魅惑の島 沖縄を知り楽しむ

沖縄を知り楽しむ。
魅惑の島 沖縄。歴史、文化、亜熱帯の気候が織り成す独特な空気。
旅人を魅了して止まない沖縄

変わるな自然、沖縄!

2015-10-07 08:45:03 | 自然








  変わるな自然、おきなわ!

糸満市、那覇市の観光に関係しているtiger60にとって最近、気になることがある。

沖縄の自然は貴重なものである、亜熱帯気候が織り成す自然の恵みを受けて島が活気づいている沖縄、いつまでも変わらないものと信じていた、変わってほしくないと考えていた。

最近、大好きな糸満市大度海岸に出かけた。海と浜辺しかない自然の景観が見れる場所なのだ。海は満潮の時も良いがtiger60はあえて干潮時に行く、見たいものが見れるからだ。干潮

になると潮が引き、さんご礁の岩が現れる。その岩礁の至る所に潮溜まりができる。深さは10cmから1m位の浅くて安全な潮溜まりである。この潮溜まりには幾種類もの熱帯魚が群れを

なして泳いでいる。黄色、赤、黒、緑、灰色などのカラフルな南国の小さな魚達の住処になっている。外洋の深い波の荒い海では小さい魚は生きていけないので小さい潮溜まりに隠れ

て住んでいる自然の道理にあった生活なのだ。この熱帯魚の群れをみているとアニメ映画のニモの世界とそっくりで心が和んできます。サンゴの枝が生えている、いろいろな貝類、カ

ニ、ヒトデ、毒を持つ魚や生物もいる。干潮時でないとこんなのどかな平和な光景を見れないのだ。いつまでもこの光景があってほしい、変わらないでほしいと願う気持ちになるもの

です。県外からの観光客がグループで潮溜まりに立ち、グーグルやシュノーケルを海面につけて魚の群れを観察している。時折顔を上げて歓声が上がる。熱帯魚の群れがニモの世界と

そっくりなのでその美しさに魅了されているのだ。これこそが沖縄の財産であると誇らしく感じる。その熱帯魚が最近、目に見えて減っている、原因は人が採取しているのだ。地区の

自然景観観察委員に聞くと、特別の許可された者意外は採取してはならないとのこと。心ない一部の人達が大事な環境を壊している。

大度海岸はあの有名なジョン・万次郎一行が上陸した海岸として知られている。日本が開国する前、日本本土に直接帰れば西洋列強のスパイではと疑われて捕まる恐れがあり、琉球は

外国人に対して緩やかな対応をするとの情報を持っていた可能性があると沖縄在の歴史学者は云う。だから琉球の大渡海岸に上陸したのである、

大渡浜はウミガメの産卵地でもある、春から夏にかけて産卵にやって来るそうだ。

海岸の東側は大きな崖が南の海に突き出ている。この壁に自然洞窟が二ヶ所ある、洞窟を沖縄ではガマと呼ぶ。戦争中にガマに避難民や兵隊が隠れていたが米軍の火炎放射器で入り口

を焼かれてしまい、戦後70年経った今でも入り口の焼け跡の黒い色はついたままである。ガマの中に隠れていて生きたまま火で焼かれた犠牲者のことを思うと胸が痛みますね。大渡海

岸は自然観察だけでない、歴史的上陸地点だけでない過去の悲しい出来事をも含めて今の景観があることを私達が忘れなければ良いのではと考えます。


tiger60
大渡海岸、いつ訪ねても心が癒やされる場所です。南の海を眺めて、さんご礁を眺めて、海岸側には沖縄の熱帯植物が植えられている。青い空、青いグリーンの海、まさに天国のような光景です。他府県、沖縄県民でまだ大渡海岸に行ったことがない人にお勧めします。心の洗濯が出来ますよ。























観光客の疑問

2015-10-04 20:34:10 | おじぃとおばぁの話し
 



 観光客の疑問

tiger60は観光客を案内していて質問されることがある。沖縄県民にとっては日常にありふれた光景でも初めて沖縄を訪れる人には不思議な光景や疑問となってくる。

ミニバスで運行中、原野に雑草が多いが、何か作物とか栽培しないのかと聞かれる。雑草に見えるのはサトウキビである。観光客にとっては亜熱帯気候の沖縄では雑草も大きく太く生

えると思っているようだ。あれは砂糖を作る貴重な原料のサトウきびだと説明するとびっくりする。無理もない初めてサトウきびを見るのだから分からないのだ。沖縄にとって貴重な

財政収入になるのがサトウきびだと説明している。


建物の上にタンク状のものが見えるが何かと聞く。昨今は断水が解消されて使う必要はないが、20年前まではダムが少ないので貯める水が十分ではなかったので、夏場の暑い時期に断

水の事態になっていた。大きな近代的なリゾートホテルの室内でも断水の影響があり、空調の温度を高めに設定せざるをえなかった、とても暑い夏場を過ごしたものだと説明する。水

が豊富な他府県では想像もつかない沖縄の断水を理解してくれた。断水のなごりが住宅の屋根に設置された水タンク、沖縄の風物詩のひとつかも知れませんね。


ハブ(蛇)はいたるところにいるのではと想像をたくましくしている観光客も多い。その割には南部の集落を案内している時、石垣の隙間の穴に指を入れたり覗きこんだりして大変危

険である。

沖縄県民はみんな泳ぎが上手だと思っている。県民は泳ぐ時間も夕方などの太陽の陽が弱くなってから海で泳ぐと話す。決して暑い昼間の時間にビーチで寝転がり肌を焼かないのも県

民は焼けどがいかに辛いものか知っているからと説明する。夏場の救急病院には焼けど状態や熱中症の観光客が受診のためにくる。


ある観光客は真顔で聞いてきた。沖縄では豚料理が多いと聞いたが豚の毛や骨なども食べ方があるかと、これには答えに困りそうだった。さすが豚好きな県民でも毛や骨を食べること

は不可能ですと笑って答えた。豚の脳は食べるのかとも聞く、豚の脳を食べるとは今までの65年間で一度も無い、但し豚の血はチー入りチーという料理がある、滋養強壮の料理であある。


tiger60日本の国でも住む環境が違えばもの見方、捉え方が違うのは当然ですね、特に沖縄は亜熱帯気候が織り成すこの特異な環境が多くの人を魅了するのでしょう。沖縄には世界が恋すると云われるケラマ諸島などの魅惑に満ちたところもあります。先日、那覇空港で出合った白人の女性二人に聞くと、わざわざフランスからケラマ諸島にバカンスに来たそうです、イタリーから新婚旅行に沖縄来て10日間過ごすそうです。世界中から注目されつつある沖縄ですね。こんな小さい島が世界の注目の的になっています、県民は誇りを持ってよいと思います。










お門違い

2015-10-03 07:25:45 | おじぃとおばぁの話し
    お門違い





今夏の盛り、沖縄南部の喜屋武岬を車で通行していた。車はミニバス、運転手と観光客の中年女性、私tiger60,ミニバス会社の指導員が研修生を連れて同乗した。観光客の方には同意
 
を得て喜屋武岬~南部一帯の観光に出たのである。喜屋武岬の周辺は農地があり時折農家が作業している光景を見る。

畑で中年の農家の男性が田を耕している、こちらのミニバスを見て手を挙げて止まるように合図している。バスの窓を開けてミニバス会社の指導員が対応する。

指導員    どうしたんですか?

農家の老人おじぃ 人のは畑に冷蔵庫を捨てたらダメじゃないか!困るよ、こんことしたら。おれの村にはこんなひどいことをするのはいないよ。

指導員  そうですか、大変ですね

なぜか指導員ものんびり話しを聞いて車を出発するように運転手に指示しない

案内している観光客の女性は言葉の意味が分からない(共通語で話しているが、言葉のなまりが強く聞き取れない)様子で、不安げな表情だ。

なぜ指導員が、こちらは観光バスで捨てられている冷蔵庫のことは分かりません、役所にでも連絡したらと言わないか不思議だった。

話しが終わったのでバスは走り出す。

不安げな観光客の女性  今のは何だったんですか?

tiger60 こうこうしかじかと説明して言った、

沖縄県民の特性でもある何でもごっちゃ混ぜするチャンプルー文化のひとつと考えて、こんな遭遇も沖縄観光の思い出のひとコマとして笑って頂ければ幸いです。

ミニバスの一同が笑ったので、これで客の不安感も払拭出来て良かったと安堵した。

沖縄にはこんなハプニングが起きながらも暑い夏を沖縄本島南部を駆け回っている最近のtiger60です。人は面白いですね、いろいろな人がいていろいろな行動や発言をする。テンヤモ

ンヤの世の中が楽しいですね。     



 





沖縄あれこれ雑感

2015-10-01 14:57:55 | 沖縄大好き


 


沖縄雑感  ガジュマルの木

沖縄にある熱帯特有の木です。方言名をガジュマルと云う。大木になり樹勢も強い生命力溢れる木です。沖縄建築の家屋屋敷には門を入ると正面に石で出来た壁を立ててあります。

武家屋敷の玄関の内側にある屏風と同じです。沖縄では門を入った庭の正面にあります。雨風太陽に当たってもいいように石の板で出来ています。ほとんどの家屋では庭にガジュマル

と呼ぶ木を植えてあります。沖縄は日差しが強いので暑さ避けと台風の風を低減させる目的でもあります。この木はイチジク科に属してイチジクの実がなるが食べられません。ガジュ

マルの木は根を張るの特徴があり、別名歩く木とも言われます。木が歩く?沖縄ならありそうだなと思う人もいるかも知れませんね。木が歩くとは根が張り、枝が伸びてひだが伸びて

周囲の土中に着地して根を降ろすから範囲が広くなるのです。また閉め殺しの木とも言われます。別種の木々を巻いて絞め殺してしまう恐ろしい木でもあります。

ガジュマルの木は大木になるので台風の蔡の防風林の役目も果たします。また暑い沖縄では大きな木の下の陰で昼寝をすると心地よい風に当たり気分が良いものです。ある日、観光で

訪れていた男性がガジュマルの木の下でうたた寝をしていて目覚めると自分の体にガジュマルの枝が巻いて閉め殺し寸前だったそうです。

ブロガーのみなさん、この話しを信じそうになりましたか?沖縄ではそんなこともあるのかとびっくりされたのではないでしょうか。完全なる冗談です。そんなことが本当に起こった

ら、沖縄の人達は命がいくらあっても足りないですね(笑)!


tiger60
これからも沖縄のよもやま話し、文化、風習、とんだハプニングなどを書いていきたいと思います。