国際結婚の現実 NZ編

日本の文化が独特すぎるのか!英語文化との違いに笑い、悩む日本人妻のひとりごと。

職探しの現実

2008-05-23 04:09:19 | 仕事
この国でアジア人が仕事に就く事は、とても難しい。
いわゆる、正社員という仕事の事だが、正社員にいきなりなれるということは、ものすごくラッキーである。
それがたとえ店屋の店員でも、ひとつの募集枠に50-60人のCV(履歴書)が着く事はざら。

運良く正社員の仕事がみつかっても、交通費は自腹でいかなければならない。

しかし交通の便が悪く、ほとんどの人は、車通勤である。このガソリンが高いご時世、ものすごい出費。

ならば,もう少し働けばいい,と思って,副業を考える所だが、日本なら、仕事をしようと思えばすぐ見つかり、副業の短時間アルバイトもできるのに、この経済の小さな国では、2つ仕事をすると、2つ目の給料からは半分税金で持って行かれ、お金をためる事は、ほんとうに難しい。

反対に、どこかの店の支店長になると、急に待遇が上がる。車支給、ガソリン代も支給、駐車場代も支給。

これは、日本の待遇以上である。

しかし,この国で支店長になるには、多分白人にならなきゃだめだろう。

こうなってくると、やはり、自分のしたい仕事というのにたどり着くには、住む所から変えないといけない。

しかし、独身でない限り,そういう事は難しく、独身だとしても、かなりの体力と気力がいる話である。

日本が、いかに働きやすい国であるかという事が,毎日ひしひしと感じられるのである。

今は,時代が違うだろうか...私も年を取って来ているし。


バス通勤 3

2008-05-22 19:00:14 | 仕事
NZは南半球であるので、この時期になると、日本と反対で大変日が短くなる。

仕事が終わってからバスに乗ると、もうバスの中はうすぐらーい。

では、電気をつけていただこう、と思っても、それでついているのである。

なぜか、くらーい40Wあるかないかの黄色の電気なので、特に暗く感じる。あの中では、読書もできない。

と、私は思うのだが、こちらの方は、ポケット読書灯というのを持参で読んでいたりする。

とにかく、バスの後ろ半分は輪をかけて暗く、昼でもちょっと気持ちが悪いくらい。

この様子から,私がいつも思い出すのは,日本の夜行スキーバスである。この薄暗さ、すきま風。寝るためにあるバス、と言おうか。

しかし、ついたら夜明けで銀世界だった、なんていう魔法は、さすがにない。

狭い世間なので、バスに乗ったら知ってる人がいた、なんてことは日常茶飯事なので、わいわい大声でしゃべりだすのが関の山。

日本とはかなり違うバス通勤である。

朝シャン

2008-05-19 11:39:02 | 仕事
朝シャンという言葉が流行っていたのは、私が高校生くらいの頃だったか。

朝シャワーを浴びるというか、朝 髪を洗うことが、女の子の間で流行り始めたあの頃。

ある女の子は、それはそれはいいにおいがしていた物だ。

しかし、よく見かけたのが、乾かす暇がありませんでしたという学生さん。

バス停で待っていたりすると、頭から湯気が出ている。

乾き始めである。

面白いなあ,と思ってみていたが、実は私も今それを毎日している。

この国の常識として、シャワーは朝浴びる人がほとんどであるが、私は最近アトピーの治療に本格的に乗り出し、その治療の一環として、夜薬を塗り込み、朝流す、という事をしなければならなくなったため、朝のシャワーとシャンプーを強いられているのである。

あと30分早く起きて乾かせばいいのであるが、それがどうしてもできない。

もともとの乾燥肌も手伝って、ドライヤーはあまり私の頭皮によくないと若い頃から思い知らされて来たので、それも自然乾燥をする理由のひとつだが、はっきりいってものぐさな私にはちょうどいいのである。

今朝も、朝日を浴びながら、家を出てバス停まで歩いていると、なんとなく自分の頭から湯気が出ているのが感じられ、、、
我ながら笑える光景である。



お犬様

2008-05-13 10:27:51 | 仕事
私の家には9歳になるラブラドールがいるが、この子もいい年になって、いろいろ体に問題が出て来た。

半年前には、アースライティス(Arthritis,関節炎)で、ももの付け根の骨がもうほとんど減ってない状態とわかり、骨を強くするグルコサミンと、痛み止め注射に飲み薬を始めた。

それで痛みが治まらなければ、手術もあるということだったが、幸いにして、痛みがなくなって来たようでほっとしていた。
しかし、一難さってまた一難、お尻のおできがどうも大きくなって来て、また医者にかかったときについでに聞いた所、やっぱり取った方がいいだろうということになって、またまた手術になった。

いわゆるいぼ痔である。

この関節炎のお薬は、普通の人間用の健康食品の店で4000円也、痛み止めは月1回注射一本数千円、飲み薬12000円也、(もし手術になっていたら、40万円)。。。

そして今回の手術は4万円。。。

手術が終わリ麻酔が覚めると、このお犬様、うおーーーーーーと吠える。
他の子たちはおりの中でじっとしているのに、うちの子だけ、大騒ぎで、私たちは仕事をさしおいてでも迎えにいかねばならない。
見事にお犬様にすべてが捧げられている、私たちの生活である。

ちなみに私は昔からの体質で、アトピー持ちであるため、ひどくなっては医者に嫌々行くのであるが、90ドル(7000円、のちに保険で返ってくる)であった。

徳川綱吉の時代なら、私たちは下克上できたかもしれない。

NZはパラダイス

2008-05-05 18:04:57 | 仕事
だんなの仕事の関係で、ヨットクラブのスポンサーになっているので、この夏のクラブでの、プライズギビングナイトというのに同伴して来た。

夏の時期毎週一回彼らはいつもヨットでレースをしており、その結果を総合して、1-3位の人に、ヨットのモーターだとか、フナ底洗いの洗剤とか、そんなのを商品でもらえるのである。

集まっている人は、ほとんどが60代だったといおうか。

ヨットが持てる,という事は、スーパーリッチと言うイメージが日本ではあるが、スーパーではないものの、確かにお金がある人たちの集まりだったと言わざるを得ない。

リタイアしたおじいちゃんたちの、ささやかな楽しみ、それがヨッティングで、何とも微笑ましい光景だった。

そこに来ていた、だんなの会社の同僚は、2年前にサウスアフリカから移住して来た。

彼は、なんと元牢獄の看守だそうである。

サウスアフリカは、とても物騒な国で、幼児誘拐はもとより、殺人が多い国らしい。

中でも恐ろしいのが、ある黒人の宗派で、幼児を生け贄にする風習をまだ持っている人がいるらしく、そのために幼児誘拐が耐えないんだそうである。

生々しい話は、それだけではないが、その元看守の話を聞いていると、まさに、この国は天国としか言い用がない。

私たちはやはり平和ぼけをしているだろうか。