陸自ヘリが下地島周辺で消息を絶って2週間が経過する。
しかしまだ行方不明者が全員発見されたわけでもなく事故原因は謎のままである。
先日も陸自の幕僚長が「忸怩たる思いだ」と述べていたがその通りだ。
いくら海底の状況がよくないと言えども平和な我が国の超近海のできごとなのに、と思ってしまう。
これでは我が国の防衛体制も余計に心配になるというものだ。
筆者は陸将クラスが搭乗するヘリに何故同伴機が付かなかったか、を疑問視している。
仮に幹部搭乗機に異常が発生しても同伴機がいれば緊急救難活動をしたりSOSを発信できたはずだ。
少なくとも事故現場は詳細に特定できた。
中国筋に攻撃されたなどと言う流言が出ることもなかったと思う。
そうそう、筆者はワシントンDCに滞在中にホワイトハウスのヘリポートに同型機2機が近づき1機だけが着陸した光景をいまだにハッキリ記憶している。
あれは単にテロ対策以外に緊急事態対応という側面もあったのだろう。
現下の日本の防衛費予算にもそんな余裕もないということだろうか。