N試作場

ジャンルにとらわれず、新しい組み合わせ、おもしろいことを考えていきます。

古いものとか新しいものとか、ドメスティックとかグローバルとか

2012年07月16日 | 日記
半日時間をもらって学びに出かける。
いつもながら奥さんには感謝。

まずは、弥生美術館で大伴昌司展。

自分にとって、こんなに良い展覧会なのに空いているという
理想的なパターン。

今回は、ラフ原稿と印刷物になった実際の誌面を見比べるのが面白かった。

ラフ案通りに描いている画はあまりなく、
アングルやポーズなど、画家のセンスと解釈で変わっていた。

しかも、ほとんどがラフから発展して、さらに良く仕上がっている。

編集者と画家が、リスペクトあり、時にケンカありの良い関係だったのだろう。

ウルトラマンとか怪獣ものと違って、メカ的なものについては、
この部分は正確に描いてください…といった注文が書かれていたものもあった。

ジェームスボンドの秘密道具とか、乗り物とか、
これはもう大伴さんの想像の産物でフリーダムに書きまくってあるように見えたが、
当時は著作権とか気にせずやっていたのではないかと思われる。

著作権がうるさくなって表舞台からは失われてしまった面白さ、
子供のいたずら書きの延長みたいな、本人が楽しんで、のびのびしている感じが
心地よかった。

ただ、サンダーバードについては、何枚かに“I.T.P.承認済み”と書き込まれていたので、
ひょっとしたら許諾を得てのことだったのかもしれない。


あとは手書き文字の美しさ。

味のあるクラフトワークで、見ていると引き込まれる。
これだけに注目した企画展があってもいいかもしれない。


それから、個人的には、こういうのが好きだ。


からだじゅう武器だらけ!!スパイ野郎



円盤人の見分け方

地球人に変身したばかりのときは、
小指をよく曲げることができない。


 *  *  *  *  *


弥生美術館の後は、田村耕太郎さんのセミナー。

やっと著書が手に入った。そしてサインもしていただく。

来週も、田村さんと本田健さんのセミナーに参加するので、
その後で、まとめられるようでしたら、エントリーをアップしたいと思います。

近頃は、勉強すればするほど、セミナーに出たりすればするほど、
それだけではダメだな~と思うようになってきました。

人とのつながりを広げたり、新しい活動を始めたり、海外に行くとか、
何か実際の行動に移さないと…という思いが強まってきます。


最後に、今日良かったなと思ったのは、

一日の中で、古いドメスティックなものと、新しいグローバルなものを
体感したということ。

こういうギャップが新しい発想の種となります。