2019/12/3
・精神的支柱の工場長を失ったおもちゃの製作所が、新しい工場長を迎えて廃業の危機を乗り越えようとする話。
・ちょっと昔、終戦後の札幌の話。
・具体的な時期の説明があったか覚えていないけど、終戦直後ではなく、だいぶ落ち着いてきたころのよう。
・人情系の先代に対して、ゴリゴリ合理主義者の新工場長。しかも女性。保守的な既存メンバーとの対立。
・朝の連続テレビ小説のような設定。
・かなり丁寧に取材をして作られたという話だけど、どこまで実在の話かは確認する時間がなくてよくわからず。
・もちろん、本来は実在の話かどうかが大事ではなく、実在感があるかどうかが問題。
・そういう意味で成果は間違いなくあって、しっかりした設定に支えられて、きちんと人間ドラマが出来上がっていた。
・目先の派手なオモシロに飛びつかず、いいドラマを作ろうという姿勢にますますの活躍を期待したくなる。
・とは言え、本当にプルバック式(wikiで知った言い方)の動力を発明した人がいたのかとか、後のチョロQにどうやって繋がるのかとか、やっぱり気になってしまう。
・派生企画や台本を買ったりすると、そのへんの深いところもわかったんだと思うと、プレステージツアー行っておけばよかった。
・単純に資料集めとかどうしているのか気になるし、題材選びの話も聞いてみたかった。
・こわもてヒゲおじさんが不器用に優しい。リストラされそうな彼に寄り添って、何も思いつかなくて物理的に寄り添うだけという。
・見終わった後、チラシから「ともだち」の話なんだと知って「トモダチ、トモダチ…?」と自我が芽生え始めたロボットのようにくりかえしてしまう。
・どんぐりさんと他の人たちとの関係性が友だち的ということでいいのかな。
・横のつながりは、あんまり友だち的ではない。映画の『横道世之介』の感じに似ているかも。
・どんぐりさん亡くなったのかな、匂わす表現はたくさんあるけど、その情報伏せる意味もよくわからんし…と悩む。(あとで亡くなったと聞いた)
・この時期の札幌は色々面白いのでもうすこしだけ地域色出して道外公演とかしたらたぶん楽しいと思う。
(2019/11/30 11:00の回)
■出演
木山正大(RED KING CRAB)
井藤淳矢(RED KING CRAB)
飯綱いるか(RED KING CRAB)
湊谷優(スリープリズム)
山崎亜莉紗
高田敬助
阿部大介
■スタッフ
主催:RED KING CRAB
脚本/演出:竹原圭一(RED KING CRAB)
照明プラン:鈴木静悟
照明操作:松本紀子
音響:山口愛由美
作曲/演奏:山崎耕佑(劇団fireworks)
舞台美術製作:岩崎陸來
小道具:井藤淳矢
小道具補佐:みふる
舞台監督:山田雄基(演劇家族スイートホーム)
衣装:RED KING CRAB
衣装協力:竹内里奈(劇団しろちゃん)
宣伝美術:飯綱いるか(RED KING CRAB)河合華穂
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