決まり、集まることになると、ものすごーく重いきもちになる事がある。
単純に、自分の時間がほしいと言う事なのだが、行った所で、私など言葉の通じない子ども以下の存在である事がよくわかっているからである。

気楽に、てぶらで行けばいいと言うし、私も誘う立場だったらそういうと思うが、やはりそれはできないだろう。

まともに会話に参加できない分、クラッカーとか果物とか、飲み物を持って行くぐらいしか思いつかない。

着いて会ってしまえばいいのだが、行くまでの車の中では,私はいつもそうとう神経質になっている。

だんなの家族は、特にそういう事が好きな人たちで、毎週末のときは私も相当参っていた。

仮病や嘘をついて、集まりを休んだ事もあった。私が行かないならボクも行かない、などとだだをこねるだんなと、口論になる事もしばしばだった。

しかし,私には今、親戚付き合いをかたくなに避けている義理の妹がいる。

彼女の気持ちも私にはとてもよくわかるのだ。

そして、反面その強さがとてもうらやましくさえ思える。

彼女は、いろいろな経過があって、精神的に病んでしまっているそうであるから、本人も苦しいんだと思う。
私がうらやましがってはいけない状況なのだろうが、しかしそんな病が出る人もいるくらい、だんなの家族はつきあいが濃いのである。

これからクリスマスシーズン。

いくらキウイでも,人間皆いっしょ。世間の皆さん、義理家族との集まりに向け、私と同じ気持ちになる,ハイストレスの時期である。

ブーーー!

2008-11-17 00:25:41 | 仕事
だんなのいとこに子どもが生まれたので,見に行ってきた。

このいとこは、ここでも何度か書いた、もと経済新聞記者の才媛であり、一昨年とてもハンサムでこれまた秀才の大企業トップの男性と結婚した人である。

この方たちは、ふたりとも会うたび、教養あふれる会話に、私はいつもうならされてしまう。

しかし、赤ちゃんが生まれるということは、どんな大人物でも普通の人にしてしまうんだなーと言う事を知らされた。

赤ちゃんは今4ヶ月。パパが唇を震わせながら,ブーーーーーー!とやると、大笑いしている。それを見て、この秀才お二人とも大喜びで笑っている。正直、ブーーーーーーー!がこの二人から出るとは、以前なら想像できなかった。

もちろん当方も赤ちゃんが笑うと、かわいくて仕方なくつられて笑ってしまうのだが、普段の彼女たちの秀才ぶりから、この単純な赤ちゃんの笑いにここまで感動するふたりが、またなんと純粋なのだろうと思わずにはいられなかった。

しかし、やっぱりこのふたりとブーーーー!のギャップはおかしくてたまらない。

怒りは消える物か 2

2008-11-15 03:07:35 | 仕事
なぜこんな事を書き始めたかと言うと、別の投稿サイトなどで、浮気をされたなど何かの信頼を裏切られたとき、人はそれを許せる物なのか、それと一緒に生きて行ける物なのか、というのをよく見かけるからである。

私は職業だったから、そして、だんなの収入があったから、運良くそういう悪い人間たちから逃げることができた。

しかし、逃げられない状況で生きている人は多いと思う。

今も時々考えるのであるが、今の自分ならその日本人のする悪事と共存できるだろうか、と。

休憩時間と言って出て行き、他のランチバーで3時間バイトをする社員。それまではそれなりの信頼を持って仕事してきた仲間であったから、私も悩んだが、これはやはり、と思って報告した。にもかかわらず、自分の評価が下がるから人事にいわない。と言った店長。

今思い出しても、へどが出そうな経験だった。。。やっぱり許せんわ。こいつら。笑

私は,職場で一番長い社員だった事もあり、その当人にももちろん注意した。

しかし,思えばそれからであろう、この子の異常性が発覚してきたのは。。。

この子は、ひどい虚言癖を持っていた。

自分を大きく見せようとするために、白々しい嘘をつき、それが私にはばれている事が悔しいせいか、私に数々の嫌がらせをしてきたのだった。

まあ、それは、10以上年も下の子がすることなので、私も相手にしなかったが、それがまたよけいに彼女をイライラさせたようでどんどんひどくなったのである。

そんな異常性格の子が、店長。。。世の中不思議である。

正直に言う。自分のやっかみもあると思う。日本人が必要とされない地域で、仕事探しをしてきている私は、結局いい仕事がみつからずにいるからである。
ときどき、そこへ他の元同僚たちに会いに行きたいと思うのだが、そのバカがいると思うと足が向かない。

私が去ってからもがんばっているきちんとしたスタッフが、彼女の異常性のため救いの手を求めていたが、互いの時間が合わずに、話を聞いてあげられないまま過ぎてしまった。

それだけが心残りである。

怒りは消える物か 1

2008-11-15 02:41:18 | 仕事
今の仕事にたどり着いた自分を見返してみて、いろいろ思う所がある。

このブログを始める前に私が仕事していた免税店は、ガソリン価格の高騰と駐車場代の為に辞めたことになっているが,実はもうひとつ重大な原因があった。

それは、働く仲間の質の悪さであった。

残念な事に、それは一人が日本人で、他はまたしても韓国人(まあ新卒の世間知らずだったことを大めに見られない事もないが)、そして、店長のヨーロッパ人であった。

いろいろあって怒りが心頭に達し、(通勤代の重い負担も重なって)辞職を決意した2年半前。

ほとぼりは冷めたとは思うのだが、こうして冷静に考えても、やはり許せない物なのだ、と我ながら感心?する。

今回も仕事探しをしている段階で、たまたま,その職場が求人をしている事を知り、またあの人間たちの顔が浮かんだのであるが、その韓国人はずいぶん前に退職、その上司は、私が辞めて数ヶ月後に、休暇をとってヨーロッパに戻り、そのまま電話一本で退職すると言う異常な辞め方をしたそうである。

残ったその日本人と言うのが自動的にその後、店長になったそうであるが。。。


転職

2008-11-14 17:59:36 | 仕事
この間の日曜で、マネージャーでいたければお金を払えと言うドルショップでの仕事を終え、すぐ真向かいのスーパーマーケットでパートを始めた。
このスーパー、親切、笑顔、丁寧と地域で評判のいい所であり、近くにスーパーがあってもわざわざここまで来たいという人の話も、以前から聞いていた。
私も、今までは客の立場だったが、街のスーパーでは、実はここほどいいカスタマーサービスは受けた事がない。

すべてがきっちりしている。
人事、きちんとした面接、前の職場への推薦者へ確認の電話(これは最近の会社ではしないところも増えている)、契約書も細かい、説明会のときに読み合わせをして、理解しましたか?と確認してから当人にサインさせる。
休憩室、、お茶,コーヒー、食器、電子レンジ、オーブン、ディッシュウオッシャー。倉庫の片隅ではなくきちんとした部屋で広い(前の免税店よりも大きいが、古さは一緒くらいか。。笑)
でも専属のクリーナーがいて、いつも清潔。

ただ、友人が言うには、これは当然の事。。。そういえばそうだ。

私はまだレジのそばで袋詰め係。
エコが叫ばれているこのごろだが、スーパーの袋を惜しみなく使って詰めてあげる。鶏肉は他の肉と一緒にいれない、とか、缶詰は8個以上入れない、とか、そんな規則も厳しい。

ちなみに、NZでは鶏肉の衛生度というのが日本と天地の差があるらしく、この国では伝染病を発生しやすいので、鶏肉の扱いには皆とても神経質である。

チェックアウト(レジ係)には、3人のフリー(マネージャー)がいて、みんなの休憩や勤務時間、そして、同じ仕事を何時間もさせないように目を光らせている。

それにしても、だれもがとても楽しそうに仕事している。
いつもと様子が違うと、今日,元気ないみたいね,大丈夫?と声をかけ合う。

本当のキウイのよさがいっぱい出ていると感じる職場だ。

上によって、こんなに職場が変わるんだといういい例を見ている。


木こりの季節

2008-11-10 16:50:28 | 仕事
ファイアーマンを呼んだあの屋根から煙事件以来、再び私たち(近所の人も含む)の目は、屋根のスパルティング(雨どい)に向いた。老朽化が進み、あちこちがさびて穴があり、そこから植物が生えてしっかり育っている。

ジャングル状態のうちの庭木は、もう手が出せない状態にまでのびきってしまって、そこから種も飛び、雨どいが花壇になって生息しているらしい。

ファイアーマンや,近所の人も、屋根をチェックした事もあって、あららーこんなに木が伸びて家の屋根にかかってたら、ガーターリング(あまどい)に、いーっぱい葉っぱが詰まるだろうね、という話が出ていた。

ということを、昨日隣の人から聞いた私。

『いいかげん、切った方がいいわよー。私の息子も手伝うよ、よかったら。だんなさんにも言っておいたけど。』

しかし、うちのだんなは、木を切るのがきらい。いや,切られるのが嫌い。と言った方が正確か。
木は,自然の形が一番なんだ!と主張する人である。

1年ほど前の義母からのクリスマスプレゼントがガーデニングだったとき、だんなは、切られた庭の植物を見てショックを受け、人の庭を触るなー!と言って親戚中をひかせた事がある。

しかし,私もうちの庭木は伸び過ぎだとずーっと思っていた。
もうどうしようも手が出せなくて、この冬放っておいたのだが。。。

ついに、私は昨日,立ち上がった。
のこぎり一本で、ぶっとい幹をいっぱい切った。だんながラグビーの早朝放映を見に行っている間に。

ある木の枝は、(枝と言うよりは一本の木)あまりにも大きくて、我ながらよくぎこぎこやったもんだと誇れるくらいすごかった。

今日それを見た隣人が、You are an amazing Goaと言った。

ゴア。。。マグマ大使に出てきた,ゴア。。。私はあれか?
これは英語だったんか。
新鮮な驚きだった。

そして,今日の夕方私は背中と腰と肩の筋肉痛で、7時からベッドに横になっているというわけです。