N試作場

ジャンルにとらわれず、新しい組み合わせ、おもしろいことを考えていきます。

自称電波系青年の話を聞いてきた。

2011年02月19日 | ビジネス試論
久々に面白い人に触れた。

猪子寿之さん。

実は全く予備知識のないままトークイベントに参加。

会社のサイト
チームラボ株式会社

こんなお仕事も

百年海図巻 100 Years Sea


正確な筆記ではないのですが、こんなことを言っておられた。

人間のクリエイティビティは一人ひとりは、そんなに変わらない。
キャップをしちゃうんですね。これ言ったらマズイだろうとか…。


ブレストで、裸で踊るというアイデアを出して、それじゃダメだよという話になっても、
そこから別の方向に進んで、別の結果が生まれることもある。
でも、最初から、裸で踊るというアイデアを出したらまずいだろうと思って出さないと…

(表現は一部穏当なものに改変しています)

領土問題でも、あそこには資源が埋まってるんでしょ?
でも、それをどう守るかとかじゃなくて、
全く別の、そのことを気にしなくていい方法を考えるというか、
そっちの方向に全エネルギーを注ぐ。
例えば、もんじゅ。あれだけに集中して、もんじゅをいっぱい造っちゃうとか、
ソーラーパネルのすごいの作っちゃうとか、
そうすると、領土とか石油とか関係なくなちゃうでしょ。


自分よりいっこでも上の人の話は100%否定したほうがいいよ。
年齢で差別したほうがいい。



 *  *  *  *  *


こうして無理に文字にしても、
会場に行かないとあの感じは分からないだろうなあ。

昨日は、いい意味でフリーダムなトークでしたが、

きちんとしたプレゼンもされているみたいですね。
時間のあるときに見よう。

1/4 猪子寿之 デザイン特講 l DESIGN CHANNEL



自分のことを言うと、

なるべくキャップをはめずに生きてきたほうだと思っていたが、
日本的で古い体質の会社に片足を置いているので、

猪子さんみたいな人に触れると、
こういう知的興奮からは、ずいぶん離れたところで仕事をしているなと
思いながらの帰り道だった。

気が付かないうちに、
随分さびついてきている部分があるなと自覚しました。

でも、ネットの時代は、会社員としてのルールにも適応していきながら、
キャップをはずして生きていくことができやすいと思います。

変に悟らず(それも自分を規定するキャップになるので)、
まだまだ面白いことができるぞ、待っているぞと、
未来に希望と楽しみを持ちながら生きていきたい。