goo blog サービス終了のお知らせ 

Mo.の事件簿 A diary of Mo’s trips

事件簿などという大層なタイトルだが、実は単なる旅行記です。

7.旗津風景区。

2014-01-07 | 台湾/Taiwan:2013
ガイドブック、るるぶを持って来たのは前述した。だがしかし、食指が動く観光地があるか、
という意味では根本的な解決はされてないのであった。

早い話、高雄で特にここに行きたい!というところがないんですよね。
実際に来たらどこからかオモシロそうなにおいがするかと期待したけど、そんなことはなく。
まあ、夕方から夜にかけては高雄85ビルで夜景を見ようという予定なので、
それまでの間はどこへ行こう。

澄清湖というところがあるらしい。風光明媚な公園だと。
……でも人造湖らしいからな。広くて散歩するのに最適とは言うけど、わたしはあんまり散歩に興味なし。
行くまでの交通手段も、タクシーになりそうなんだよねー。ちょっと面倒くさい。

ではもっとカンタンに行けそうな、海岸エリアに行ってみましょう。
旗津風景区。なんかよくわからんけれどもとりあえず海辺の風景明媚なところ。
地下鉄で行って、フェリーで島に渡るらしい。
ここも正直、食指が動くってほどの観光地ではないが、他に行くとこ思いつかん。



高雄の地下鉄はわかりやすくていい。街の規模も小さいから、すごい気楽な感じ。

地下鉄の終点についてみたら、そこは昭和40年代くらい(かもしれない)鄙びた雰囲気を醸し出す、
実にのんびりした下町っぽいエリアでした。
高雄で一番古い寺院らしい代天宮がある。







しかしこれだけ伝統的な感じの門にも、電光掲示板を取り付ける宗教感覚。
よく意味がわからないけど、これは是非とも電光掲示板で言いたい内容なのか?
他のところでは日時を電光掲示板で流している寺院もあった。まあ実用にはなってるけど。

ここは屋根のにぎやかさが面白かったですよ。













結局、面白く見た寺院は三鳳宮とここの2ヵ所かなあ。あと記憶に残っているところといえば、
台北で最後の夜に行った行天宮くらいか。









5分くらいフェリーに乗って、対岸に着く。
魚屋や屋台がたくさん並んで、観光的な漁師町の雰囲気がすごくする。
ヴェネツィアのブラーノ島、南フランスのサントマリー・ド・ラ・メールもこんな感じ。
魚屋の売り台みたいなのに氷をいっぱい敷き詰めようとしているのは、
これからそこに魚介類を並べて、客にそれを選ばせて、その奥の食堂で料理をして出す、
という商売の始まりらしい。
でもここ……けっこう暑いよな。直射日光あたりまくりだよな。
いくら並べた時に新鮮な魚介類でも、すぐ傷んでしまうんではなかろうかと若干心配。
興味は感じたけど、まあここでは食べなくてもいいだろう。まだ10時過ぎだし。


……が、その小さな屋台通りを往復して見終わってしまうと、ここの旗津風景区で見るようなものも
もうなくなってしまうのですよ。うーむ、やはりこんなもんか。わざわざ来たけども。

海岸公園でベンチに座る。ガジュマルの大木がたくさんある。
地元ののらくらしたおじいさんたちが、大声でおしゃべりをしている。
しかしどうでもいいが暑いな。日陰にいたいぞ。絶対日焼けするぞ。
でも周りの人はダウンだったりセーターを着ていたり。暑くないっすか、みなさん。
それで日傘をさしたりしてるんだからよくわからない。ちなみにわたしは半袖でした。


しばらく座っていたが、ずっとここにこうしているわけにもいかないので、
――浜辺に行ってみましょう、浜辺。









おお。見事に誰もいない。

海に来たら入らなきゃね!







何が写っているのかというと……わたしの足です。
水温は特に冷たくなかった。数年前まではたまに海に行ってこんなことをしていたものだが。
久々で、気持ち良かった。



















わたしの足あと。現代アートみたい。




30分ほど波打ち際に佇み、あとは……帰りますかね。やっぱり何もないしね。

ここの近くに昔の「打狗英国領事官邸」があり、レンガ建築でオシャレ、と書いてあったが、
わざわざ行く根性がなく。レンガ建築でオシャレ、程度なら言うたらどこにでもありますからねえ。
ちょっと疲れている。寝不足。

天后宮の辺りで、大変庶民的な店があり、鶏もも弁当をテイクアウト。
……多分ここ、ボラれた。75元は高すぎ。玉子をつけて、30~40元くらいの値段が適正だと思う。
おばさんたちで、感じは良かったんだけどね。買う時は買う前に「いくら?」と聞くのが鉄則。
わかってはいるんですけどね。つい忘れてしまう。


12:50頃、ホテルに帰って休む。




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇







人がいない時のエスカレーター。日本では人がいない時には完全に止まっているものが多いけど、
台湾ではゆっくり動いている。その時の表示が「怠速中」。
これを見るたびに、「エスカレーターも怠けているわけじゃないのになあ、
人間がそう設定しているだけなのに」とあらぬ汚名を着せられたエスカレーターを気の毒に思う。










6.朝ごはんが美味しい。

2014-01-02 | 台湾/Taiwan:2013
旅の楽しみは朝食!











わたしが普段泊まる宿は安宿で、バイキングがついたりつかなかったり、
ついてもテンションが上がるほどの質はなかったりするのが常なのだが、
台湾のホテルは朝ごはんが美味しかった!

正直これだけでテンションがあがったね!
台湾のオカン手作りの料理っぽくて、普通の惣菜が普通に美味しい。
イングリッシュ・ブレックファストもかなりテンションが上がるが、台湾の方がヘルシー感が上。
一日目はついいつもの習慣からパンを取ってしまった……。これ失敗。
ご飯やお粥や肉まんや、その他色々美味しそうな惣菜が色々あるのに、
なんでパンなんか取ってるのかしらワタシは。

たっぷり詰め込んで、8:40にホテル出。













写真じゃ伝わらないかもしれないが、仙台に似てるんですよ、この近辺。


ちなみにホテルはたしか7000円弱。「康橋商旅」というホテル。
これで部屋は広くて明るくて、朝食は美味しくて、場所も便利。
何も言うことはありません。あえていうならバスタブ付きの部屋だったらさらに有難かった。
わたしはそれほどバスタブに執着はないので、泊まる時も特にリクエストしたことはない。
でも今回のように、ホテル3か所とも全部バスタブなしだと、さすがに浴槽が恋しくなったかな。
フロントの人も、英語はそんなに通じないが、非常に愛想が良かった。
後で詳述するけど、ケーキその他が無料だし!

高雄近辺にしかないチェーンホテルらしい。
台北にあったら定宿決定なのに残念だ。





◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


今日は一日、高雄市内の観光。
まずは、ホテルからそれほど遠くない、三鳳宮という寺院へ。







わたしは基本的に神社仏閣が好きなので、京都奈良なら寺を何か所も巡って飽きないし、
ヨーロッパに行けば教会はとりあえずあちこち行く。
そのつもりで今回の台湾でも行けるだけ行こうと考えていたが、実際に行ってみたところ、

何か所行っても、みんな同じに見えるのであった。

味わいがみな同じ。
たしかに日本の神社仏閣も、多分他の文化圏の人が見たらどこも同じに見えるだろうとは思うが、
自分にとっての道教寺院は、とにかく赤くて金色でどーん!派手!どうだ!……って感じでした。

3か所目あたりから「あれ?」と思い始め、2日目(3日目か)の台南では、
わざわざ行く根性がなくなっていた。
まあそれでも通りすがりにお寺はいくらでもあるので、入ってみることはみるんですけどね。
道教式の礼拝じゃないけど、手も合せてくるし。




と、書いたばかりだが、上記は今回の旅行で感じた道教寺院についての総体的な見解で、
この三鳳宮に関しては別してかなり印象深かった。
初めての道教寺院だったせいかもしれない。または、やっぱりモノが良かったのかも。







建物がいいしね。











白っぽく写ってるのは、おそらく線香の煙。霊現象とかではない。
というか、この派手さでは、少なくとも日本的な幽霊が出る余地はないと思われる。












あとでガイドブックを読むと、北方宮殿建築の流れを汲む建築様式だそうだ。
言われてみればそんな感じ。3階か4階まであって、その壮麗さに、
「ほー。ほー」と(←感嘆詞)とぶつぶつ言いながらうろうろしていた。
軽くカルチャーショック。やっぱり宗教的な気分が違う。


ここは気に入ったので写真がたくさん。























扉に描かれていた板絵?の人物たちが誰なのか気になる……。
他の寺院にも書かれていたし、宗教的なお約束の人物なのだろうが。
道教守護?道教の神様?聖人?
すごく訊いてみたかったけど、周りに適当な人がいなかった。
もっとも、訊いたところで固有名詞を中国語で言われても英語で言われてもわからないだろうが。
まあ筆談という手はあったかも。









5.台湾到着。

2013-12-29 | 台湾/Taiwan:2013
台湾到着、19:00。桃園空港がけっこう広い。







さて、ここからです。

いつの旅行も、基本的に1つはスケジュールの中で山場があるものだが、今回の山場は初っ端。
夕方台北に着いてから、新幹線で2時間ほどかかる高雄へ移動。今日のホテルは高雄。

これは日本で例えると、羽田に着いた外国人がその日に大阪に行って一泊する感じ。
土地鑑がある場所なら何の問題もない距離ではあるが、その国が初めてで、
実際何がどうなっているやら全く未知の外国人としてはチョット不安な旅程。

ここはどうしようか、ずいぶん迷ったんですけどね。
でも空港のそばに適当なホテルもなかったし、かと言って台北までは30分~40分かかるらしいし。
台北でホテルをとってもホテルに着くまで1時間とかかかるなら、
もう高雄に向かっちゃった方がいいよなあ。翌日すぐ観光出来るんだから。
だが順調に行っても、高雄のホテルに着くのは22時頃。
初めての国で22時にホテル到着というのはあまりベストではない……
まあホテルは地下鉄からすぐの所を取ったけど。




離陸が遅れたということは、つまり着陸も遅れるわけです。
18時過ぎに到着予定が19時。うーむ、ホテル到着がさらに遅れる。

なお、不安要素がさらに一点。
ネットで予約したホテルのチェックインタイムが20:00となっており、但し書きでは
「お客様の予約はレイトチェックインが保証されております」ともなっているけど、
レイトチェックインにも限りがあったりしない?
フロントが時間で閉じてしまうほど小さいホテルだとは思えないが、
チェックインタイムを過ぎても現れなかったら、その後2泊する予定の予約も取り消されたり……

日本から数日前にメールをし、チェックインタイムが遅くなる可能性があること、
最悪飛行機が飛ばなかったら一泊目たどり着けない可能性もあることをホテルに伝えた。
しかし返信はなく、そのメールが着いたのかどうかははっきりしない。
まあ大丈夫だろうけども。


そういう経緯があるので、飛行機を降りた後はけっこう焦ってました。
とにかく早く新幹線に乗りたい。乗ってしまえば時間も読める。ホテルに到着時間を電話も出来る。
桃園空港から台湾新幹線の駅まではバスが出ていて簡単、と書いてあったけど、
到着ロビーに着いてもバス乗り場の案内が出てないよ!

ツーリストインフォメーションで、バス乗り場と、――忘れちゃいけない、ATMの場所を訊く。
ATMでクレジットカードのキャッシングをし、とりあえず5000元の台湾ドルをゲットする。
これがだいたい17000円くらい。最初に目についたコンビニでペットボトルのお茶を買って、
1000元札を細かくする。「冷泡茶」なるもので、どことなく八角の風味。美味しくはない。



ところで、ツーリスト・インフォメーションのお兄ちゃんが気になりました。
……どーもどこかで会った気がしてしょうがない。わたしは台湾初めてだから、
彼はどこか海外で働いてたことはないんだろうか。ホテルの従業員とか。

その後もずっと気になって考えていたが、一日半ほど考えて、ようやく思い当りました。
――彼は楽天イーグルスのアンドルー・ジョーンズ選手に似ていたのだ。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



お兄ちゃんに教えられた通りに行って、バスのチケットを無事ゲット。
インフォメーションのお兄ちゃんとバスチケットのカウンターのおじさんが、
どちらも気持ちのいいニコニコ笑顔だったので、こちらのテンションがあがる。
もしかして台湾、いいかもよ?第一印象は大事ですからね。

バス停に並んで待って、少し待って来たバスに乗って桃園高鐵駅へ。わかりやすい。
駅ですぐチケット売り場に並んで、「高雄(ガオシュン)」と言ったら一発で通じて、
クレジットカードも問題なく使えて、スムーズスムーズ。
プラットホームから、到着予定時間を23時とホテルに電話し「OK」という返事を貰い安堵。
さあもうこれでコワイものはない。


……と、ほっとしたところ、はっ!ここに重大な落とし穴が。

駅弁を買ってくるのを忘れてしまったじゃないですか!

夕食は新幹線の中で食べようと思っていたのにー。ホームを見渡したところ、売店ってないよ?
カツサンドを食べたのは日本時間の15時頃だから、すでにお腹は空いている。
駅員さんを捕まえて、何か食べるものは買えないの?と聞いたら、改札を入ってからは何もないらしい。
おーまいがっ!非常食の甘栗も(すでに午前中にだいぶ食べてしまっているので)在庫僅少なんだよ。

20:21、桃園高鐵駅発。高雄最寄りの高鐵左営駅まで1時間半。
あああ、22時まですきっ腹かあ。時差一時間だから、実質23時ですよ。
コンビニでお茶を買った時、なぜそこに気付かなかったか……


――そこにひっそりと訪れる幸福。

台湾の高速鐡道は、日本の新幹線の技術が使われているそうで、雰囲気から何から
日本の新幹線にそっくりなの。







つまり、そこには、車内販売も――ある。天の助け。


あまりに静かに通りすぎたのであやうく逃すところだったが、少なくともスナック菓子の類は売ってました。
カルビーのジャガビー。初めて食べたけどコレ、かなりオイシイ。
お腹が空いていたこともあって、あっという間に完食。おかげで少し空腹も満たされた。

しかしホントに日本の新幹線と雰囲気が似てるわー。今から仙台に帰るのではないかという錯覚に陥る。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



滞りなく高雄の最寄駅に着き。駅の構内に充満する美味しそうな匂い。なんでしょう、これ。
角煮っぽい匂いだなあ。どこから来るかというと、セブンイレブン……

これはその後、ずっと嗅ぐことになる匂い、煮卵の匂いでした。
セブンイレブンの店頭では、肉まんとかおでんとかのノリで、釜に盛られて売っている。
1個30円くらい。お茶と八角で煮込んだっぽい。美味しそう。

はっ!これを買っていって、晩ごはんにすればいいのでは?
台湾B級グルメ、最初の一品はこれ。





台湾高鐵の駅からは高雄の地下鉄に乗り換え。









地下鉄の切符は、トークンという丸いプラスチックのコイン。
今まで見たことがない気がする。これを改札機にかざして入る。ちょっと面白い。

あ!さらに面白いもの発見!











へ~~~~っ、自動貸本機械!!(だよね?)
初めて見たぁっ!おもしろーい!

ラインナップには日本の作家の作品もけっこうありました。








伊坂幸太郎の「フィッシュストーリー」とか。伊坂は何冊かあったな。





ホテルの地下鉄最寄駅、美麗島駅。






ガイドブックには必ず写真が載っている。有名なガラスアートの作品。


地下鉄の雰囲気も日本と(というよりも仙台と)似た雰囲気。
地下鉄の周辺地図を見て、ホテルの位置を確認し、もうあとは真っ直ぐ。人通りは全くないけど、
車がたくさん通る大通りだし、歩道も広いし、危ない感じは全然しない。

……いや、それにしてもほんとに仙台と似ている。

ここの道の雰囲気なんて、細横丁を少し古めかしくしたような感じではないですか。
別な場所なのにこんなに似てていいのか、と思うくらい。
いつの間にか仙台に戻っている、ってことはありませんよね?







ホテル到着は22:50でした。ふー、やれやれ。


4.カツサンドについての意見。

2013-12-21 | 台湾/Taiwan:2013
ご飯を食べて、KIXカードを受け取りに行く。
サービスカウンターは難なく見つかり、カードをゲットして。

この時点で12:45。50分前までの最終搭乗手続きと、ターミナル間の移動を加味して、
ターミナル1を出るのは14:45でいいだろう。
なんだ、たったの2時間の時間つぶしでいいんじゃん。
5時間の待ち合わせをどうしようかと思ってたが全く問題ないね。

というわけでコレ。







ご存じの人はご存じでしょうが、わたしは2年ほど前から編み物に凝っておりまして。
去年のフランスへも持って行って、夜はホテルの部屋で(延々「ワンピース」を見ながら)
ちくちくやっておりましたし、今回も当然その予定。
編み物なんて時間つぶしには最適。

でも、実は当日までここで編み物が手にできるかどうかはわからなかった。
というのは、――おそらく編み針は、機内に持ち込むとひっかかる。
一応とがっているでしょう。まあボールペン程度のとがり具合だと思えばあっさりパスすることも
考えられるけど、没収される可能性もある。事前に確認すれば話は簡単なのだが、
「編み針は機内に持ち込めますか?」とわざわざ電話するのも億劫。
とりあえずスーツケースに入れた方が無難。

だがそのスーツケースの扱いが、関空でどうなるのか。これが問題だった。
通常、飛行機乗継の時って、荷物は最初の搭乗地から最終降機地までスルーで持って行ってくれる。
たとえば成田からオランダのスキポール空港で乗り換えてパリ、の場合、
スーツケースはスキポール空港でピックアップする必要はなく、そのままパリまで行く。
しかし国内での乗継の時ってどうなのか。
これも事前に確認電話一本で済んだのかもしれないが、面倒なので訊かなかった。

で、チェックインの時訊いたところ、荷物はピックアップが必要とのことです。
ということは、スーツケースをゴロゴロ抱えているのは面倒だが、編み物で時間はつぶせる。
それはそれでラッキー。

空港のその辺の椅子に座って、スーツケースから編み物を取り出して約2時間、ちくちくやってました。
細いレース糸なのであまり進まん。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



12:45になったので、ターミナル1から2へ移動開始。
あ、ピーチ航空の発着は、関西空港内の僻地にあるターミナル2なんです。
このターミナル2、……どうせ作るなら今後のことを考えて、もっと広い建物にしておくべきではないか
といいたくなる狭さ。まだピーチ1社だから混んではいないけれどさ。
今後2社3社と利用航空会社が増えて来たら、あっという間に手狭になると思うけど。
まあプレハブ的な作りだから、増築も簡単なのか?

6月に行った徳島の帰りは、そこのゲート付近の狭さに驚愕したものだった。
こじゃれた椅子を置くより、もっと座席を増やさんかい!
せめて国際線はもっとスペース広いだろうと思ったが……
保安検査や出国手続きをして搭乗ゲートに行ってみると、国内線に劣らぬ狭さ。
DUTY FREE SHOPとか、期待しちゃいけませんよ、皆さん。
選べるほどの商品ないですから。


……と、言ってるそばから自分はお腹が空いて、ここで食事をしようとしている。
朝昼兼用の焼きそばの量が少なかったんだもの!
夜ご飯は、台北桃園空港から高雄へ行く新幹線の中での駅弁の予定。20時は過ぎる。

出国検査後にあるレストランとしてはたった1か所、しかし座席数はそこそこある「SKYTERIA」。
ここはカツとうどんがメインの店らしい。……不思議な組み合わせだが。あとはおつまみ系。
そこまでがっつりじゃなくて良かったが、適当なものもなかったのでカツサンドにしてみた。







わたしは味にうるさい方ではなく、むしろコドモの味覚なので、
それほどコダワリもないのだが、ここのカツサンドには一言いいたい。

揚げたてのカツは問題ない。リッパな厚みもある。しかしカツサンドというからには、
カツだけじゃなくて全体のバランスが大事ということを、メニューを作る人は考えているかね?
パンが不味いということではないが、あんな柔らかいパンでは、
あの立派なカツとバランスが取れないじゃないか。
もっとカツに負けないような、しっかりした歯ごたえのあるパンじゃないと!

カツサンドというよりは、カツに何かへにゃへにゃなものをまとわりつかせているだけ、という
メニューになってました。美味しいものでも組み合わせに難があればダメ、という見本。
玄米パンとか黒パンとか、検討してみて欲しい。



だがここは「KIXカードお持ちですか?」と訊いてくれた。たしか5%割引。
さっそくKIXカードが効いた。




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




台北への便は離陸が30分ほど遅れました。
機長からのアナウンスによると、台北桃園空港の滑走路が2本のうち1本工事中で混みあっており、
管制塔からの指示があったらしい。(しかし降りる時に機材繰りのためとも言ってたので、
どちらの理由もあるかと思う。)










隣が空席だったのは気分的にかなりありがたかった。搭乗率はざっと見7割程度だろうか。
わたしのまわりは妙に空いていた。











久々に窓側の席だったので夜景。多分台北の夜景だと思うけど、桃園空港は30キロくらい
台北中心から離れているはずなので、確信はない。


3.気軽すぎても……

2013-12-17 | 台湾/Taiwan:2013
お値段的に気軽に行けるピーチ航空ですが、実はあまり気軽に考えすぎて、
とても心臓に悪いことになりました。

11月28日の9:20が仙台空港の離陸時間。

ということは国内線の最終搭乗手続は30分前の8:50まで。
だが、わたしが車で家を出たのは8:00でした。家から空港まで順調に行って30分。
……ということは、ちょっとでも順調に行かなかったらそれ以上かかり、
空港近くの駐車場に車を預けて空港まで送迎してもらって。……あれ?
うわわ、わたしもしかして、すごい時間間違ってる?

車に乗ってからそれに気づき、心臓ばくばく。
運転に影響しないように、努めて平静を装うも焦りはいかんともしがたい。
特に太白大橋を過ぎてから、中田のあたりで(短かかったけれども)通勤渋滞があり、のろのろ。
間に合うのか間に合わないのか、予断をゆるさん。

一日400円の、少し離れた駐車場を探してそこに預けるつもりだったが、当然そんな余裕はなく。
空港最寄の三英駐車場さんに滑り込んだのは8:40。
お仕事柄、滑り込みの人には慣れていらっしゃるらしく、駐車場の人も流れるように
空港まで送ってくれて。玄関に着いて8:45。

2階の出発ロビーへ向かうエスカレーターの上で、
「ピーチ航空関西空港行きの最終搭乗手続きを行っております。お済みでない方は……」の
アナウンスを聞く。――間に合った。間に合ったよ。やったよ。








時計が白飛びして見えてないけど、手続きを終わって保安検査に入るところで既に8:50は過ぎてる。



旅行の時は早め早めに行動して吉。という教訓。




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




関西空港には少し時間が遅れて、11:30頃到着。

この程度の遅れはイタくもカユくもない。何しろ、わたしは次に16:05の台北行きに乗るのだ。
これから4時間半、関西空港待機ですよ。ここが若干、旅行前に考えたところ。
5時間をどうつぶすか。

空港の外に出ることも考えた。
チケットを取った当初は、関空から奈良に30分位で行けるもんだと何故だか思いこんでいて。
待ち時間で興福寺にでも行ったら丁度良くない?と考えていたところ、
ちゃんと調べたら関空――奈良間は1時間半かかる。往復3時間。無理。

関空のそばにあるりんくうプレミアム・アウトレットとりんくう公園は時間的には無理なく行けるけど……
普段でも興味がないアウトレットモールに、なぜ旅行前に行かなならん?
物を買って荷物を増やすわけにも行かないんだよ。

町としては一番近いなんばが37分で行ける。――でもわざわざなんばに行って何するってのも
思い浮かばないしな。買い物と食べ物……そのためにチャレンジするのも。
なんのかんの行って空港を離れることは乗り遅れるリスクもあるんだし。

空港内にマッサージ屋さんが2ヵ所ほどあるらしいけど、今から台湾行くのにここでマッサージはない。

――まあ結局、時間を持て余すようならネカフェに行こうか。という結論になりました。
関空内にある。寝転がって本でも読んでればすぐでしょ。昼寝でも出来たらさらにいい。
いずれにせよ、ギリシャの空港で夜明かししたことを考えれば、
昼間の日本の空港5時間待ちなんて時間が長いだけ。



この、関西空港での時間つぶしをネット上で模索しているなかで、KIXカードの存在を知りました。

まあ、作っといて損はない感じじゃない?別に年会費を取られるわけでもないんだし。
ポイントの利用という意味では、わたしにはあんまり有効ではなさそうだが、
ネカフェは割引料金で利用できる。何しろ今後もピーチ航空、利用する気満々だしね。
数日前にインターネットでKIXカードの発行を申し込んでおいた。それを受け取りに行かなければ。

いや、でもまず腹ごしらえ。
朝ごはんを3口くらい食べて(←これも家を出るのが遅れた原因)それだけだったもの。
おなかすいた。



ところで、関西ですよ。食の本場ですよ。
空港なんだし、何か美味しそうな店が並んでいると思うじゃないですか。
だが、レストランの一覧看板を見たところ、特にここというところがない。
わたし、うどん・そば系はそんなに好きじゃないんだよね。
食べられないわけではないが、あえてお金を出して食べたいとは思わない。
そうなるとけっこう選択肢が狭まる。
たこ焼きも好きじゃないし、仙台から行って寿司ってのも……。

551蓬莱という店には心惹かれたんだけれども、少し混んでいた。
スーツケースを持ってその混んだ店内に入って行く根性がなく。……仕方がないので、
フードコートで大阪やきそば?







大阪やきそばは……普通のやきそばでした。
量が少ないので不満が残った。




2.旅行日程。

2013-12-14 | 台湾/Taiwan:2013
11月28日(木) 仙台発――関空――台湾桃園空港――高雄    (高雄泊)

11月29日(金) 高雄観光                   (高雄泊)

11月30日(土) 台南観光                   (高雄泊)

12月1日(日) 高雄――台北――九フン             (九フン泊)

12月2日(月) 九フン――台北                 (台北泊)

12月3日(火) 台北観光                    (台北泊)

12月4日(水) 台北観光                    (台北泊)
 
12月5日(木) 台湾桃園空港――関空――仙台空港







今回の旅行は11月28日から12月5日までの7泊8日。
台湾にしては相当長めなので、「台湾で7泊8日!?」と、たまに驚かれたけれども。
せっかくだから、南の高雄、台南へも行っておきたかった。むしろ南部を重点的にとまで
思っていたが、ガイドブックを見ても南部には高雄と台南しか行きたいところがなかった。


あ、ガイドブックといえば。――初・るるぶでした。


ガイドブックも一度の旅行に複数買うこともあるし、
自分の本棚に地球の歩き方だけがずらっと並んでいるわけではないが、
基本的にはわたしは「地球の歩き方」派で。
何の疑問もなく「地球の歩き方」を買ってそれを持って行って何の文句もないタイプ。
やっぱりその人の旅のスタイルに合ったガイドブックってありますからね。

だが、今回いつものように地球の歩き方の台湾版を買ってそれを読んでも、
――何だかさっぱり行きたいところが決まらない。
はっきり言えば食指が動く観光場所がない。
いやいや。そんなはずは。いくらなんでもこんなにナニもないって……

ふと思い立って、るるぶを買ってみました。そしたらこれが正解。
うーん、やっぱり旅行先によって違うんだなあ。
「地球の歩き方」って、あんまりお金を使う方向のガイドブックじゃないんだよね。
つまり、レストランとかお店とか、特に台湾なら外せないマッサージ屋さんなどの情報は薄い。

るるぶを開いたところ、マッサージ屋さんとか、台湾食べ物特集とか、
雑誌の強みを活かして派手な紙面づくり。
本来、そういうノリは好きではない。好きではないが……台湾は、とにかくこっち方向なのだ。
地球の歩き方は台湾に向かない気がする。普通の観光客はるるぶの方がお薦め。


――本人、若干忸怩たる思いで言うのだが、今回の旅行は結局、るるぶさんの仰るがまま。
るるぶを相手にオリエンテーリングをしている感があった。





1.なぜ台湾か。

2013-12-10 | 台湾/Taiwan:2013
フランスに行ったのは去年の5月だった。そうすると、今年は6月か7月……
そうだなあ、ドイツ語圏に行ったことがないからドイツにしようか。
北と南を両方行くのは無理っぽい。北はあんまり惹かれないし、南はミュンヘンだけだと
日数的に持て余しそうだ。だったらミュンヘンから近いオーストリアのサルツブルグ、
ハルシュタット辺りにしようか。ハルシュタットは、こないだテレビで見てきれいな所だったしなあ。
リヒテンシュタインにも行きたいけれど、少しアクセスが悪い。

と、ガイドブックも何冊か買い、宿泊都市などの大雑把な日程もたて、
飛行機の時間もチェックして、ほぼこれだろうという便まで目星をつけたというのに……


飛行機の予約を、クリックする根性がなかったのでした。


最後の最後でどうしても腰が上がらなかった。6月7月の旅行の手配は3月4月頃。
たしかに仕事が忙しい時期で、正直旅行にまで気が回らないという部分もある。
ガイドブックを読むのも航空券のサイトを確認するのも、よっこいしょよっこいしょと
がんばりながらようやくだった。それでもがんばって、航空券の予約直前までは
こぎつけたというのに。最後の一歩が踏み出せなかった。


これはけっこう自分にダメージがあったんですよ。旅行くらいしか楽しみのないわたしが、
旅行さえ億劫に感じるほど無気力になっているのか?いくらなんでも旅行くらい出来ないようでは、
人生に残っているものはほぼナイ。

しかしそう思いつつも時は過ぎゆく。6月――7月――8月。
旅行に行かなきゃ、というのが強迫観念に近くなっていた。この状態は良くない。
でも……めんどくさいんだよう!!


もしかしたらアジアなら行けるのではないか。結局のところ、一番のハードルは、
ヨーロッパへ行く時の12時間のフライトなんだから、近場ならもしかして。

台湾は前々から行ってみたかった。
食べ物美味しいらしいし。10年前ハマっていた中国茶芸も台湾。何より故宮博物院。
仙台から直行便もあるらしいから、3時間か4時間で着くだろう。いいんじゃないか、台湾。

よし!台湾だ!
……と決めたはいいが、また気力がなくてそれから先に進まずグダグダ。
10月頃行こうか、と思っていたのにまた出遅れ、よっこいしょ、と航空券のサイトを
チェックし始めたのは9月になってから。
いかん。やはりどうも腰が重い。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



仙台から台湾に行こうとすると、大雑把に言って3つの方法があります。

1.仙台から台湾直行。
2.成田から飛ぶ。
3.経由便。

それぞれさくっと調べたところ、(だいぶ前の印象なので不正確です)

1.5、6万円。夕方発で、午前出発なんだよなー。実質の移動時間は一番短いが、
  結局初日と最終日は移動だけしかできない。
2.成田・羽田からだと安い航空チケットは2万円くらいから。
  でも東京までの旅費が往復で2万弱かかるし、移動の時間もある。合計4、5万。
3.ピーチ航空が仙台ー関空、関空ー台北の路線を出している。ここはまあ安いんだろう。
  でも関空でけっこう待ち合わせが長いのがネックかなあ。

そんな程度を大雑把に把握し、今後、片道ずつばらばらに組んでみたらどうかとか、
日付を実際に指定しての金額比較とか、ツアーに参加するとかの選択肢を検討してみようかと、
……しかしそこで止まってまた1週間ほど過ぎる。
これは台湾でさえも行けないのではないかと薄々思い始めた頃、
ピーチ航空さんからメールが来ました。

「搭乗100万人(?)を記念して一区間1500円から!」

もうこのタイミングに乗るしかない!と思いましたね。
検討事項、全部とっぱらって、もう決めてしまおう。
関空での長時間の乗り合わせというネックはあるけど、とにかく3万円内外で行けるんだから。
ここでぐずぐずしてたら、また最後の1クリックが出来なくて時期を逸し、敗北感に打ちのめされる。

というわけで、DMが来たその日に、航空機の手配をしてしまったのでした。
決める時は早い。というよりも、それまでがぐだぐだし過ぎだったんです。




ちなみに旅行から帰って来てからピーチ航空のサイトで確認したところ、時期を選べば
結局のところ、別にキャンペーン期間じゃなくてもやっぱり3万円ちょっとで行けそうです。
荷物を預けるか預けないか、座席を指定するかしないかで若干の変動はありますが。
でも、あのタイミングでピーチ航空からメールが来なければ多分また腰が上がらなかっただろうから、
わたしが台湾に行けたのはピーチさんのおかげと言って言えないことはない。









ピーチ航空、相当持ち上げてますな。ここまで言ってるんだから、何かくれ。