ターフの風に吹かれて

一口馬主の気ままな日記です。
キャロットクラブの会員です。

タイマー発動

2015年04月19日 | ブログ
ドゥラメンテは強かったね。
何ていうか、血の力って凄いなあって改めて思った。
良血だもんね、めちゃくちゃ。
しかしあの手脚の長さは広い東京でこそとも思うし、
これはダービーも勝っちゃうのかな。
何となくサトノクラウンが巻き返しそうな気もするけど。

閑話休題。

さて、シルクの2歳馬の近況が更新された。
出資馬の中でラッシュラッシーズの13こと、
ラッシュドリーマーがちょっとやばい。

あっ、この場合の「やばい」は本来の悪いほうの意味ね。
いや何だか最近は良い意味で使うことが多いからさ。

おっと、閑話休題。

以下がそのラッシュドリーマーの近況コメントの一部ね。

「この中間は脚元に少し疲れが出た為、
 リフレッシュの意味合いも含めて
 ウォーキングマシンによる調整を行っています」



これ、情報によると左前脚らしい。
そう、例のめちゃくちゃ外向しているところ。

ついに来たか・・・・・・、という感じ。

あっ、この場合の「ついに来たか」は悪い意味でね。
いや前に典さんがデビュー前のホーカーテンペストに
騎乗したときに良い意味でこう言ったからさ。

おっと、閑話休題。

もともとそれ(左前脚のリスク)を覚悟して出資したし、
いつまで保つか保たないかの戦いだと思っていたけど、
まさかこんなにも早く、
つまりまだデビューもしていない状態で、
いやいやデビューどころじゃないな、
牧場でキャンター程度の乗り込みをしている段階で、
まさかまさかタイマーが発動してしまうとは・・・・・・。

それはさすがに想定外で、せめてデビューはしてくれよと思う。
お情け程度に1戦だけしてそれで引退っていうのも困るけどさ。


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今週の出走はなし

2015年04月17日 | ブログ
今週は本当はヴィルトグラーフが出走を予定していたんだけど、
右トモに違和感が出たということで大事を取って登録は見送り。
ただし、大事を取ってと言いながらも、
様子を見てになるけれど、どうやら来週には出走しそう。

さすが安馬。
さすが条件馬。

それはでも別に自虐でも悪口でもなく、
こういう馬はどんどん使っていってほしいと思うし、
こうして使ってくれて有り難く思う。

これ、堀厩舎なら間違いなく出されている。
僕は堀信者だけれど、
こういう場合は堀厩舎じゃなくて良かったと素直に思う。

アーカイブなんかも堀厩舎だからこそ3つ勝てたとも言えるが、
別のもっとたくさん使ってくれる厩舎ならば、
また違った結果になっていたのかなとも思う。

ともあれ、ヴィルトグラーフに違和感が出たことは事実で、
とりあえず何ともなければいいんだけど。

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何だか虚しい共通点

2015年04月16日 | ブログ
ひとつ凄い事実に気づいたんだけど、
いや、今さらかよって言われるかもしれないけど。

僕は今年の2歳馬は5頭に出資しているけど、
なんと、そのうちブルーメンブラット以外の4頭に、
ある共通点があることに気づいたんよ。

つまりは以下の4頭なんだけど・・・・・・

 ナイキフェイバー
 ジュメイラジョアン
 ラッシュラッシーズ
 ガヴィオラ

さて、何が共通点かわかる?
何だか虚しい共通点なんだけど。


正解は、下(弟・妹)が全部ディープ産駒ということ。
つまりナイキフェイバーの14も、ジュメイラジョアンの14も、
ラッシュラッシーズの14も、ガヴィオラの14も、
なんとなんと全て父ディープインパクト!

だからどうした?と言われれば何も言えないけど、
何だか逆張りだなあって思ってさ(笑)。
どうせそれらのディープ産駒には出資できないだろうし。

よく分からないけどラッシュラッシーズの14なんて、
めちゃくちゃ走りそうじゃない?
たぶん角居厩舎だろうし。

その時は、そのお兄さんを持ってたんだって自慢してやる。
一層むなしくなるだけだけど(笑)。


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時は金なり

2015年04月15日 | ブログ
大人になって初めて実感することっていっぱいあるが、
中でも「時間の大切さ」はその最たるものだろう。

今から思うと、学生の頃はなんて暇だったんだろうと思う。
付け加えるなら、
なんてもったいない生活をしていたんだろうとも思う。

ろくすっぽ授業にも出ずに、
麻雀したり、パチンコしたり、家で寝ていたり・・・・・・。
もっと有意義な時間の使い方はあったはずなのに、
また、それだけの時間もあったはずなのに。

もちろん、そういう無駄な時間が、
決して本当に無駄だったとは思っていないが、
でも、それにしてもやっぱりもったいないなあと思う。

今は、したいことがいっぱいある。
遊びという意味でいえば、映画も観たいし、旅行もしたい。
本も読みたいし、おいしいものを食べ歩きたい。
そして、何といっても競馬を思いきり楽しみたい。
競馬場へ行って、一日のんびりと、
時には馬券に熱くなりながら過ごしたい。

かようにやりたいことはたくさんあるのだが、
しかしそれに反比例するかのごとく時間がない。
お金で買えるものなら、時間を買いたいと思うぐらいだ。

今、一年の中でもいちばん忙しい時期だから、
余計にそう思うのかもしれないが、
まさしく「時は金なり」を実感する毎日である。


*この記事は、2011/04/12の記事の再掲です。

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絵について語りたくなったから

2015年04月14日 | ブログ
先日、奥さんと神戸市立博物館に行ってきた。
開催されているチューリヒ美術館展を観るためだ。



僕はこう見えてもいいとこの坊ちゃんだったので、
子どもの頃に絵を習っていて、
だから美術が好きで絵を見るのが好きで、
今も機会があれば美術館へ行って絵を見ている。

まあそんな報告はいちいちこのブログには書いていないが、
というのもこのブログは一口のブログだからだが、
今日は特別にチューリヒ美術館展のことについて書いてみたい。
別にネタに困っているからでは断じてない(笑)。

開館は9時半だったが僕たちは少し早めの9時過ぎから並んだ。
しかしそのすぐあとには行列ができて人気の高さを伺わせた。
そりゃそうだよね、
「印象派からシュルレアリスムまで」ということで、
ゴッホ、ピカソ、モネ、ムンク、セザンヌ、ダリ・・・・・・ 等々、
誰もが知っている巨匠たちの作品が一気に観られるんだから。

例えるならベスト盤のCDみたいなもので、
奥深さはないものの広く浅く巨匠たちの絵が観られるという、
まあいわば素人向けのお得な展示だ。

そうこうしているうちに行列が長くなったからか、
9時半より少し早くに開館され、僕たちは中に入った。
中はもちろん撮影禁止だが入ってすぐのフロアに、
下の写真のような記念写真のコーナーがあった。



この写真の中に僕が写っているの、分かる?
顔NGにしているけど、ルソーの絵の隣の額縁の中。
アンリ・ルソーの絵と同じように、
赤い帽子をかぶって髭を付けて撮影した。
いい年して恥ずかしかったよ~(笑)。


さて、今回の展示の目玉はモネの睡蓮。
モネは印象派を代表する画家で日本でも人気が高い。
奥さんもモネの絵が大好きで、
だから今回観に行きたいとなったわけだが、
もちろん僕も印象派が好きなので、
モネも好きな画家の一人である。
あえて順位を付けるなら5番目ぐらいに好き。

ちなみに一番好きなのは、ベタすぎるけどルノワール。
これはもう絵を習っていた小学生の頃から大好き。

他に好きな画家はあんまり有名じゃないけどサルボ。
サルボの絵はリビングに飾っている。
複製だけど。
あと有名どころではターナーとかミレーとか。

数あるモネの睡蓮の中で今回展示されていたのは、
「睡蓮の池 夕暮れ」というもの。



この写真だと小さく見えるけど実際は横6mもある大作。
6mもあるとまさに圧巻で、これを観られただけでもう満足。
ただモネは他にも3点展示されていて、
その中では「国会議事堂 日没」が一番良かった。



まあ、モネなら「日傘を差す女」が一番好きなんだけど。


「愛の画家」シャガールも好きな画家の一人。
シャガールは今回6点も展示されていて充実していた。
全部シャガールらしい作品だったけど特に良かったのが、
誰がどう観てもすぐにシャガールと分かるこれ。



シャガールの絵ってどれも観ていると幸せな気分になる。


他に印象の残った絵は、ホドラーの「日没のレマン湖」。
これは奥さんも一番良かったと言っていた。




あるいは、彫刻家のアルベルト・ジャコメッティの親戚、
アウグスト・ジャコメッティの「色彩のファンタジー」。



といっても、彫刻家のジャコメッティは有名だけど、
この画家のこともこの絵のことも知らなかった。
でも、凄く綺麗な色彩でいい絵だと思う。


なんて感じで語り出したらキリがないが、
そんななか、一番良かったのがやっぱりゴッホ。

ゴッホは2点展示されていて、
そのうち一つはゴッホらしい絵だったのに対して、
僕が気に入った「タチアオイ」という絵は、
一見すると何だかゴッホっぽくない。



だけどよくよく見ると、そのタッチや深みのある色使い、
そしてただの花の絵なのに何とも言えず迫ってくるもの、
魅惑的なオーラのようなものを感じて、
僕はその絵の前でしばらく動けなかった。

たぶん写真ではそれは伝わらない。
本物を観てこそ感じられることだと思う。

ゴッホという名前がなくてもきっと僕はこの絵に魅かれていた。
もしも買って帰れるのなら買いたかったぐらい、
いや、そんな何十億というお金はどこにもないんだけど。

このチューリヒ美術館展は5月10日まで開催されているから、
関西在住の人はぜひ行ってみてほしい。
また、いま東京で開催されているマグリット展が、
この秋には京都で開かれる。
絶対に行こうと思っている。
マグリットの絵が生で何枚も観られるなんて、行かないと損だ。

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新たな一歩

2015年04月13日 | ブログ
このことをきっと書くだろうと思っていた人もいるだろう。
予想通り書かせてもらう。

それは先週の土曜日、福島の第1レースのこと。
こんなの競馬ファンしか興味を、
いや競馬ファンですらほとんど見向きもしないレースだ。

ローカルの土曜日の朝イチのレース。
3歳未勝利戦でダート。
しかも牝馬限定戦。

レース自体はどうでもいい。
レースレベルとしては最低ランクのレースだ。
別に馬券を買っていたわけでもない。
重要なのは、その勝ち馬である。

勝った馬は、バラブシュカ。

たぶん誰もその名前を知らないだろう。
もちろん出資馬じゃない。
シルクやキャロットの馬でもない。

なぜ、そんな馬が重要なのか。
それは、ブレイクランアウト産駒だからだ。

そう、ついにブレイク産駒が中央で勝利をあげたのである。
地方では既にトリックショットという馬が勝っていたが、
JRAではこれが初勝利だった。

レースは最後の直線で凄い追い込みで差し切るという、
まるで現役時代のお父さんを彷彿とさせるものだった。
それだけで嬉しかった。

ただし、それはレースレベルが低かったからであり、
正直、この馬は500万クラスでは厳しいだろう。
もちろん、バラブシュカには上でも頑張ってほしいと思うが、
現実はそんなに甘くないだろうと思っている。

しかし、それでも、この馬が、
ひとつの壁を突き破ってくれたことは事実。
そしてそういう後は、仮にその馬がそこで終わったとしても、
あとに続く馬がきっと出てくる。

種牡馬ブレイクランアウトにとって、
新たな、そして、とても大きな一歩だった。


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今週の結果

2015年04月12日 | ブログ
やっぱりGIの岩田は抑えておかないとダメだな。

4月12日(日)
ホーカーテンペスト/阪神10R 大阪ハンブルクC 4番人気5着

まあ、あんなものかな。
オープンで掲示板なら合格点。


そんなことより桜花賞の馬券だよ、馬券。

ルージュバックは時計の裏付けがなかったし、
戦ってきた相手も弱かったし、多頭数も初めてだし、
何よりGIで久々っていうのがふざけているし、
それであのオッズだから自信の消しだったわけ。

で、狙い目はどう考えてもクルミナル、
そして北村友からルメールに戻ったコンテッサトゥーレ。
桜花賞はディープ産駒から買っておけば間違いないし、
この2頭を軸に久しぶりに大勝負したのに・・・・・・。
100万超の腕時計を買いたかったから、
かなりの金額を突っ込んだのに・・・・・・。

狙いは間違っていなかったのよ。
軸の2頭はちゃんと来たんよ。
そこは褒めてよ。
なのに肝心の勝ち馬を買っていない。

何ていうか、レッツゴードンキなんて名前の馬を
買うのが嫌だったっていうのがある。
そんな名前の馬が桜を勝つなんて思わないもん。
名前なんて関係ないってことだね。
当たり前だけど。

はあ・・・・・・、やばいぐらい負けちゃった。

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今週の出走馬

2015年04月10日 | ブログ
4月は長いなあ。

4月12日(日)
ホーカーテンペスト/阪神10R 大阪ハンブルクC 芝2400 浜中

この距離をまた使ってくれるのは嬉しい。
鞍上が浜中というのも嬉しい。
楽しみだな。


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あのとき人生の岐路

2015年04月09日 | ブログ
昔から本を読むのが好きだった。
今も大量に読んでいる。

本好きの人ならやっている人も多いだろうが、
逆に普段全く読書をしない人は信じられないだろうが、
僕は大体いつも3冊の本を同時進行で読む。

本を持って歩くのが面倒ということもあって、
リビング、寝室、書斎のそれぞれに本を置いておき、
その部屋にいるときにその本を読む、
というやり方で本を読んでいる。
そのほうが変化があって面白い。

そんな僕は、作家になるのが夢だった。

その夢が、じつは一度実現しかけたことがあった。
いや、一度は実現したといってもいいか。

あれは30歳手前のころ。
僕の書いた小説が出版されたことがある。
もちろん自費出版じゃない。
誰もが名前を知っている大手出版社からだ。

わりと売れて2冊目も出た。
そして編集部から作家にならないかと誘われた。

いちおう本を世にを出していたのだから、
その時もう既に作家だったと言えなくもないが、
僕はまだ本業の仕事のほうも続けていて、
つまり、それをやめて作家一本でやらないかと言われたのである。

悩んだ。
本当に悩んだ。

大学を卒業して働き出してから7年。
仕事も順調だったし、収入もそれなりにあった。
その安定を捨てて、
どうなるか分からない未知の世界に飛び込む恐怖。

しかし、作家は子どもの頃からの夢。
実際に2冊の本を出して、
編集部からもそれなりの評価をもらっている。

何とかやっていけるのではないか。
いや、もしかしたら売れっ子作家になって、
もてはやされるのではないか、なんて妄想もしたりした。

家族がいなければ間違いなく作家の道を選んでいただろう。
奥さんに暗に反対された。
それがいちばん大きかったかもしれない。

いや、ここで奥さんのせいにするのは卑怯だな。
自分に勇気がなかっただけ。
作家一本でやっていく自信がなかっただけ。

断って以来、小説を書くことはすっぱりとやめた。
そのまま二足のわらじを続けてもよかったのだが、
そこは何となくけじめをつけたかった。
それが自分に負けた男のほんの少しの矜持だったのかもしれない。

いま思えば、あのとき本当に人生の岐路だった。
いま、あのときの選択が間違いだったとは思っていない。
後悔もしていない。

今は、趣味の範囲ではあるが芝居の脚本を書いている。
それを公開する場もあって、多くの人に喜んでもらえている。
描いていた夢の世界とは別の形ではあるものの、
それなりに満足感はあり、
これもまた夢の実現のひとつなんだろうと思っている。

ただ、別の道に進んでいたらどうなっていただろう、
という素朴な思いはある。
人生という道をもう一度歩けるなら、
今度はもうひとつの道を選んでみようと思う。

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勝者を讃える

2015年04月08日 | ブログ
大阪杯でキズナが負けた。
そのことはどうでもいい。
問題は地上波のテレビ放送だ。
僕は関西在住なので8チャンネル関西テレビで見た。

もうキズナ一辺倒。

レース前ならまだ少しは理解できる。
言ってもキズナはスターホースだ。
スターを特別扱いするのは仕方がない。
僕もキズナのファンだからそれ自体は嬉しかった。

だが、レース後は違う。
勝ったのはラキシスであり、
レース後はラキシスこそがスターだ。

なのに、レース後も放送ではキズナの敗因ばかりを語り、
それを馬場に求めて満足顔をして、
勝ち馬のラキシスを讃えるコメントはほとんどなし。

確かにキズナの敗因は馬場かもしれないが、
それ以上に、いやもっと単純な話として、
ラキシスが強かったということでいいのではないか。
せめてレース後は、勝者に対して、
もっと賞賛があっていいのではないか。
実際、大阪杯はラキシスの完勝だった。

3着以下をあれだけ離しているのだ。
ラキシスがいなければキズナの圧勝劇だった。
翌日の新聞には「完全復活キズナ」なんて書かれていただろう。
そう、キズナは自分の競馬をした。
そして負けたのだ。
それ以上に勝ち馬が強かったということである。

そういえば去年のオークスもひどかった。
もうハープスターのことばかり。
レース前もそう。
そしてレース中も。

あの実況は、そしてカメラワークは、
競馬史に残る最低のものだった。
ただハープスターのためだけのものであり、
およそ公平性・平等性の欠片もなかった。

それでもハープスターは1番人気であったから、
前述したようにレース前・レース中はまだ最悪許せるとして、
しかし、負けたあともハープスターばかりを取り上げて、
勝ったヌーヴォデコルトのことはなおざりだったのは、
明らかに偏向であり、勝者に対して失礼だった。

全馬を平等に取り上げろと言っているのではない。
民放地上波だからある程度需要に合わせるのも分かる。
需要すなわち人気馬を多く取り上げるのは理解できる。
しかしそれはレース前までだ。

レース中は、実況は、カメラは、
やはりレースを正確に的確に伝えるべきであり、
そしてレース後は、レースを公平に振り返ると共に、
勝ち馬を讃えるべきである。
讃えてほしいと思う。

それは何も競馬中継だけの話ではない。
他の全てのスポーツ放送に言えることだ。
例えばボクシングでも日本人と外国人が闘う場合、
日本人選手のパンチは実況するが、
外国人のクリーンヒットは言わない。
実況だけ聞いていると、
日本人選手が圧倒しているように聞こえるが、
実際にはポイントは外国人が取っているという場合も多い。

スポーツ放送に求めるもの、それが分かっていないのだ。
せめてスポーツぐらいは美しいものであってほしい。
清々しく、さわやかであってほしい。

多くの人がそう望んでいると信じている。


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