春秋社版の冒頭
ヘンレ版の同じ箇所です。
だいぶ景色が違う印象ですが、ヘンレ版で練習している生徒さんが左右の手を反対に弾いてきたので 驚いてアップ。
運指を見れば どっち仕様なのかわかるのですが なかなか数字を見ないんですよね。みんな。
最初はゆっくり譜読みをするから 極端に云えばどの指でも弾けてしまうのですが 仕上げのテンポになったとき あれ弾きにくい。となって初めて運指を考える。よくありがちですよね。初見のときはなんでもいいけど 少し曲が見えてきてしかもレッスンに持って行く数日前は運指も考えながら弾かなくちゃ。
この曲まで進んだくらいだから上手で作曲家の個性、時代感覚もある子ですが １小節で止めてしまいました。
「よく弾けるね～」と感心です。
３連符が右手で♩が左手です。右手を鍵盤に近付け左手が宙を舞うように？低空ですが動き回るのが 普通の弾き方だと思います。
でも左右逆でも確かに弾けます。しかも「装飾音符は右で弾いた方が弾きやすいです。」だそうです。（あとでやってみよっ。）
どちらの手で弾こうが テンポは早く♩の旋律が快活かつ滑舌よく浮かび上がってくれば ヨハン・セバスチャン・バッハ先生はほほえんでくださるはずですが…。
