2019/11/23
・不思議な部屋に集められた六人が謎のオーディションに挑む話。
・登場人物と若手の演者それぞれの個性と、その個性のぶつかり合いを楽しむ感じ。
・白い壁の密室に六脚のカラフルな椅子。シンプルな舞台美術なのに賑やか。
・そこまで変なオーディションに見えないうちから、参加者が激しく警戒やら動揺やらしている。
・後から説明はあるものの、その時点では大げさに見えてしまい、気分的に半周遅れくらいでテンションの高さと展開についていく感じ。
・おそらく若者らしくとにかく腕を振っていこうという方針。
・ちょっとの隙間にも熱なり知恵なり何かをねじ込んでいく。多少強引でも演技のアイディアで繋いでいく。
・それでも何とかできるし何とかなっている。
・宮田桃伽さんの動きとポーズがいちいちおもしろい。服の影響か、人より腕の関節がひとつ多く見える。
・のと☆エレキを見ていたので、菊地颯平さんの声を聞くだけでちょっと楽しい。
・若手と言っても、梅原たくとさんは去年のTGR大賞作品(しかも二人芝居)に出演しているくらいだし、他の演者さんも発声から体のキレから基本スキルが高い。
・後半のエチュードを見ても、観念的なセリフと演技で、観念的な作品が成立していたように見えなくもない。よくわからないままかっこいい。
・エチュードをする場面で、自分の役を守りつつ、作中の役の状態と素の状態を切り替えながら演技するの、かなり難しいと思う。
・ちょっと第三舞台の『リレイヤーⅢ』を思い出した。
・オーディションをさせる側の配役を考えても、ある程度はメタ的に見ざるを得ない作品だと思う。
・スマートにやれないこともなさそうだけど、あえてテンションで押すのは今後を見据えてのことなのかな。
・同じ劇団内に演技うまい方々たくさんいるし。
・中途半端な「引き算」とか「余白」の概念は嫌いなので、どんどんねじ込むスタイルは好き。
・ソフトバンクのネタ、何年も前のyhsの『しんじゃうおへや』からあったけど、いつまで電波弱いままのか。
・結局最後まで故郷を見捨てなかった納谷さん(の声)の役が一番かっこよかったような気がする。
(2019/11/22 20:00の回)
■出演
梅原たくと
大作開
菊地颯平
城田笑美
ふじむらたかし
宮田桃伽
(声の出演)
納谷真大
上總真奈
■スタッフ
演出助手:後藤七瀬
舞台美術・舞台監督:上田知
照明:岩ヲ修一
音響・宣伝美術:奥山奈々(pylon Inc.)
宣伝美術:小島達子
プロデューサー:小島達子(tatt Inc.)
アシスタントプロデューサー:後藤七瀬
ゼネラルマネージャー:カジタシノブ
制作:ELEVEN NINES tatt Inc.
協力:北海道演劇財団 さっぽろアートステージ2019実行委員会
札幌劇場連絡会
制作協力:ダブルス
企画・製作:ELEVEN NINES
※当日パンフ参照(なにぶん手入力なもので誤りがあればご指摘ください)
ELEVEN NINES
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