陸自ヘリが下地島周辺で消息を絶って２週間が経過する。
しかしまだ行方不明者が全員発見されたわけでもなく事故原因は謎のままである。
先日も陸自の幕僚長が「忸怩たる思いだ」と述べていたがその通りだ。
いくら海底の状況がよくないと言えども平和な我が国の超近海のできごとなのに、と思ってしまう。
これでは我が国の防衛体制も余計に心配になるというものだ。
筆者は陸将クラスが搭乗するヘリに何故同伴機が付かなかったか、を疑問視している。
仮に幹部搭乗機に異常が発生しても同伴機がいれば緊急救難活動をしたりSOSを発信できたはずだ。
少なくとも事故現場は詳細に特定できた。
中国筋に攻撃されたなどと言う流言が出ることもなかったと思う。
そうそう、筆者はワシントンDCに滞在中にホワイトハウスのヘリポートに同型機２機が近づき1機だけが着陸した光景をいまだにハッキリ記憶している。
あれは単にテロ対策以外に緊急事態対応という側面もあったのだろう。
現下の日本の防衛費予算にもそんな余裕もないということだろうか。
つい先日県知事選、県議選があったと思ったら今度の週末は市議選である。
これが統一地方選挙なんだねぇ。(笑)
ただ市議選の場合は前者に比べ候補者も多いし当選ラインも低い。
選挙活動期間中に立候補者本人をダイレクトに目にすることが多いのも市議選ならではである。
昨日も近くの鉄道を利用した時の発駅でも着駅でも複数の立候補者が入り乱れて選挙活動を行っていたなぁ。
多くの運動員を従え笑顔を振りまく候補者、滔々と自説を論じ続ける立候補者、黙々とチラシを提示する候補者、など活動スタイルはまちまちだが有権者とこんなに近い選挙はあまりない。
しかしふと思ったのだが有権者側の反応が今一つなのだ。
演説に立ち止まる人もいなければチラシを受け取る人も数えらるほどだ。
そうそう、市町村によっては立候補者が議員定数に満たないところもあるようだ。
もう少し国民の政治に対する関心が高まらないといけない。
筆者は地方政治と国政はどこかで繋がっていると考えている。
ゆえに国政レベルで政権交代が見込める状況作りが重要なのだが・・・・、望むべくもないか。
野党はこの辺りを十分に認識しとりわけ野党第１党はその責任を感じて欲しい。
新宿・歌舞伎町に新たなエンターティン施設となる歌舞伎町タワーが開業した。
この場所はもともとミラノ座だったか、スカラ座だったか名前は定かではないが大きな映画館があったところだが経営する東急グループが巨費を投じてリニューアルしたものだ。
超高層ビルの上層階は超高級ホテル、低階層には夜通し営業される飲食施設やライブ施設等が配置される。
日本は夜間観光、ナイトエンターティント施設が少ないとされるが本プロジェクトはまさに一石を投じるものだ。
いかがわしさだけが目立つ歌舞伎町に対照的な夜間娯楽施設、これも一興だろう。
これを機にあの歌舞伎町も徐々に変化していくのか、それとも同一エリア内で共存していくのか興味深い。
政府が子育て支援に「異次元」という言葉を出して久しい。
そのこと自体になんの異存もないが言うからにはキチンと財源まで説明してほしい。
どの施策にはいかほどの予算が必要となり誰がどのように負担することになるのか？
増税になるのか、国債発行に頼るのか、保険料を上げていくのか、・・・それ以外に現在の予算を組みかえるという選択もあるだろう。
ただおいしいメニューだけ見せられて後で法外の請求書を突き付けられるのだけはご免蒙りたい。
それならそれで事前にごまかすことなく説明してほしいのだ。
少なくとも家計に対する影響が推測できる程度にね・・・。
どうも岸田首相の口から納得のいく説明を受けた記憶がない。
不祥事を起こした政治家の説明にはいつも失望ばかりである。
子育て支援政策は６月には全体像が公表されるというがその時には財源と使途をキチンと分かりやすく説明してくれるんだろうね？
安倍元首相襲撃事件の記憶が冷めやらないまままたしても遊説中の首相襲撃事件が発生してしまった。
今回は結果的に首相の身の上に危害が及ぶことはなかったがそれでもセキュリティ対策が十分でなく警護体制の不備を強く印象付けた。
使用された手製爆弾（？）の殺傷能力は現在分析中ということだから軽々に結論を出すことは控えなければならないが海外で見聞きするような威力のある爆発物であの至近距離であれば極めて危険である。
それにいとも容易く襲撃行為を許してしまうのも問題ではないか。
普段は平和なローカル漁港なのに、という言い訳は通用しない。
海外要人が多数来日するG7サミットも間近に迫った。
警察を始め関係部門、関係者はあらためて体制の見直し、再チェックをしなくてはいけない。
自覚はないかもしれないが心のどこかにまだ油断やスキがあるのだ。
もうこんな事件は二度と起こしてはならないと思う。
