2020年3月26日のブログ記事一覧-私立校・中高一貫校生専門アルファ

来年度を甘く見積もらない

#勉強 #学習 #教育 #私立校 #中高一貫校 / 2020-03-26 11:53:34

私立校・中高一貫校生　春休みの勉強の仕方

栄冠ゼミ (著)、220円(税込)　私立校・中高一貫校生の春休みの勉強の仕方』を紹介

厳しいと言われている
私立校・中高一貫校といえども、
今回の特例、特別措置で、
助かった、救われたとなった方は
多いかと思われます。

在校生、子ども達の皆さんからすれば、
こうした大人達のあたふたした対応を
見ていると、滑稽に思えること
かもしれませんが、その次には、
対応してくるのが、対応するのが、
大人達の『仕事』であり、
皆さんも今後、未来・将来において、
対応しなければならないことに
なります。

そこまで先のことはさておいて、
身近な、直近の問題として、
来年度の審査・評価が、
どう扱われるかというのが、
学生の皆さんにとっては、
問題になってくるかと
思われます。

教育関係者の立場として、
『万が一』に備える考え方から、
言える事は、来年度の審査・評価を
甘く見積もらないほうが良いと
いうことでしょう。

もちろん、今回の影響が少なからず
出てくるとは思いますが、それでも、
特に私立校・中高一貫校では、
『他の学校』とは一線を引かなければ
ならないことから、今後はより厳しく
なっていくことを覚悟しておいたほうが、
宜しいかと思います。

今回の特例、特別措置によって、
助かった、救われたとなった方にとっては、
二次、三次の災害のようになるかもしれませんが、
元々、教育改革が行われる２０２０年度にあわせて、
変革をしてきた私立校・中高一貫校にとっては、
今回のような事態になろうが、ならまいが、
突き進む意思を、方針を、進めていたと
思われます。

むしろ、今回のことをきっかけに、
“本当に”、自由、自主性に任せた場合の、
自由な時間を与えた場合の、生徒のやる気、
素質、学力、努力というものを、推し量れる
ものになったと言えるかもしれません。

そのことで、進級・進学の出来る出来ないの
推移、データが如実に現れるようになれば、
今後は極端な線引きをするための施策を
行うようになるかもしれません。

そういった意味でも、来年度からの
授業の進め方、勉強の仕方、自学自習と、
『結果』から見えてくるものからの推察が
しやすくなる可能性が高くなると思います。

私立校・中高一貫校に限らず、
社会全体にしても、やらない方は
もちろんのことですが、出来ない、
ついていけない方に対しても、
風当たりが強まっていく可能性が
高くなります。

特に私立校・中高一貫校に関しては、
より良い環境、進路、選択肢を
『与えられた』“にも関わらず”の
結果として、捉えられることになると
思いますので、逆風は厳しいものと
なると予想されます。

それも、生徒個人の資質、性格というよりも、
失礼ながら、親御さん、ご家庭の方の、
しつけ、教育方針、家庭内環境などまでも、
問いただされる世の中になっていくかと
思われます。

よく書いておりますが、お子さんを、
私立校・中高一貫校へと入学させた、
親御さん、ご家庭の方は、少なからず、
というよりも、かなりの部分で、
お子さんの人生に、『関与』『介入』したと
いうことになります。

その責任を負うことまでを含めて、
考えての教育指導、進路選択を、
行えたかということが問われることに
なると思います。

個人的には、中学、高校と進学し、
自我を目覚め始めたのであれば、
全ては自己責任かとは思いますが、
世の中が、世間が、そうではないと
問い正すようになってしまうと、
親御さん、ご家庭の方の責任とまで、
なってしまう可能性は高まるかと
思われます。

私立校・中高一貫校の場合、
このことが、少なからず、いえ、
ある意味、大いに関わってくるからこそ、
親御さん、ご家庭の方の判断は、
『問題が起きた時』により一層に
問われることになると思います。

そういったことを避けるためとは言いませんが、
今回の事態によって、起きたことも含めて、
よく考えて、今後に対応しておくことを
オススメします。