国際結婚の現実 NZ編

日本の文化が独特すぎるのか!英語文化との違いに笑い、悩む日本人妻のひとりごと。

あ~あやっちゃった。。。

2013-08-30 06:16:29 | 親戚
今,ウチには義姉が住んでいる。

事情は余りにも複雑で、個人情報に触りすぎるので,省くが、(ほんとは書きたくてしょうがない)

それとはまた別に、家族ネタで、だんなが兄弟げんかした。

弟も、スープの冷めない距離に住んでいる。

いろいろあって、とにかくものすごい怒りとショックで,昨晩はよく眠れず、何度かうなされていた感じ。

こういう事があると、だんなは持病の自律神経の方に出るので、ほんとに面倒である。

幸運にも,そういうときに症状をしずめる薬があるから、たいていは大丈夫なのであるが、まあ、ほんとに私と違って,繊細ですこと。。。

この義弟との喧嘩の経過も,あまりにも複雑なので、省くが、(これは単にめんどくさい)

かいつまんで言うと、その距離の近すぎる親戚関係と、ケータイに頼りすぎた結果なのである。

いわゆるスマートフォンでメールなどコミュニケーションが成立する世の中になり、それに頼りすぎたがために起きた事である。

何かをしようと決めていたが,キャンセルになったという事をメールした物の、片方がメールを読んでいなかったために、返事がないのは興味がない証拠、と決めつけた相手が、別の予定を入れてしまった、ということである。あ,だいぶ書いちゃった。

やっぱり、メールの会話は危険である。

大事な事は、電話で必ずコンタクトを取らねばならないといういい例。

また見てしまった

2013-08-29 17:33:58 | テレビ
先日、テレビで古い映画を見た。

それは、まずターミネーター2。

もう百ぺん見たと言うのに、たまたまチャンネルを合わせてしまい、始まりの頃から、私たちはこれを最後まで見てしまうんだろうか?とダンナと顔を合わせながら、いいよ見たいのがあったら、変えれば。と互いに言いながら、しっかり最後まで見てしまった。

もう知りすぐるくらい知っている展開なのに、しっかりひきこまれてしまうのは何故だろう?

しかし今見ても、原爆が落ちるシーンは、圧巻である。

実際にあんなことがあったのは、世界のどこでもない、日本なのだ。

そのせいだろうか、戦争を知らない私共の世代にさえ震撼させるのかもしれない。

そしてもう一つは、バックトゥザフューチャー。

もう、音を聞いているだけで、場面が浮かんで来るくらい、何回も見た映画だ。

しかし、これこそ息をつく間もなく、一気に見てしまった。

為せば成る、というポジティブな所が、やはりとても爽やかなのだと思う。

思えば、この80年代の映画以降、これくらい楽しめるものに出会っただろうか。

マトリックスは別格だけど。

いい映画だからというのもあるが、やはり私たちの世代が青春だった頃に見たから、こんなに楽しめるのかな。


涙を飲んだ日

2013-08-23 23:39:55 | NZならでは、その他
今日は、近くのB&Bが企画した、室内楽のコンサートへ行くはずだった。

何かやらなきゃ、せめて趣味を始めなきゃ、と焦る50目前、やはり好きな音楽で。。。と思っていた矢先、こちらのB&Bからお知らせのEメールが来たのが数週間前。

こちらのB&Bでは、いつも料理教室や、シルバーアクセサリー作りなどなど、文化センターのような楽しい事をいつも企画開催していて、私も何度か参加させていただいた。

しかし、クラシックコンサートは初めて。

クラシックなんて、街の中心にある所まで行かなきゃ、聞けない国だから、なんて素晴らしい企画!と、まさに心躍って、即座にひとりで申し込んでしまった。

しかし。

多少は,頭にあったのだ。この週から、また家の修理改築を始める、ということも。

いや、でも、これだけは、これだけは。。。と思って、お金も払って、毎日心待ちにしていた。

しかし、いろいろな事情があって、今義姉がウチに住んでいて、義姉の直接の友達であるその大工さんに来てくれるように頼んでくれたり、その義姉までが、いいわよ、私はヒマだから、ここの天井のペンキ塗りやっとくわよ。と言われ、お言葉に甘えて化粧もし,出かける時間になったが。

延長コード、ある?
ブリーチある?
ワイヤーブラシ、ある?

と、大工さんから聞かれ。

義姉は、私がながーーいこと、嫌でたまらなかった黒ずんだ天井を、ペンキで塗り始め。

よしっ!!

と、決心した。
こういう,慣れた人に教えてもらいながらやれる機会を待っていたのも本当だし、それが今日なら、自分の趣味は諦めよう、と。
大工さんだけなら、行っちゃったと思うけど、義理の姉に任せて出かけていたら、絶対に一生後悔すると思ったのもホント。

ということで、涙を飲んだ日であり、NZで住むべく天井のペンキ塗りという新しい技術を学んだ日でもあった。涙涙

ふえーん



アメリカズカップ 2013

2013-08-18 23:07:07 | NZならでは、その他


また、この年が来た。
アメリカズカップの予選、ルイビトンカップは,今年はサンフランシスコで行われている。

前回の勝者がアメリカのチームだからである。時々映る,坂の上からの景色が、なんとも旅情を誘うなー。

今回の形は,ヨットと呼んでいい物か、カタマランという、二艘船の形をしたもので、その帆の大きさは、ジャンボ飛行機の尾翼と同じ大きさ。

相変わらずかっこいいスポーツだ。

しかし,どこの国も今回はすっかり引いてしまったらしい。参加者はたった4隻。

カップ保持国が、いろいろとルールを変えられると言う点も理由だと思うが、やはり不景気なんだろう。

アメリカズカップ保持者(オラクルアメリカ)は、ルイビトンカップの勝者とだけレースをする。それまでは高みの見物。

挑戦国は、エミレーツニュージーランド(メインスポンサーの名前がついている)、プラダイタリア、アルティマススウェーデンの3つだけ。

NZで開催されたときに比べると、あの大きな国にしては、群衆もなんだか少ないし、世界の超大金持ちが見に来るはずなのだが、彼らのスーパーヨットも全く停まっていない。

単に、あまり人気の無いスポーツなのだろうか?

ちなみにスウェーデンは、すでに敗退している。

それにしても、プラダのユニフォームのかっこいい事。。。さすが、ファッションデザイナーのスポンサー。

頭のヘルメットから、ライフジャケットまでギンギラギンで宇宙服さながら。。。。ああ、むかーし、マッチがあんな服を着て歌っていたな。。。でもちょっと違う。

アレを見るだけでも、価値があると思う。(ネットで写真が見つからなかった)

NZはさすがヨット国、二艘船を浮かせたまま、フォイル(船の下の舵みたいなの)だけでブイを回るなど、他の国にできない技術を持っているので、今回はカップ奪取に期待がされている。

それにしても、サンフランシスコはなんと過ごしやすそうな気候だろうか。

醜心

2013-08-17 23:05:21 | NZならでは、その他
こんな言葉があるかどうか知らないが,今の私を表すとこれである。

私はつまらない人間。

つい、人と比較して自分が劣っていると、とても気分が落ち込む。

つまり、人が自分より劣っているとほっとする、人の不幸は蜜の味というイヤーな女なのだ。

そんな事,全く気にならない時もあるが、気になる時は、とても醜くて、自分が情けない。

妬み。

その感情は、どんな人間にもある事はわかっている。

自分がその醜さを持っている事も、これがなきゃ、努力も進歩もしないことも、わかっている。

だけど、あまり気持ちのいいものじゃない。

どうしてもそこから抜けられない時がある。

ーーー多分,ヒマすぎるのね。こんな事、書いているくらいだから。

例えば,自分に自信をつけるために、こちらの大学を出るとか、何か趣味を始めたりすれば、いいのかもしれない。

ところが、そういう所に入っても、やっぱり上には上がいて、同じ感情に悩まされると思うと、それも違う気がする。

妬みから開放される、いい薬があったらなあ。

くしゃみ

2013-08-17 06:51:21 | NZならでは、その他
私のしつこい咳が、やっと今週治まった。

あの、帰省でひいた風邪以来、ほんっとうに長かった!

しかしNZは今も冬。

おかしな天候で、春のような日が続いたかと思えば、ある日どわーっと横降りの雨がふり、風が吹いて、霜が降りる。

そんな繰り返しの数ヶ月であるので、たくさんの人が風邪をひいている。

バスの中でも、咳をしたり、くしゃみをしたりする人もいるわけだが、

最近,そのくしゃみをするのをきくと、つい、Bless you と言ってしまう。

その人に向かって言うのが本当だが、バスは動いていて、椅子は全部前を向いている訳で,わざわざ振り返ってまではしないのだが、独り言のようにぶつぶつ言ってしまう。

昔大阪時代に同僚だった女の子が、アメリカの大学を終了して帰って来たばかりの帰国子女で、大阪の通勤電車の中でその子も同じ事を言っていた。

くしゃみを聞くと、どうしても、ブレッシューって言いたくなるんですよね、と。

英語国に15年住んでみて、今私も,そうなっている事に気づいた。

これまた古い記憶がよみがえり、そういえば、枕草子だったかにも、あんな記述があった。

はなひて誦文する。おほかた、人の家の男主ならでは、高くはなひたる、いとにくし。(にくきもの より)

変なことを、断片的に覚えているもんだ。それを、アーッ教科書のあそこに書いてあったがなんだったかなーっ、ちょっと、現役学生,教えてよ!などと聞ける娘も息子もいないわけで、涙目で思い出せない物を諦める事なく、

こうしてグーグルできるなんて、なんといい世の中だ。

昔の日本のご身分が貴いお方も、くしゃみは縁起の悪い物と思っていて、それが出たときには、呪文を唱えていたという、あれ。

ブレッシューは、それと同じだなあ、と、人のくしゃみを聞くたびに,思う私である。

美の追求

2013-08-11 22:06:54 | 日本
帰省したとき、化粧品フリークの姉が、これすっごくいいよ~!と、勧めてくれた。

かの有名なXXホルンリンクル。

私のシミだらけシワだらけの顔を見て、耐えかね、私のために試供品セットを注文しておいてくれたのである。

使ってみて1週間ほどになるが、さすが、やはりすごくいい。

今まで、シワシワだった目の下やしぼんでいたまぶたが、プクプクしてきた。

うわあ、これが、みなさんの美の秘密かあ~、と、友人にも姉にも、やっぱりいいものは違うわねえとメールした。

しかし、聞くところによると、お値段がとても張るものだとか。

じゃあ、今度は私の名前で試供品を申し込んじゃおっかなあ、などとセコイことを考えていたが、こればっかりは日本の実家の住所を使う訳にもいかない。

というのも、この会社、後の勧誘がすごいという事で有名なので、さすがに実家に迷惑かけられない。

しかし,今の時代、もしかしたら、海外まで無料発送とかもあるのかも。。。

などと、詰まらぬ想像をしてしまった。

が、いくら良い事がわかって、買いたくなっても、どのみち、私のNZドルの収入では、あまりにも身分不相応な物過ぎる。

そしてこれがまた、なんと8種類もある。

顔を洗ったら、いったいどんだけつけるんかい、というくらい、いろんなチューブがあって、

今まで最小限の物しかつけてこなかった私は、めちゃくちゃめんどくさいと思ってしまった。

なによりも、友人たちに、XXホルンリンクルは、すごくよかった、XXホルンリンクルで、まぶたがふくふくになった、などと書いているうちに、
その名前が長くて書くのもじゃまくさい!と思ってしまった。

これだから、私はきれいになれないのかもしれない。

が、これまたインターネットがある今の時代、試供品の無料発送はないにしろ、勧誘の電話なら、海外までかけてくる事だろう。

諸の理由で、私は注文するのを断念したのだが、今だけ豪華な気持ちを楽しんでいる。



朝シャワー

2013-08-09 08:00:21 | NZならでは、その他
NZに来て15年近くなるが、最近気づいたことに、私はすっかり朝風呂派になったということである。

朝風呂と言うのは、正確にいうと違っていて、いわゆる朝シャワーなのであるが、

それで思い浮かぶことに、滝に打たれる修行僧がある。

落ちてくるのはお湯だけど、スッキリするという点では、案外似てるかもしれない。


音楽のある生活

2013-08-06 08:02:14 | うち


部屋の模様替えをした。

住んで14年近く、全く気づかないということもあるもんだ。

旦那が、電子ピアノを居間に持ってきては?と思いつき、さっそく動かしてみた。

部屋を普通に四角く使っていたところ、テレビが部屋の角の隅にあるため、その角度に合わせてソファー、こたつも全て斜めに置き、部屋を斜めに使うようにした、と言ったらイメージがわくだろうか。(こたつライフだが、ソファーもあるのである。こたつに入った時の背もたれとして、使っている。)

つまり、斜めにおいた分、後ろに三角の空間が出来たので、今回の電子ピアノのアイデアが出て来たのであった。



こたつも電子ピアノも、日本のボルテージで、(うちには一個しかない)変圧器に繋ぐので、どちらも同じ部屋にあるのはその意味でも合理的。
これは、なかなかいい。

おかげで、もう少しピアノを触ろうと心がけるようになった。

何でもう少し早くこうしなかったのだろう!

10年以上、まともに触らなかった事が悔やまれる。

自由と孤独

2013-08-04 12:21:58 | 親戚
これは、一般的キウイ女性の生き方を鑑みる話であって,決して個人攻撃ではない。

なぜなら,私はこの人を一概に批判し、嫌いになれないからである。

彼女は、若い頃から営巣意識が強かったという。親の意見を受け入れ、20歳の誕生日を待って結婚した。2人の子どもをもうけ、10年ほど前に離婚した。

それからは、別の男性と出合って、結婚の形は取らないが、彼女の家に招き入れ、一緒に住んだりもしている。

その間、思春期だった子供たちは、親権をとった彼女の所にいたものの、親子関係がうまくいかなくなって、息子は父親の元へ行ったり、娘とはぎこちない関係が続いている。

息子は、最近母親と一緒に住み始めたのであるが、母親には彼氏がおり、そちらとの二重生活になっている。

息子は、その彼氏がどうしても受け入れられないからである。



女は母親以前に女であるという哲学を持った人が多いこの国で、彼女はそれを通しているために、子供というものとの関係が希薄に見える。

それは、西洋社会の,個人主義、子供を自立させるための方法なのかもしれないが、大学卒業まで親にベッタリ世話になる日本人には、かなり驚きの世界ではある。

20歳を過ぎた彼女の息子が、最近、不安強迫症になってしまった。

1年ほど前から、抗鬱剤を飲んでいたが、最近一人で居られない、パニック障害が出るという事で、仕事もやめてしまった。

彼女は、実は、最近、現在の彼氏と一緒に、数ヶ月のヨーロッパ旅行を申し込んだ所だった。

客観的に見て、これが息子の病気の引き金になった物と思われる。

20歳を越えた人間が、と思わなくもないが、彼は、両親の離婚以来,大きな傷を負い、親の愛情を求めながらも、社会に適応すべく耐えていたに違いない。

今回彼女は、母親である事を選んだ。

ヨーロッパ旅行を中止し、息子の元に居る事にした。

ちょうどそのとき、離婚した前夫が、この近くでひとつきほど仕事があるので、その間の宿が必要という事で、彼女は、息子がいる自分の家に寝泊まりするよう勧めた。
昼は彼女が世話をするから、夜は前夫が世話をするという事になった。

離婚した相手と同じ屋根の下で会うという事も、NZではよく聞くことなのである。

しかし、彼女は、前夫と同じ家で寝るのは控えたいという事で、私どもの家に泊まりに来る事もある。

大変複雑な話だが、実際、こういった話はここだけではない。離婚率50%のキウイの女性には本当によく聞く事だ。

さて,その彼女は、今、彼氏はいるものの、やはりシングルなのである。

男性の友人が多く、彼氏に限らずいつも数人がまわりにいて、家族の集まりにも呼ぶので、見ている方が、混乱する。

それを見た旦那は言う。自分の姉ながら、この女性はいったい何を考えているんだ?と。

血のつながりがある者だけが、感じる嫌悪感なのかもしれない。実際、彼女の娘はそれが原因で離れていった。

モラルの点から見て、そりゃいい事ではないと私も思う。

しかし、私は、最近、そんな彼女を見ていて,思うのだ。

50過ぎのシングルの女性。これから、どうやって食べていく?税金を払っていく?(キウイ女性に旺盛な)性欲を満たしていく?

彼女は、去年の誕生日にこんなメールを旦那に送って来た。

自分の誕生日の朝に目が覚めたら、私、一人だったのよ。と。



彼女は、花畑を飛び回る蝶になるのを選んだのだ。

蜜を与えてくれる人ならだれでも頼らなければ、命が絶たれる。それの何が悪いのか。

自分が50代で独り身だったら、そういう人生を送らないと断言できるのか。

キウイ女性は、そんな本能がとても強いのだと思う。

自由と孤独はまさに表裏一体なのだ。