プラハ空港は首都の空港としては小さくて、仙台空港のせいぜい2倍程度。
でもそれは別に珍しくないですけどね。成田とか仁川空港が特に巨大なだけ。
チェコは国の大きさも日本よりずっと小さいわけだし。

Prague Air Port.
プラハ空港。
まずATMを探す。現地通貨を手に入れる方法はいくつかあるが、
わたしは今までずっとトラベラーズ・チェック派だった。
それで特に不満はなかったんだけど、今回「T/Cはいずれ消えていく運命にある」と
実感したので、別な方法を試してみようと。それがカードキャッシング。
カードキャッシングは、現金・T/Cなどと利息、手数料を比べるとそれほど差がない、
現地通貨で直接入手出来て時間もかからず楽、土日・夜も引き出し出来る(多分)。メリットは多い。
でも結局明確な借金なので、イメージが悪いんだよなあ。
(カードキャッシングの多用は自己破産の第一歩です!気をつけましょう)
……一応日本でカードキャッシングの練習をしてから行った。
ATMは英語表示だったけど、特に問題もなく、わたしは2000チェコ・コルナを手にする。
ふーん、やっぱりけっこう簡単なもんなんだなあ。パスポートも出さなくていいし。
カードキャッシング、いいかもしれない。
(参考までに、ネット上で見つけた換金率比較)
ちなみに今回の旅行中、1コルナは5.3円の見当。
次に一日乗車券を買う。売り場は目立つところにあるのでわかりやすい。
一日乗車券は市内のバス・トラム(路面電車)・ケーブルカー共通で、24時間乗車可。
普通の乗車券だと、スーツケースなどの大きな荷物に対しても別にチケットを買わなければ
ならないが、一日券だとスーツケース分は含まれている。
翌日の日程を考えた上で一日乗車券を購入。100コルナ(≒530円)。
ついでに市内へのバス乗り場も教えてもらう。
それにしても、暑いな。
チェコは地元よりも寒いはずだったのだが……この気温は真夏ですな。
まだ9月1日なんだし、緯度が高いせいで18時半頃のこの段階でまだ陽は出てるし、
暑いのも当たり前なのかもしれないけど。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
バスに乗って、窓の外の風景やバスの中をきょろきょろと見回していたわたしは、
なんとはなしの違和感を持つ。どこかが不自然。
なんだろう……と考えて、しばらく経ってから思い当たる。
バスの中の他人と目が合わない。
人間は普通、動くものに反射的に反応するでしょ。
だとすれば、わたしが急に振り向いた時に、こちらを見る何人かがいてもいいはず。
でもバスに乗っている30分弱の間、もしかしたら誰一人とも目が合わなかったかもしれない。
全く興味がないのか。わざと見ないようにしているのか。
空港からのバスのわりには、ざっと見たところ、アジア系はわたし1人だ。
うっすらと寂しい気がした。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
空港から119番の市バスにのり。
地下鉄デヴィツカー駅で降り、地下鉄A線に乗って、フローラ駅で降りる。
フローラ駅からホテルまでは1キロちょっと。道もわかりやすいはずだし、
何度もグーグルアースで確認してるし、ふっ、余裕だ。
……と思ったが、やはりネット上と現実は違う。迷いました。
どこでもそうなんだけど、地下鉄の駅って基本的に交通の要衝にあるもんじゃないですか。
具体的に言えば四つ角に。
四つ角って困りものなんですよねえ。地下から出てきた時に方向が取れない。
ヨーロッパでは、角に道路の名称がプレートで表示されているのが一般的なので、
それさえあればわかりやすいのだが、これが徹底している国としていない国がある。
イギリスは徹底している。オランダも大丈夫だったと思う。チェコは?
……あったりなかったりかなあ。こういうもんは、あって欲しい時にはないもんなんですよね。
3人くらいに道を訊く。地図を印刷していって見せながら訊いたので、みんな親切に教えてくれる。
しかし、夕方急速に暗くなる時間帯に他人に道を訊く状態には少々焦りを感じる。
それでも何とかグーグルアース的に見覚えがある道の並びに辿りつき。
ここをこう行ってこう行ってこう行けばホテルがある。ここまで来れば大丈夫。
自信満々で進んで行き、ホテルを探しながら行ったのだが……
ない。
は?……へ?……ほ?
いやいやいや、ここからこう来てこの道なんだから、絶対にさっきの角からここの角までの間に
あるはずなんですよ。なぜ無いのだ?
一夜にしてホテルが消滅したとか?急に夜逃げしてしまったとか?
一番ありそうなのは、マップの間違いだなー。
時々あります。ホテルの位置が、通り一つ間違えて表示されてたり、別のホテルと逆になってたり。
以前、国内旅行でネット予約をした時にそんなことがあり、けっこう苦労しました。
もう足はずいぶん疲れていた。スーツケースを引いてもう一往復するより、まず人に訊こう。
手近なパブの店員さんに「この辺に、このホテルない?」と訊いたら、1人目は
知らなかったんだけど、もう1人が「多分、あの青い看板の向こう辺り」と指さしてくれる。
……わたしはたった今、あそこの前を通ってここに来たんですが。
でも地元の人が言うなら。とりあえず行ってみよう。
青い看板は銀行。その隣にはメガネ屋さん。その向こうはカーテンを引いたガラス窓。
どう見ても営業時間を過ぎた何かのお店。……って、入口がある。……ここだ。
いや、これはわからん……
だって入口は小さいし地味だし、中は薄暗いし、そもそも看板の類が全くない。
横看板を探しながら行ったわたしは、ホテルに気づかず思いっきり通り過ぎていた。
そう言えば、ありますね、小さいホテルでは。入口がものすごい地味な場合が。
びみょーな気分になりつつ、20:15、チェックイン。

ホテルの部屋。ホテル・サイフェルト

Hotel Seifert in Prague.
翌日撮ったホテルの外観。黄色っぽいクリーム色の建物。
通りの反対側からアプローチすれば迷うことはなかったろうが。
横看板が全くない。1階の窓にカーテンが下がっていて中が暗かったら、
ホテルって感じじゃないじゃないですか……
チェコの1日目(というより到着日)、終了。
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でもそれは別に珍しくないですけどね。成田とか仁川空港が特に巨大なだけ。
チェコは国の大きさも日本よりずっと小さいわけだし。

Prague Air Port.
プラハ空港。
まずATMを探す。現地通貨を手に入れる方法はいくつかあるが、
わたしは今までずっとトラベラーズ・チェック派だった。
それで特に不満はなかったんだけど、今回「T/Cはいずれ消えていく運命にある」と
実感したので、別な方法を試してみようと。それがカードキャッシング。
カードキャッシングは、現金・T/Cなどと利息、手数料を比べるとそれほど差がない、
現地通貨で直接入手出来て時間もかからず楽、土日・夜も引き出し出来る(多分)。メリットは多い。
でも結局明確な借金なので、イメージが悪いんだよなあ。
(カードキャッシングの多用は自己破産の第一歩です!気をつけましょう)
……一応日本でカードキャッシングの練習をしてから行った。
ATMは英語表示だったけど、特に問題もなく、わたしは2000チェコ・コルナを手にする。
ふーん、やっぱりけっこう簡単なもんなんだなあ。パスポートも出さなくていいし。
カードキャッシング、いいかもしれない。
(参考までに、ネット上で見つけた換金率比較)
ちなみに今回の旅行中、1コルナは5.3円の見当。
次に一日乗車券を買う。売り場は目立つところにあるのでわかりやすい。
一日乗車券は市内のバス・トラム(路面電車)・ケーブルカー共通で、24時間乗車可。
普通の乗車券だと、スーツケースなどの大きな荷物に対しても別にチケットを買わなければ
ならないが、一日券だとスーツケース分は含まれている。
翌日の日程を考えた上で一日乗車券を購入。100コルナ(≒530円)。
ついでに市内へのバス乗り場も教えてもらう。
それにしても、暑いな。
チェコは地元よりも寒いはずだったのだが……この気温は真夏ですな。
まだ9月1日なんだし、緯度が高いせいで18時半頃のこの段階でまだ陽は出てるし、
暑いのも当たり前なのかもしれないけど。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
バスに乗って、窓の外の風景やバスの中をきょろきょろと見回していたわたしは、
なんとはなしの違和感を持つ。どこかが不自然。
なんだろう……と考えて、しばらく経ってから思い当たる。
バスの中の他人と目が合わない。
人間は普通、動くものに反射的に反応するでしょ。
だとすれば、わたしが急に振り向いた時に、こちらを見る何人かがいてもいいはず。
でもバスに乗っている30分弱の間、もしかしたら誰一人とも目が合わなかったかもしれない。
全く興味がないのか。わざと見ないようにしているのか。
空港からのバスのわりには、ざっと見たところ、アジア系はわたし1人だ。
うっすらと寂しい気がした。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
空港から119番の市バスにのり。
地下鉄デヴィツカー駅で降り、地下鉄A線に乗って、フローラ駅で降りる。
フローラ駅からホテルまでは1キロちょっと。道もわかりやすいはずだし、
何度もグーグルアースで確認してるし、ふっ、余裕だ。
……と思ったが、やはりネット上と現実は違う。迷いました。
どこでもそうなんだけど、地下鉄の駅って基本的に交通の要衝にあるもんじゃないですか。
具体的に言えば四つ角に。
四つ角って困りものなんですよねえ。地下から出てきた時に方向が取れない。
ヨーロッパでは、角に道路の名称がプレートで表示されているのが一般的なので、
それさえあればわかりやすいのだが、これが徹底している国としていない国がある。
イギリスは徹底している。オランダも大丈夫だったと思う。チェコは?
……あったりなかったりかなあ。こういうもんは、あって欲しい時にはないもんなんですよね。
3人くらいに道を訊く。地図を印刷していって見せながら訊いたので、みんな親切に教えてくれる。
しかし、夕方急速に暗くなる時間帯に他人に道を訊く状態には少々焦りを感じる。
それでも何とかグーグルアース的に見覚えがある道の並びに辿りつき。
ここをこう行ってこう行ってこう行けばホテルがある。ここまで来れば大丈夫。
自信満々で進んで行き、ホテルを探しながら行ったのだが……
ない。
は?……へ?……ほ?
いやいやいや、ここからこう来てこの道なんだから、絶対にさっきの角からここの角までの間に
あるはずなんですよ。なぜ無いのだ?
一夜にしてホテルが消滅したとか?急に夜逃げしてしまったとか?
一番ありそうなのは、マップの間違いだなー。
時々あります。ホテルの位置が、通り一つ間違えて表示されてたり、別のホテルと逆になってたり。
以前、国内旅行でネット予約をした時にそんなことがあり、けっこう苦労しました。
もう足はずいぶん疲れていた。スーツケースを引いてもう一往復するより、まず人に訊こう。
手近なパブの店員さんに「この辺に、このホテルない?」と訊いたら、1人目は
知らなかったんだけど、もう1人が「多分、あの青い看板の向こう辺り」と指さしてくれる。
……わたしはたった今、あそこの前を通ってここに来たんですが。
でも地元の人が言うなら。とりあえず行ってみよう。
青い看板は銀行。その隣にはメガネ屋さん。その向こうはカーテンを引いたガラス窓。
どう見ても営業時間を過ぎた何かのお店。……って、入口がある。……ここだ。
いや、これはわからん……
だって入口は小さいし地味だし、中は薄暗いし、そもそも看板の類が全くない。
横看板を探しながら行ったわたしは、ホテルに気づかず思いっきり通り過ぎていた。
そう言えば、ありますね、小さいホテルでは。入口がものすごい地味な場合が。
びみょーな気分になりつつ、20:15、チェックイン。

ホテルの部屋。ホテル・サイフェルト

Hotel Seifert in Prague.
翌日撮ったホテルの外観。黄色っぽいクリーム色の建物。
通りの反対側からアプローチすれば迷うことはなかったろうが。
横看板が全くない。1階の窓にカーテンが下がっていて中が暗かったら、
ホテルって感じじゃないじゃないですか……
チェコの1日目(というより到着日)、終了。
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