あれだけ登ったんだから当然のこととはいえ、今後下るに際してもけっこうな高低差。


境内には支院が色々あるようだが、一つ一つを訪ねる根性はない。
あそこの滝のところまで行くんですよ。

下りは階段ではなくアスファルトの坂道だったので、なんぼか楽だったんですけどね。
ただここからが……。
アスファルトの道路のショートカットとして、“鎌倉時代に作られた石段”という部分があって。
こっちの方が雰囲気あるだろうと思って石段の方を下っていったら、
これがけっこう……ヒドかったです。

下りを見るとさっぱりヒドさが伝わらないと思うが、

そして後ろを振り返って撮った写真を見ても、あまりヒドさは伝わらないと思うが、
……ヒドかったんです。
わりと揃って見えるでしょうが、実際に歩くと石段は相当デコボコ。
山歩きの岩場に近い……それはオオゲサかもしれないが、どうせ作るんならもっと楽な階段を作れ!と思った。
段差も高くて、膝を直角に近いところまで曲げないと降りられないので、
そんなに長い距離でもない石段、下り終ったところで足腰がガタガタになりました。
失敗した。こんなにコタエるのならば、普通にアスファルトを下ってくれば良かった。
その後、飛瀧神社の鳥居まで来たはいいが、鳥居から先もさっきのような石段が続くらしい。
うへーと怖れをなして、――もう正直これ以上石段の上り下りはしたくなかったんだけど、
ここまで来て那智の滝を見ずに帰るわけにもいかないから、とりあえずその辺のお土産屋さんに入り、
長期休憩。痛む腰をいたわる。
紀州みかんジュースを頼んで30分ほど滞在。お店の人がジュースを30円おまけしてくれた。
この時点で15時過ぎ、次のバスはすぐ目の前から15:30発だけど、その前に飛瀧神社に
行かなければならないのでバスは16:30のに乗る。
お店の人は15:30のバスに乗るのだと思っていたらしく、「遅れませんか?」と心配してくれた。
15:45からようやく動き出して飛瀧神社へ。

鳥居からずっと下りの石段。(写真は振り返って撮ったところ。鳥居は見えない上にある。)
まあでもここはあまり段差がない階段だったので、それほどヒドくはなかった。



そして御神体である那智の滝。
これは「那智滝図」という国宝の日本画が有名。
実際に撮った写真と比べてみると、裾の広がり具合が相当写実的じゃない?
絵はまだ実際に見たことはない。が、テレビで見て絵にも滝にも憧れていた。
……でもまー、腰がイタかったこともあるのか、雨降りのせいか、さすがにイルカから始まる一日で
疲れているのか、ここもあまり感慨はなかったかなー。
感受性というのは摩耗するもので、年齢でも摩耗するし、体力がない時も働かない。
最近面白い本にサッパリ当たらないというのも、感受性の低下もあるんだろうなー。
さすがにこの年になって、見るもの聞くもの全てオモシロイというのもアカンと思うが、
何でも「ふーん」だけで終わってしまっているような気がしている。
もう少し新鮮な感動を取り戻したいと……。
まあイルカと遊んだのと、「石しみず」のきれいさに感動したのは今までの収穫か。
ああ、そうか、道成寺のブツも良かったか。
階段の下までは入場無料ですが、その先の滝壺近くまで行くとなると入場料が300円かかる。
一応行ったけど、やはり特に感慨はなく。
社務所の人たちが帰り支度を始めている。とっとと帰った方がいいのか。
予定では、飛瀧神社の後は、那智大社の参道をずっと下って帰る筈だった。
行きは上りで階段が辛いから、行ける所までバスで行ったけど、帰りなら下りだから何とかなるかと思って。
ガイドブックには「一番熊野古道らしい雰囲気が味わえる」と書いてあったから。
……しかし何せ腰をやってるし、もう十分疲れてるし、
誰かが「石段は雨だと滑りますからねー。止めた方がいいですよ」と言ってるのを小耳に挟んだし。
いさぎよく止めときましょう。今日はこの後、またミッションを控えている身だ。
16:30のバスに乗って那智山から紀伊勝浦駅へ戻る。


境内には支院が色々あるようだが、一つ一つを訪ねる根性はない。
あそこの滝のところまで行くんですよ。

下りは階段ではなくアスファルトの坂道だったので、なんぼか楽だったんですけどね。
ただここからが……。
アスファルトの道路のショートカットとして、“鎌倉時代に作られた石段”という部分があって。
こっちの方が雰囲気あるだろうと思って石段の方を下っていったら、
これがけっこう……ヒドかったです。

下りを見るとさっぱりヒドさが伝わらないと思うが、

そして後ろを振り返って撮った写真を見ても、あまりヒドさは伝わらないと思うが、
……ヒドかったんです。
わりと揃って見えるでしょうが、実際に歩くと石段は相当デコボコ。
山歩きの岩場に近い……それはオオゲサかもしれないが、どうせ作るんならもっと楽な階段を作れ!と思った。
段差も高くて、膝を直角に近いところまで曲げないと降りられないので、
そんなに長い距離でもない石段、下り終ったところで足腰がガタガタになりました。
失敗した。こんなにコタエるのならば、普通にアスファルトを下ってくれば良かった。
その後、飛瀧神社の鳥居まで来たはいいが、鳥居から先もさっきのような石段が続くらしい。
うへーと怖れをなして、――もう正直これ以上石段の上り下りはしたくなかったんだけど、
ここまで来て那智の滝を見ずに帰るわけにもいかないから、とりあえずその辺のお土産屋さんに入り、
長期休憩。痛む腰をいたわる。
紀州みかんジュースを頼んで30分ほど滞在。お店の人がジュースを30円おまけしてくれた。
この時点で15時過ぎ、次のバスはすぐ目の前から15:30発だけど、その前に飛瀧神社に
行かなければならないのでバスは16:30のに乗る。
お店の人は15:30のバスに乗るのだと思っていたらしく、「遅れませんか?」と心配してくれた。
15:45からようやく動き出して飛瀧神社へ。

鳥居からずっと下りの石段。(写真は振り返って撮ったところ。鳥居は見えない上にある。)
まあでもここはあまり段差がない階段だったので、それほどヒドくはなかった。



そして御神体である那智の滝。
これは「那智滝図」という国宝の日本画が有名。
実際に撮った写真と比べてみると、裾の広がり具合が相当写実的じゃない?
絵はまだ実際に見たことはない。が、テレビで見て絵にも滝にも憧れていた。
……でもまー、腰がイタかったこともあるのか、雨降りのせいか、さすがにイルカから始まる一日で
疲れているのか、ここもあまり感慨はなかったかなー。
感受性というのは摩耗するもので、年齢でも摩耗するし、体力がない時も働かない。
最近面白い本にサッパリ当たらないというのも、感受性の低下もあるんだろうなー。
さすがにこの年になって、見るもの聞くもの全てオモシロイというのもアカンと思うが、
何でも「ふーん」だけで終わってしまっているような気がしている。
もう少し新鮮な感動を取り戻したいと……。
まあイルカと遊んだのと、「石しみず」のきれいさに感動したのは今までの収穫か。
ああ、そうか、道成寺のブツも良かったか。
階段の下までは入場無料ですが、その先の滝壺近くまで行くとなると入場料が300円かかる。
一応行ったけど、やはり特に感慨はなく。
社務所の人たちが帰り支度を始めている。とっとと帰った方がいいのか。
予定では、飛瀧神社の後は、那智大社の参道をずっと下って帰る筈だった。
行きは上りで階段が辛いから、行ける所までバスで行ったけど、帰りなら下りだから何とかなるかと思って。
ガイドブックには「一番熊野古道らしい雰囲気が味わえる」と書いてあったから。
……しかし何せ腰をやってるし、もう十分疲れてるし、
誰かが「石段は雨だと滑りますからねー。止めた方がいいですよ」と言ってるのを小耳に挟んだし。
いさぎよく止めときましょう。今日はこの後、またミッションを控えている身だ。
16:30のバスに乗って那智山から紀伊勝浦駅へ戻る。