私立校・中高一貫校生専門アルファ
私立校・中高一貫校生専門アルファのブログ。講習のお知らせや日頃の勉強について、基本的に毎日書いています。






失礼ながら、ほとんどの学生の皆さんにとって、
一学期中間テストは、“お試し”感覚だったと思います。


新学年になって、意気込みはあったかもしれませんが、
新しく習う・覚える単元、新しい先生、テストの傾向など、
試し試しの連続で、なかなかうまくいかなった。


それでも、気持ち的には、気分的には、
前学年よりは、真剣だった、本気だったというかもしれませんが、
心のどこかで、「最初の定期テストだし」「まだまだ(定期テストは)あるし」と
思ったはずです。


「最初のテスト」「まだまだある」、
これは“事実”ですから、そう思わない方はいないと思います。


頑張った結果としてそうなった、あるいは、そうなってしまった方は、
この二学期中間テストは“3回目”あるいは“4回目”のテストであること、
そして、残りは二学期期末テスト、学年末テストの2回しかチャンスがないことを
意識すれば、この二学期中間テストの重要性に気付くと思います。


そして、一学期よりは、気を引き締め、緊張感を感じ、テストに集中できると思います。


問題なのは、上記の“事実”を、勘違いして、この二学期中間テストも、
夏休み明けの実力をお試し、“もし”悪かったら、
二学期期末テスト、学年末テストで挽回と考えている方です。


学校の先生は、そろそろ本気で苦言してきます。


一学期の結果が出ている以上、親御さんは
点数の上がった下がったには敏感になってきます。


5回、ないしは6回ある定期テストの折り返し地点ですので、
このテストの重要性は改めて言われなくともわかっていると思います。


もう“お試し”のテストではありません。


学年が上がって、勉強の内容が難しくなってきた、
部活動や委員会、学校行事が盛んになって忙しくなってきた、
なんていうのはお構いなしです。


そういうことは前の学年でも“経験”してきているはずです。


学年が上がれば上がるほど、その意識も、言い訳も通用しません。


二学期中間テストのことをよく考えて下さい。


そうは言われても、なかなか“意識”できないという方は、以下のことを調べて、
“確認”して下さい。


まず、これはよく知っていると思いますが、各学校で、各教科での“赤点”ラインを
調べてください。知っていれば、その点数で次の計算をして下さい。


赤点×5~6回(定期テストの回数)=進級・進学最低ラインの点数


その計算して出た点数から、一学期2回のテストの合計点数を差し引き、
残りの点数が、最低でも、二学期中間・期末テスト、学年末テストで
取らなければならない点数となります。


この際、クラス平均、学年平均などは一切考慮しないで下さい。


よく、クラス平均が低いから、学年平均が低いから、大丈夫という
理屈を言われる方もおりますが、絶対評価の学校で、各教科の先生が本気になったら、
その教科において、クラス全員を不合格にすることだってありえることです。


平均の点数で物事を考えていいのは、その平均点より上の点数を取り、
かつ赤点を回避している方だけです。


一学期に点数を落とした方、赤点だった方は、あくまでも上記の
計算をして下さい。


具体的に例を出しますが、例えば、赤点のラインが50点だとしたら、
5回の定期テストで最終的に取らなければならない点数は、累計250点です。


一学期赤点を取って、2回のテストの合計が、80~90点だった場合、
残り160点~170点を3回のテストで取らなければなりません。


これを残り3回で割れば、55点~60点は“取らないといけない”ことになります。


ここでさらに勘違いというか、思い違いをしている方は、この残り点数から、
さらに“平常点”を差し引いて、それを3で割るといったことをされます。


“平常点”もまた、平均点同様、考えないで下さい。
単純にテストの点数で考えないと、計算違いをして、
それでも点数が足りないということになります。


そもそも、“平常点”はとって当たり前と考えている学校、先生が多いわけですから、
その平常点をあてにして、“定期テスト”で取らなければならない点数の想定を下げるなどは、
あまりにも自分勝手過ぎます。


万が一、十数点、数点下がってしまった時、平常点で救われるかも程度に考えなければ、
平常点がいくら高くとも、テスト全体の累計点数が低すぎて、成績が下がり、不合格となり、
進級・進学できないということはざらにあります。


そうした上で、さらにこの中間テストで30~40点という点数を取った場合、
期末テスト・学年末テストで、60点以上の点数を取らなければならないという状況になります。


具体的に数字が出てくると恐怖に感じるかもしれませんが、
自分勝手な理屈や理論での、テストの点数のボーダー、最低ラインを思い込んでいると、
成績が下がり、不合格となり、早ければ中間テストを終えた時点で、
遅くとも二学期期末テスト後に進級・進学できないと“事実”を告げられることになります。


一学期のテストの結果が出た以上、二学期以降はこうした、“具体的”な点数の目標を、
設定を、出されているわけですから、二学期中間テストは『お試し』感覚で、
期末テスト・学年末テストで『挽回』すればいいや程度に考えないで下さい。


“こうした”ことをきっちりと考えておかないことが、
『危機管理出来ていない』といわれる原因となります。


二学期以降のテストは、一学期とは異なること、そして、取らなければならない、
点数が設定されている、目標とされていることに気付いて、行動し始めて下さい。


このブログでは何回も出てくるキーワードとなっておりますが、
中学生以降、テストの点数は「記録」されていきます、
「記憶」されるや「思い出」ではありません。


その「記録」されていることを自覚して下さい。


後々になって、自分は変わった、これから頑張る、だから許してよが通用しない、
「証拠」となって突きつけられるものとなりますので、気をつけて下さい。

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