国際結婚の現実 NZ編

日本の文化が独特すぎるのか!英語文化との違いに笑い、悩む日本人妻のひとりごと。

帰る人、戻る人

2008-07-31 17:53:36 | 仕事
今日はある意味不思議な日だった。

私の職場の同僚の10年来のお友達が、50初頭にして日本に戻る事を決めたと報告に来たのだ。

私は直接あまり知らないのだが、同僚の人は、まだまだ日本人移民の少ないあの頃から、いっしょに乗り越えてきた人だったので、とても寂しがっていた。

彼女自身は、これからの山あり谷ありの第3の人生のスタートに対し、緊張の方が大きい様子だった。

今から日本に戻り、生活を立てることの大変さは、私どもにもひしひしと伝わってくる。

健康で若いうちは、単純に、うらやましいなあ、とか、がんばってね!と背中を押せるのだが、私でさえ40代半ばながら、これから大きな生活の変化があると、ついていけるか、かなり不安ではある。

そのガッツにただただ頭が下がるばかりだった。

その後に、まだこの国に来て2年の、子育て真っ最中の友人もきた。

走り回る子供を追いかけながら、この国でこれからの人たち。

この対照を見て、私はどっちなのだろう、と考えていた。


エコ考

2008-07-28 13:48:06 | 仕事
石油の価格に左右され,世界中の人たちが金欠病に苦しんでいるが、
そんな毎日でも、アメリカまでわざわざ飛んできてブランド品を買いあさるアラブ人が多いらしい。
どっかにはお金がある。というか、古今問わず石油を持ってる人がお金持ち。

石油を握っているといえば、NZに関係する所で、BP、ブリティッシュペトロル。
このオーナーは、何をかくそうエリザベス女王のイギリス国王室である。

電気自動車の使用をすすめようとしても、どうしても石油王とそのシンジケートがそれを許さないらしい。
先月も、性能のいい電気自動車をどこだったかの会社が考えて、ネットにのせていたそうだ。
だんなが、tree hugger というサイトをよく見ており、そこでみつけ、その自動車の事をもういちど私に見せようと思った日、には、大会社に買われて、実質上その車の販売部がもみ消されてしまった。

権力とは恐ろしい。

石油が絡むと、きっとこういう物を考えた会社の人は、脅迫されたんかもしれない。

それを思うと、日本はまだまだ結構別世界。
プリウスの啓蒙はなかなかいい。帰省中、テレビのCMで家のプラグで充電できるというのを見た。

電気と言えば、この国の電気代はものすごく高い。
施設もちんけで、すっぐに停電するし、復旧も時間かかるし、(昨日のあらしでは復旧に6時間以上)
ダムの水力発電に頼ってて、そのダムさえいくつも作れないビンボー国であり。。

屋根のソーラーパネルは一般家庭にも普及しつつあるが、まだまだ高い代物である。
最近の新聞の記事で、作りすぎた電気を、電気会社に売り、節電にも貢献するという
アイデアを紹介していた。
実現化したらみんながそうするようになって、ソーラー施設の単価も安くなる。。か?NZはあまり競争がないから、な。。
日本と同様、NZでもソーラーをつけると政府の補助金はでるらしいが。

停電が起きるたび、その復旧の遅さに、ここは第3国かとこぼしてしまう移民たちである。

テレビ番組

2008-07-25 20:05:09 | 仕事
NZに9年目にして、テレビを楽しみにするようになってきた自分に気づいた。

以前は高いお金を払って、衛星放送を契約していていろいろな番組を見られたが最近やめた。しかしそうすると、この国には3つしかチャンネルがなく、ある夜など、どのチャンネルも殺人事件番組(刑事モン)だけである。

あれはほんとにげっそりする。あんなのばかりをみていたら、犯罪が増えてもしかたない,というような内容ばかりである。

ただでさえゲームショー(お笑い番組)が少ない国なのに。

しかし、そんな私にも、アメリカのコメディで気に入ったのができ、また昔みて好きだった映画のリメイク兼リニューアルのターミネーターのテレビ化も、私をテレビに目をむけさせるようになり、わからんなりに、何となく楽しめるようになって来た。

それから、何よりこの国に欠けているのが誰もが楽しめる娯楽番組。

なので、アメリカンアイドルのような番組は、やはり楽しめる。
似たコンセプトで、社交ダンスを芸能人がプロにつきっきりで教えてもらいながら,毎週国民投票によって勝ち抜き戦をするのも、見た目にも華やかでいい。

そして、もうひとつは、バッチェラーという番組。

いわゆるお見合い番組なのだが、どこまでやらせかわかりにくい所がまた面白い。

それにしても。。。公開番組で、何十人という女性とブチュブチュキスをしあい、最後には自分の好きな人を選ぶということだが。。。愛情表現の違いに国民性はあれ、あんなにギューと抱いたり、キスしたり、あるときは、一夜をともにしました、などという事もあり、よくぞ、そんな事までするな!と驚くばかりだが、目がはなせなかったりする。

あの番組は、日本で受け入れられるかわからないが、どっちにしてもお子様が見る時間にはやらないだろう。

それをお子様が見る時間にやってしまうのが、NZのテレビなのだ。


あこがれの地?NZ

2008-07-24 19:14:18 | 仕事
最近、NZはアメリカに住む人にとって、あこがれの地になっているようである。

それは、トムクルーズなどが、NZに別荘を買った頃から始まっているとは思うが、その頃は芸能人や大金持ちだけだった。

ところが、最近は,身近なところでNZに憧れるアメリカの人たちをちょくちょく目にするのだ。

ひとつは私が好きで毎日読んでいるアメリカに住む人のブログ。

そんな彼女の所に、なんとNZの留学の広告が出ている。

そして、先日アメリカのコメディ番組を見ていたら、キウイの男が、まさにかっこいいスポーツマンという役で出ていた。

しっかり、キウイアクセントで、その上、クール、体は逆三角形のスポーツマン、女の子たちが騒いでいるという設定で、まるでモデル扱いであったのである。

NZは、そんなにアメリカから見るといい国なのだろうか。

そりゃ考えてみればそうかもしれない。

物価はアメリカに比べりゃ安い。

自然がいっぱいで、空気がきれい。

銃がない。

のんびりしていて、悪人もいない、ストレスフリー。(に見えるらしい)

確かに、アメリカよりは住みやすいのかもしれない。

しかし、やはり私は思うのだ。

彼らもこちらに来た日には、ぜーったいにつまらん、退屈だ、大都会が懐かしい、というに決まっている、と。

どこに住んでもある事だが、いい面もあれば悪い面もある、と言えるようになるには、かなりの年数がかかるのである。



iPhone騒ぎ in NZ 3

2008-07-23 19:49:34 | 仕事
ショッピングセンターの広い駐車場に,深夜停めているのは、このアップル狂ひとりだけ。

警備員が出てきて、尋問を受ける事に。

お前なにやってんだ。

ーーーiPhoneを買いにきたんです。

この一言で、怖い警備員も、急に親切に。

後少ししたら、スーパーが開くから、その通用口から中に入れてあげるよ。

電話屋さんよりも、食品スーパーの方が早く動き出す訳なので、だいぶ朝早くから中に入れてもらえ、暖をとることができた。

かくして、朝9時の開店と同時に、だんなはその店の第一号の客となり、iPhoneをゲットしたのであった。

そんなわけで、夜も昼もなくすごしていただんなは、私が帰ってくるまでは、何日かという事も,忘れていたらしい。

私を空港まで迎えにきてくれたが、それもよく覚えてたね、と皮肉を言うと、ほらっ、こうしてね、ダイアリーにもなるんだ。ちゃんと、その日の朝に、するべき事がスクリーンに出てくるんだ!と、始まった。。。

確かに、すごい電話だとは認める。

いや,電話だけではない。すごいシステムだと思う。

それにしても。。。そんなにしてまでほしい物なのだろうか。

私にはあまりわからないアップル教(狂)である。



iPhone騒ぎ in NZ 2

2008-07-23 19:36:49 | 仕事
深夜の開店を待っている間、なんと店の人たちからは、文字通りアップルのサービスがあったそうである。

りんご、リンゴ味のチューインガム、コーヒーなどまで配られたそうである。

こんなことは、日本ではなかったに違いない。

そして、もちろん、世界で一番初めにゲットする人を撮影しようと、各国からのテレビカメラマンも構えていたそうである。

その一番目の男性は、確かに私も実家のテレビで見ていた。

うちのだんなは、買わない,と言ってた、なんて会話を母としながら、あはは、あんな寒い中、防寒着着込んで、ご苦労様なこったね、なんて言ってた気がする。

そのちょっと後ろに自分のだんなもいようとは夢にも思わず。

だんなは、開店前、その後ろの方で並んでいて、ドイツのテレビ局のインタビューに出たそうである。

レポーターに、『iPhone、買えるといいですね!』てなことを言われただんな、

え?iPhone?僕は、ノキアの新作を買いにきたんだ!!

と、ぼけをかましたそうだ。全くどこまで人をおちょくってるんだか。

さて、開店して,次々と店に入る人たちが買う事数分、旦那のかなり前の方で、もう今日の販売分は終わりでーす、と門前払いになった。

そうなると、さらに購買意欲は高まる。

アップルもマーケティングがうまい。

だんなは、その日の朝9時に開く、別の店まで車を走らせ、店の前の駐車場に車を停め、車の中で寝始めた。






iPhone騒ぎ in NZ 1

2008-07-23 19:18:34 | 仕事
7月11日に、世界各国で3GのiPhoneが出たそうだ。

これから書く事は、アップル教のだんなから聞いた話である。ちなみに私は全く興味がない。

とにかく、G3というのは,要するに、携帯電話の電波?を使って、インターネットまで見られるようになるという所が、前の形と画期的に違う点だそうである。

本国アメリカでもまだ出ていなかったため、1日が世界で一番早く来る国、ニュージーランドでゲットするのが世界で一番,という事で、わざわざそれのためにはるばるUSAからやってきた人も,深夜並んでいたそうな。

NZでは、目抜き通りの1店だけが当日深夜12時から開き、限定35台だけ売ることになっていたらしい。

だんなは、私に、絶対買わないから。と宣言していた。それは、私だけにでなく,他の親戚友達仕事場の同僚などにもしていた。

ところが、その晩、12時が近づくにつれ、まるでシンデレラのように落ち着きがなくなったという。

ネットで世界の様子を見ているうちに、俺は何やってるんだ、俺は一生懸命働いている、酒もたばこも、賭け事もやらない。

その分、これに使って何が悪いんだ!

かような理論が頭に浮かび、深夜車を走らせ、30分後には店の前の行列に加わっていたそうである。

その日は、この冬一番とも言えるくらいの寒さだったそうだ。

mamma mia!

2008-07-23 18:27:23 | 仕事
日本にいた先日も、このマンマミアの広告が大きくかかっているのを見たのだが、これは劇団四季がするものだった。

さて,私はミュージカルが好きだが、これが映画化されるとは思っても見なかった。

それも、あのもと007の俳優さんや、メリルストリープ!

その上、映画の中でいきなり顔の前で歌いだすのは,非常に不思議な感じがした。

私はABBAの歌は明るくてもちろん好きだし、数年前に舞台も見たのだが、やはり映画はなんと言っても,舞台が本物のロケ地、ギリシアだから美しい色は何にも勝る。

しかし、うちのだんなが、あのミュージカル嫌いなだんなが! どうしても行こう,というのが不思議でならなかった。

それは、彼が私の帰省中に、iPhoneという高いおもちゃを断りなく買ってしまった事に対する罪悪感からと思われる。

日本の魚が食べたい!

2008-07-21 05:47:01 | 仕事
日本では石油の値段の高騰で、イカ釣り漁船が出られないとかそんな話を聞いていたが、実家のそばのスーパーにも、くるくる寿司にも、イカばかりでなく魚は何種類もあふれていた。
も。っっのすごくおいしかった、魚。
どれも新鮮、とろり、つやつや、鱗がついてない。美味!涙

日本人だから、魚をおろせるだろうとか、相撲をとれるとか思っているガイジンが多いらしいが、そんなことできなくても生活できるのが日本なのだ!私はそんなことできないぞ!(強気)

まさにこの帰国では,私は,この私が、チョコレートも含め洋食を一度も口にしなかった。

すべて、魚と野菜。

NZに戻っても、この食生活をぜひ続けたい!と思って,真剣に食卓に並んだ物を頭にインプットしたが、、、
トーフ!なめこと大根のみそ汁!刺身!しょうがとかつおぶしのかかった焼きなす!納豆!毎日違う種類の魚!野菜としいたけの煮しめ!etc,etc!! 。。。。無理だ。。。と、肩を落とした。

バター

2008-07-21 05:46:24 | 仕事
今回帰省のときに、缶バターを持っていったら、大変喜ばれた。
それもそのはず、どこのスーパーにも、あのいつものバターが見られなかった。
雪印の、ホテル仕様のキューブバターくらいしかなかった。

NZでも2倍以上の値段になりましたよと言うと、すべての日本人から、どうして?そっちではたくさん作ってるンだから,安いんじゃないの?と言われた。

確かにそうだ。
あんなにたくさんあるのを、どうして私たちまでが値上がりを被らなきゃ行けないんだ?
そんな話から、アメリカのサブプライム問題とか、先物取り引きとか,私にはちょとついていけない話題になってしまった。

折しも、今月号の月刊NZに、まさにそのことが載っており、NZで生産したバターで国内で使われるのは4%だけだとか。
初めて知った。。。

が、なおさらたったそれだけなら、NZ用の価格で売ればいいのになー