Photo: A plum tree near my home
少し前のことですが、「もっとイディオム」の KopyKatさんのところで、わたしが「不可算名詞」のことについて少しコメントしたところ、ていねいに興味深い情報を下さいました。それは、最近の変化として、e-mailが可算名詞として、つまり an e-mailとして使われる事が多くなったという話でした。
実はこれ、最近わたしも気になっていたのです。わたしがアメリカにいた1990年代、e-mail は不可算名詞でした。an e-mail と書かれていれば、それは間違いとされ、an e-mail messageと直されました。ところが、最近英語のネイティブスピーカーからのメールの中で、an e-mailという言葉をよく目にするようになったのです。
最初見た時は間違いかな、と思ったのですが、同じ人からのメールでまた使われている所を見ると、確信しているな、と思いました。そしてつい最近、英語の教科書でもe-mailが可算名詞として使われているのをみつけました。ロングマンのEnglish Firsthand 1 の中で、Send me an e-mail (p.19)となっています。
これは1990年にアメリカで英文法を学んだ者にとっては驚きです。ただ、「言葉は変化するもの」ですから、それを身を以て体験している、という驚きでもあります。
それでは、早速 e-mail を可算名詞として使用するか?
これだけでは、まだ少し躊躇します。実際、e-mailを不可算名詞として使っている例も見るかです。では、どうしたらいいものか。
とりあえず、名詞として使う事を避け、E-mail meと動詞として使う事でこの問題を避ける事が出来ます。でもこれは暫定処置。
そこでわたしは自分が1990年代アメリカで大学院生をしていたころに英文法を教わっていた1人の教授に尋ねてみました。彼女はいわゆるGrammarian (文法学者)でESLではなく、普通のアメリカ人大学生、大学院生に現在も英文法を教授している方です。(もちろん文法書も書いています。)次回はこの件についての彼女の解答をご紹介したいと思います。
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少し前のことですが、「もっとイディオム」の KopyKatさんのところで、わたしが「不可算名詞」のことについて少しコメントしたところ、ていねいに興味深い情報を下さいました。それは、最近の変化として、e-mailが可算名詞として、つまり an e-mailとして使われる事が多くなったという話でした。
実はこれ、最近わたしも気になっていたのです。わたしがアメリカにいた1990年代、e-mail は不可算名詞でした。an e-mail と書かれていれば、それは間違いとされ、an e-mail messageと直されました。ところが、最近英語のネイティブスピーカーからのメールの中で、an e-mailという言葉をよく目にするようになったのです。
最初見た時は間違いかな、と思ったのですが、同じ人からのメールでまた使われている所を見ると、確信しているな、と思いました。そしてつい最近、英語の教科書でもe-mailが可算名詞として使われているのをみつけました。ロングマンのEnglish Firsthand 1 の中で、Send me an e-mail (p.19)となっています。
これは1990年にアメリカで英文法を学んだ者にとっては驚きです。ただ、「言葉は変化するもの」ですから、それを身を以て体験している、という驚きでもあります。
それでは、早速 e-mail を可算名詞として使用するか?
これだけでは、まだ少し躊躇します。実際、e-mailを不可算名詞として使っている例も見るかです。では、どうしたらいいものか。
とりあえず、名詞として使う事を避け、E-mail meと動詞として使う事でこの問題を避ける事が出来ます。でもこれは暫定処置。
そこでわたしは自分が1990年代アメリカで大学院生をしていたころに英文法を教わっていた1人の教授に尋ねてみました。彼女はいわゆるGrammarian (文法学者)でESLではなく、普通のアメリカ人大学生、大学院生に現在も英文法を教授している方です。(もちろん文法書も書いています。)次回はこの件についての彼女の解答をご紹介したいと思います。
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PCのマウスの複数形はmiceなのかmousesなのか、とか。アメリカでも一時結構議論されていました。これはmousesが一般的みたいです。
そう、教えるのが難しい所ですよね。furnitureに関しては、以前、同僚のモデルレッスンでおもしろい教え方を見ました。
おもちゃの椅子やソファーを教壇の上に並べて、This is a chair. This is a desk. This is a sofa. とひとつひとつ見せて説明し、最後に全てのおもちゃの家具を自分で抱え込んで、Everything is furniture!と叫んだのです。インパクトがありました。
普通言葉の変化には時間がかかるものですが、新しい文化の発展がめざましいように、それにまつわる言葉の変化もめまぐるしく、定着するするまでは一種混沌とした期間があるのでしょうね。
パソコン用語という点に目をつけ、mouse について思い出す感性はスゴイですね。
パソコンのマウスの複数形は
"mouses"が一般的と知り、驚きました。
というのも、まあ、普段の生活で"mouse"と言う単語を使うこと自体あまりないですけど、
先日、仕事の関係でアメリカ人と話していたとき、
"..when we designed mice, we.."
を言ったのを聞いて、最初は
「は?ねずみ?なんで?」
と思い、まさかPC及び関連機器を作っている大手の会社が「ねずみ」をデザインすることはない、
→よって「マウス」の複数形である、
と気づいたことには話題が変わってました。
ちなみに、うちの職場だと
e-mailにanは付きません。(アメリカ人でも)
私はなんとなくつけたくなりますが・・・
長くなってすみませんでした!