ターフの風に吹かれて

一口馬主の気ままな日記です。
キャロットクラブの会員です。

広いところ

2015年04月29日 | ブログ
狭いところが好きだ。
どういうわけだか分からないが昔からそうだった。

例えば、部屋なんかでも閉め切るほうが好きだ。
例えば、部屋の真ん中にポツンといるよりも、
角のところでまるまって座るほうが好きだ。
例えば、寝るのでも狭いところに挟まって寝るのが好きだ。
ベッドと壁の隙間なんかに落ちた日にはもう最高に気持ちいい。

逆に、広いところは嫌いだ。
いや、嫌いというより苦手だ。
恐怖すら感じる。

高所恐怖症や閉所恐怖症という言葉はよく聞くが、
僕の場合は「広所恐怖症」と言えると思う。

開けっ放しの部屋なんて大嫌いだし、
車もいつも窓を閉め切って運転する。
もっと言うなら、自分でその場にいなくても、
広い場所を「見る」だけでも恐怖する。

例えば、南極の映像なんて怖くて見られない。
真っ白な雪と氷の世界が永遠に続いているかのようなあの世界、
想像するだけで怖くなってくる。

あるいは、火星や木星など宇宙の映像もダメ。
探査機が火星の映像を送ってきてテレビで放映したりするが、
僕はすぐさまチャンネルを変える。
もうめちゃくちゃ怖い、宇宙の映像は。

もしかしたら「広い」というよりも、
「無人」ということに恐怖を感じるのかもしれない。

人にこの話をすると、不思議がられたり、
変わってるねなんて言われる。
誰か心理学に詳しい人、僕のこの心理を分析してくれないか?
たぶん、何らかの幼児体験がそうさせているのだと思うが、
特に思い当たるふしはない。

まあ、別に人に迷惑をかけることでもないので、
そう気にはしていないのだが、
ただ、どういう深層心理がそうさせているのか興味がある。
もしかして自分では忘れているだけで、
過去にものすごく異常なことを体験しているのかもしれない。

そういいながら、競馬場の広さは好きなんだけどね(笑)。


*この記事は、2011/04/21の記事を修正・加筆したものです。