2019/11/24
・部活動の部長たちが集まって予算会議でもめる話。
・2000年に書かれた台本。翌年上演した川之江高校演劇部は全国大会で最優秀賞。
・生徒会室。壁がしっかりしてて、ちゃんと閉じられた空間が出来上がっている。
・置きっぱなしの私物やチョーク跡の残る黒板も実在感がある。
・高文連は未見。今回のほうが設営に余裕あるはずだけど、やっぱり色々変えてるのかな。
・そもそも本作のスケールだとZOOのほうが見やすい。
・『十二人の優しい日本人』の高校生版という感じ。
・「怒れる男」よりも、お互い何となく知っていたり、学校という狭い社会でもあるので、対立するにしてもより空気を読もうとする感じ。
・こういう話のお約束である心底感じの悪い人。
・今回は剣道部の部長。桁外れの部費を割り当てられ、彼女一人だけ空気を読もうとしない。
・仮に、反抗期の娘にあんな嫌悪感丸出しの顔されたら、お父さん泣いてしまう。
・その心底感じ悪い剣道部部長役を演じた渋谷彩来さんは、演出を兼任している。
・集団をまとめつつ、嫌われ役を引き受けてしっかり演じ切る。かっこいい。
・選択肢が山ほどあるなかで、ああいう時に選ばれるDVDは『ふたりはプリキュア』なのか(たぶん)。
・自分自身が陸上部で長距離だったので、陸上部もっと言い返せよと感情移入しすぎてきれそうになる。
・普通にセーター買ってきたのかと思ったら、予想を一段こえていた。
・ハイレベルな文化部は、中途半端な運動部よりよっぽど実戦的。
・本作で一番よかったのは、終盤の生徒会長の独白。感情的にならずに、深い絶望感が伝わってくる。
・真顔で規則を捏造するところも素直に笑えた。
・脱線が多かったり、各人の目標が見えにくかったり、エピローグ部分が長かったりで、会話劇にしてはちょっと強引。
・最後、普通に出て行ったように見えたけど、ちゃんと鍵はかけたのかな。
(11/23 15:00の回)
■出演
蓮美詠子(手芸部部長/生徒会長):藤川萌夏
佐藤晴海(文芸部部長):塩入渚沙
大野朋子(ソフトボール部部長):堀川香奈
岬潤子(アニメ部部長):山田小初羽
窪マサミ(陸上部部長):金山美貴
椎名美奈子(剣道部部長):渋谷彩来
福岡ゆみ(演劇部部長):庄司千咲
■スタッフ
舞台監督・照明:長谷来実
音響:齋藤彰
演出:渋谷彩来
演劇部顧問:愛澤知潤・戸塚直人
演技演出指導:納谷真大(イレブンナイン)
作:越智優
協力:さっぽろアートステージ2019実行委員会
札幌劇場連絡会
※当日パンフ参照(なにぶん手入力なもので誤りがあればご指摘ください)
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