横須賀美術館は初めてでしたが、緑が多く、すぐ前が海。
建築も贅沢な造り。夏が似合う美術館。
コドモノクニと童画家たち(横須賀美術館・8月23日まで)
まずは『コドモノクニ』の表紙の展示。
デザイン上のいろいろな工夫がこらされていて見飽きません。
特に武井武雄のものがすばらしい。
次のコーナーで、味のある絵だなと思って画家の名前を見ると
亀倉雄策とあり、さて?と思ったのですが、隣の画が河野鷹思とあり
ピンときました。
タガヤス ニッポン/河野鷹思
彼らは、50年代のグラフィックなポスターのイメージしかありませんでしたが、
コドモノクニにも関わっていたんですね。知りませんでした。
さらに進むと、画家ごとのコーナーが。
原画の色に触れることができ、鉛筆の線の跡なんかも見ることができ、
来てよかったなと実感しました。
▲初山滋
参考出品として、かるたが4種類くらい展示されていました。
その中の『しくじりかるた』というのは、はちにさされたり、
ボールをおじさんにぶつけてしまったり、しくじってばかりいる
かるたです。
紹介しているひとがいました!
↓↓
かわいいへんてこさん
最後は、戦争の時代に入って、軍国主義に同調したものになっていったコドモノクニ。
▲土門拳・写真、亀倉雄策・レイアウト、菊岡久利・文。
ドイツノコドモタチハ
ドンナニ オクヮシガ
ホシクテモ
サトウナシデー ニハ
オサトウヲタベナイ
ガマンシテ
ドイツヲ ツヨクスル タメダ
イタリアノコドモタチハ
エンピツガ
ミジカク ミジカクナルマデ
ツカフ
…という具合に続いていく詩です。
* * *
「子どもの本・1920年代」(庭園美術館)という展覧会に行ったのが1991年。
美術館に習慣的に通いだす少し前で、美術館という空間にいるのが楽しくて、
あまりよくわからないながらも一生懸命見ていたような気がする。
「こどもパラダイス★~1920-30's 絵雑誌に見るモダン・キッズらいふ」
(弥生美術館)に行ったのは2005年。
そして今回の展覧会。
偶然もありながら、この三つを見られたことには何か縁を感じます。
* * *
その後、常設展をざっと見て、別館の谷内六郎館はスルー。
かにの国盗り物語/谷内六郎
美術館を出て海岸に行くと、そこには海の家、海水浴客。
暑くて爽やかな夏の午後でした。
「手のひらのモダン-『コドモノクニ』と童画家たち」展
建築も贅沢な造り。夏が似合う美術館。
コドモノクニと童画家たち(横須賀美術館・8月23日まで)
まずは『コドモノクニ』の表紙の展示。
デザイン上のいろいろな工夫がこらされていて見飽きません。
特に武井武雄のものがすばらしい。
次のコーナーで、味のある絵だなと思って画家の名前を見ると
亀倉雄策とあり、さて?と思ったのですが、隣の画が河野鷹思とあり
ピンときました。
タガヤス ニッポン/河野鷹思
彼らは、50年代のグラフィックなポスターのイメージしかありませんでしたが、
コドモノクニにも関わっていたんですね。知りませんでした。
さらに進むと、画家ごとのコーナーが。
原画の色に触れることができ、鉛筆の線の跡なんかも見ることができ、
来てよかったなと実感しました。
▲初山滋
参考出品として、かるたが4種類くらい展示されていました。
その中の『しくじりかるた』というのは、はちにさされたり、
ボールをおじさんにぶつけてしまったり、しくじってばかりいる
かるたです。
紹介しているひとがいました!
↓↓
かわいいへんてこさん
最後は、戦争の時代に入って、軍国主義に同調したものになっていったコドモノクニ。
▲土門拳・写真、亀倉雄策・レイアウト、菊岡久利・文。
ドイツノコドモタチハ
ドンナニ オクヮシガ
ホシクテモ
サトウナシデー ニハ
オサトウヲタベナイ
ガマンシテ
ドイツヲ ツヨクスル タメダ
イタリアノコドモタチハ
エンピツガ
ミジカク ミジカクナルマデ
ツカフ
…という具合に続いていく詩です。
* * *
「子どもの本・1920年代」(庭園美術館)という展覧会に行ったのが1991年。
美術館に習慣的に通いだす少し前で、美術館という空間にいるのが楽しくて、
あまりよくわからないながらも一生懸命見ていたような気がする。
「こどもパラダイス★~1920-30's 絵雑誌に見るモダン・キッズらいふ」
(弥生美術館)に行ったのは2005年。
そして今回の展覧会。
偶然もありながら、この三つを見られたことには何か縁を感じます。
* * *
その後、常設展をざっと見て、別館の谷内六郎館はスルー。
かにの国盗り物語/谷内六郎
美術館を出て海岸に行くと、そこには海の家、海水浴客。
暑くて爽やかな夏の午後でした。
「手のひらのモダン-『コドモノクニ』と童画家たち」展