piano class emi.i.

いいピアノを弾きたい

ドビュッシー 子供の領分から

2009年01月28日 | 音楽教室
「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」
私のクラスで人気で、とうとう3年生(小学校)が発表会で挑戦いたします。
ちっちゃくてペダルにやっと足がつく程度なので、来年まで待ったほうが良かったかもしれませんが、Mちゃんはコンクールも視野に入れているので、背伸びした(文字通り)曲を弾きこなしていかないと。というところ。
私自身が5年生ころどこで知ったか忘れましたがこの曲に夢中になってレッスンではモーツアルトのソナタをやらねばならず、先生に内緒でひとり、アッチェレランドかけて盛り上げて喜んでいた記憶があります。
「子供の領分」という言葉も覚え、「それは私の領分だから。」とか使っていた。
はいはい。かなりの生意気女子でしたからね。・・・。

ご存知だと思いますが、ドビュッシーがクレメンティの単調で難しい練習曲をやりきれない思いで練習している少々ふざけた風景を。最後は練習が終って開放される明るさを描いています。
途中 ちょっと16分音符ばかりだった動きが8分音符ばかりになる12小節があります。練習曲練習中に『ぼーっとして違うことを考える瞬間』でも指は勝手に動いている・・というピアノ練習者によくある状態を描いているようなところが、ドビュッシーらしさを出せるところだと思います。そこんとこ よろしく。です。
テンポがよく変るし、右手が旋律と伴奏を一手に引き受けているので、粒を揃える練習を積んで かっこよくキメテ下さい。
あと5キロくらい体重を増やしてもらいたいくらい。そういう子に限ってなかなか太れないんですよね。

ドビュッシーが3人かあ。

最新の画像もっと見る