2025/7/21
ある女性が死者と話すアプリに夢中になって、かつて親密だったであろう男性と疎遠になる話。
何を書いてもネタバレになる3分弱の作品。
説明は最低限だし、尺は短いしで、見終わってから考えてしまう。その考えさせる時間を含めて一作という感じ。
最初は、わりとステレオタイプに、家庭を顧みない男性という印象で見ていたけど、二周して思い返すとそうとも言い切れない。
過去にしか向き合わない彼女に絶望していた可能性もあるし、それまでの過程を想像すると、どっちもどっちの余地もある。
人のせいにしているけど、原因は自分が作っているというのは、どちらの側から見てもありそう。鏡合わせ。
一応、SFコメディと紹介されていたけど、笑える要素は全然ない。
それでも、一言で説明できるSFギミックで、深追いされる前に、余韻が残る短さでまとめた良作だった。
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