piano class emi.i.

いいピアノを弾きたい

録音する

2008年04月25日 | 音楽教室
ソプラノの金岡淳子さんがCDを作成するというので、まず5曲の日本歌曲を録音してきました。
ハケン先は日暮里サニーホール。
初めてのホールでしたが、歌手にはとても歌いやすいので選んだそうですが、100名収容のよく響くホールでした。べーゼンドルファーとヤマハもありますが、スタインウェイを使用。
 
録音セッティングの間 久々のスタインウェイをゆっくり弾かせていただく。フォルテやピアニッシモ、ペダルの反応、和音の混ざり具合、鍵盤の軽さ、等。
CisEisGisの和音が澄み切っていて フルコンサートなので、倍音のからみも確かめ にんまり。
録音のマイクの位置を決めるのに3回目の演奏で ここしかない!という場所が決まり いよいよ録音開始。
1曲が短いという事もあるし、お話をいただいた時から 「ツギハギはしたくない」という依頼ですので・・・、緊張の連続です。
演奏は打ち合わせどおりに しかもノーミス。1曲終るごとにテイクをプレイバックします。ヘッドフォンで再生を聴くのも細心の注意です。
ここがよければ あそこがいまいち。
歌がよければピアノが・・・。
1曲目を4回演奏して なんとか歌手 わたし、録音技師の3人が「こんなもんじゃないか?」と納得。
録音するとピアノのふた全開の演奏だと中音域がやはり大きめに聴こえて、でも高音は丁度良い。というので、ちょっとその辺の音域の時 控えめに演奏すると良いことが判明する。

録音技師さんのマイク、名前があったんですが忘れましたが、それは確かに素晴らしい感度。日をおいて聴いても彼女が「これでOK.」と思える出来なら次回は残り10数曲をまた丹念に録音していくそうです。

自分のピアノをすぐさまプレイバックするというのは 本当に勉強になります。
使っていただいて感謝です。
素晴らしいピアノと録音機材だからこそ ほんの僅かなことが気にかかり、次は絶対うまくやってやる!と思うし それで修正できれば明らかにランクアップできたと満足できるし・・・。日頃のレッスンにも取り入れたいが 再生を聴いている時間がとれませんよね・・。

・・・そうやって5曲目を録音するころには 集中力がぶちきれ相手をイタワル余裕もなくなり、テイクも聴けなくなってしまいました・・・。「本番1回でOK」は 巨匠クラスでないと、やはりありませんから。音楽 テクニック バランスすべて満足な演奏なんてできませんよね、そう簡単に。


きっと年内には一枚のCDが出来上がるのかと思うと 楽しみです。
水曜レッスンのみなさん、レッスン日変更すみませんでした。


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